「カミヤ」26年春夏 ビンテージのリアル感と色気
2025.07.30 10:59
提供：繊研plus
「カミヤ」（神谷康司）は7月25日、東京都内で26年春夏向けのショーを単独で行った。ビンテージの加工をブラッシュアップしたアメリカンカジュアルをベースに、無骨で艶っぽい男性像を描いた。
着古したように、ボディーに白く当たりが出たフーディーやワークジャケットのセットアップ。ダメージ加工に当て布を施し、陰影のあるシルエットを強調する。足元はロング丈のレースアップスニーカーを合わせ、スクールボーイの軽やかな雰囲気に。ブルーのワークパンツは、ペイント加工に落書きのようなプリントを交えた。
古着と見紛うスタイリングを華やかに見せるのは、カミヤのロゴが入ったバンダナ風のプリント柄だ。色が抜けかかったインディゴ色のブルゾンやシャツ。その下には、柔らかな光沢と落ち感のあるハーフパンツ。ラフなストリートスタイルを軸に、品のあるテキスタイルを差し込み、色気のある一面を引き出した。
（須田渉美、写真は加茂ヒロユキ）
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