

倉敷ファッションセンター 繊維マイスターの技能評価検定を初公開

一般社団法人倉敷ファッションセンター(岡山県倉敷市)は、繊維産業の技能承継を目的にした認定制度「繊維マイスター」で、その認定要件の一つとなる技能評価検定を9月、初めて公開実施した。ジーンズカジュアルメーカー、ベティスミス(同)の本社工場に勤務する若手社員2人が、縫製(ジーンズ製品)の1級と2級に挑んだ。
繊維マイスター制度は19年5月、繊維産業の技能承継の実現を目指し、岡山県の7団体で構成する繊維マイスター制度運用委員会が独自に創設。高い技能の伝承者をマイスター、技能承継者をプレマイスターに認定することで、スキルアップ、モチベーションや社内外の評価・イメージの向上、雇用主からのインセンティブ(報奨)付与、離職率低減などを目指している。
公開検定では、22年入社の川村波音さんが1級、23年7月入社の坂井出海さんが2級を受けた。今回は所定時間内に5ポケットジーンズ2本を丸縫いする試験内容。1級と2級とで時間や仕様は異なる。検定員と補助検定員が、作業態度から製品の寸法や仕様、出来映えなどまで、時間をかけて厳しくチェックした。
今回は当日に合否発表(通常は後日に連絡)をし、2人とも合格した。「たくさん練習し、落ち着いて臨むことができた。今後は後輩の技術指導も頑張り、工場の生産効率を上げていきたい」(川村さん)、「緊張もあったのか、ミシン針が2回折れたが、合格できてホッとした。これからもさらに技術を高め続けたい」(坂井さん)と、感想や目標を話した。


技能評価検定は、製品分野で今回の縫製、パターンメイキング、裁断、素材分野で製織、糸染め・製紐(せいちゅう)、染色・加工分野で染色、ジーンズ加工がある。繊維マイスターに認定されるには、技能評価検定の取得のほか、技術課題や品質改善に挑戦し実現する力など、工場や産地で取り組んできた実例の審査もある。ジーンズ縫製でマイスターになるには、ジーンズソムリエ資格認定試験の合格も必要だ。
繊維マイスターの被認定者数は、24年11月の認定式時点で129人。25年も新たな認定者が加わる予定だ。
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