

【室温を下げる】グリーン5選。プロが教える「涼しい部屋を作る」観葉植物選び
2025.08.15 17:05
まだまだ蒸し暑い8月。エアコンや扇風機を活用しつつ、さらに部屋を涼しくしたいなら、観葉植物を取り入れてみませんか。植物には、見た目だけでなく、実際に室温を下げてくれる効果があるのだそう。今回はオンラインで観葉がある暮らしを提案するブランド「アンドプランツ」から、植物が部屋を涼しくしてくれる理由や、選び方のコツ、おすすめの植物を教えていただきました。
見た目だけではない。観葉植物の涼やかさの理由

「蒸散」とは、植物が体内の水分を水蒸気として放出する仕組み。その水分が空気中で蒸発する気化熱により、周囲の空気が冷却され、打ち水のような効果が期待できます。
「光合成」では、植物が空気中の二酸化炭素を吸収。赤外線が当たると熱を持つ性質のある二酸化炭素を、植物が吸収することで温度の上昇が緩和されるのです。
涼しさを生み出す観葉植物選びのポイント

・枝葉が多い観葉植物
枝葉が多い観葉植物ほど、蒸散や光合成をよく行います。ただし枝葉が茂りすぎると、葉と葉が重なり合って光合成を阻害してしまうので、生育期の5~9月には剪定しましょう。
・多肉質な観葉植物
葉や枝などが多肉質な観葉植物は、植物体内に多くの水分を含むため、蒸散量が多くなります。水やりの頻度が少なくて済むので、育てやすいのも魅力です。
・枝葉のラインが細い観葉植物
細長い葉は、圧迫感がないだけではなく、さらさらと風に揺れます。その姿や音が、視覚的に涼を感じさせてくれます。
具体的にどんな植物がよいのか、アンドプランツのおすすめの5種類をご紹介します。水分が多く蒸散が活発な「サンスベリア」

葉に厚みがあり、乾燥に強いのが特徴です。多くの水分を葉に保っているため、蒸散による冷却効果が期待できます。水やりの頻度が少なくて済むので、初心者や忙しい方が取り入れやすいのもうれしいところ。
サンスベリアには複数の種類があり、とくに葉が細いファーンウッド・パンクやファーンウッド・ミカド、グラシリスなどは、見た目にも涼しげでおすすめだそう。
・適した置き場
直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内)最低10℃以上をキープ
・水やりのタイミング
春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水)
※暑さに強い反面、寒さには弱いので、冬は暖かい室内で管理しましょう根元や太い幹に水分をたっぷり蓄える「パキラ」

こちらも膨らんだ根元や太い幹に多くの水分を蓄える性質があり、蒸散量が多いため、涼しい空間作りに貢献してくれるでしょう。
一年を通して日当たりのよい場所に置けば、新芽がどんどん生長します。日中の気温が高い時間に日光浴させれば、光合成が進むうえに、成長も促せます。
・適した置き場所
直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内)。最低10℃以上をキープ
・水やりのタイミング
春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)一週間程度あけた後たくさんの葉が光合成をする「フィカス・ベンガレンシス」

生育期には多くの広葉を出すため、光合成の能力が高め。しっかりと光合成することで、より多くの二酸化炭素を吸収してくれます。
ゴムの木の仲間で、ゆっくり生育するので、初心者の方でも樹形を崩すことなく育てやすいのもポイントです。
・適した置き場所
直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内)。最低10℃以上をキープ
・水やりのタイミング
春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後風に揺れる葉に盛んな光合成が期待できる「エバーフレッシュ」

日中には開いている葉が夜には閉じる「睡眠運動」が特徴。夜間は水分の蒸発を防いでいるため、蒸散は期待できませんが、日中には一枚一枚の細長い葉が蒸散を活発に行い、光合成で二酸化炭素を吸収してくれます。
風で揺らめき、さらさらと音を奏でる姿にも涼を感じられるでしょう。
・適した置き場所
直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内)。最低10℃以上をキープ
・水やりのタイミング
春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後南国らしい姿と葉が揺れる様子が涼しげな「ココヤシ」

真上に伸びる細長い葉は、風で涼しげに揺れます。ヤシの木ならではの南国ムードも相まって、夏のインテリアにぴったりです。
乾燥に強いので、水やりは少なくてOKです。
・適した置き場所
直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内)。最低15℃以上をキープ
・水やりのタイミング
春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後
育て方のポイント

・日当たりのよい場所で(ただし直射日光を避けて)
多くの植物は、日当たりと風通しの良い環境を好みます。ただし、真夏の直射日光に当たると葉焼けしやすいため、注意が必要。直射日光が差し込む部屋では窓にレースのカーテンを取り付け、柔らかい光になるよう調整しましょう。
・気温は40℃以下に
観葉植物は暑さに強い品種が多いですが、40℃以下の環境で育てましょう。日本は湿度も高いため、40℃を超える場所では、暑さや蒸れで枯れてしまう恐れがあります。
・適切な時期に適度な肥料を
生育期の5~10月に、2か月に1度は置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えずに。
葉の量を増やして光合成効率を高めたい場合は、土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期をしっかり守ってください。
観葉植物で夏も快適な部屋に

植物が1つ加われば、部屋の雰囲気が変化します。見た目が軽やかなものを、適した場所に置いて世話してあげれば、涼しさや快適さが増していくはず。
アンドプランツのサイトでは、植物をおしゃれな鉢付きで購入できるほか、それぞれの特徴や育て方のコツもより詳しく紹介されています。ぜひ観葉植物と一緒に、暑い夏を乗り越えていきましょう。
writer / 凪
※記事の内容(本文・画像など)に関しては、許諾を得て掲載しております。
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