エルメス、際立つ2ケタ増収 出店と投資で存在感
2025.11.26 06:28
提供:繊研plus

【パリ=松井孝予通信員】世界的低迷からの回復を待つラグジュアリーセクターで、仏エルメスは堅調な決算と積極的な投資で存在感を際立たせている。25年7~9月の売上高は為替を一定とした場合10%成長し、1~9月でも2ケタに近い増収を維持した。日本と米国がともに14%増と主要市場がそろって伸び、欧州や中国を含むアジアも底堅かった。主力のレザーグッズが2ケタ増で成長をけん引し、不透明な環境下でも実需の強さを示した。
安定した需要を背景に、この秋は販売網のリニューアルと新規出店が相次いだ。米国ではアリゾナ州スコッツデールとナッシュビルに進出し、中南米ではメキシコ市の店舗をリニューアルして販売環境を整えた。欧州では11月21日にベルギー西部クノックの店舗を拡張再オープンした。観光客と富裕層が集まる地域で、16カテゴリーを展開し、西フランドル地方での存在感を高めていく。

生産面では、仏シャラント県に24番目のレザーグッズのアトリエを開設。「ケリー」や「バーキン」をはじめ小物を生産し、260人の職人育成と300人の雇用創出を計画する。自社の職人育成機関と連携して地域の人材を採用・訓練する体制の下、メイド・イン・フランスと品質基盤の維持を図る。製品と販売の双方への投資は、不透明な市場で、メゾンの持続性を意識した戦略となっている。
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