

《視点》夏企画のヒント
2025.05.07 06:23
提供:繊研plus

昨年の夏、扇子が便利だと気付いた。ハンディーファンに比べてコンパクトで、当たり前だが充電しなくていい。最近はモダンな柄が多く、選ぶ楽しさもある。
気象庁は先日、3カ月予報(5~7月)を発表した。平均気温は全国的に平年より高い見込み。5月から高温傾向で、6、7月は早いうちから真夏の暑さになるそうだ。
酷暑傾向は今後も続くと想定され、26年春夏向けテキスタイルの展示会も暑い夏対策が目立った。印象に残ったのは、日本古来の織物、絽や紗から着想を得たテキスタイル。
絽と紗はどちらもからみ織りの一つで、隙間のある薄地織物。夏用のきものなどに使われている。展示会では端正なデザインと高通気性はそのままに、羽織りとしてのシャツやブルゾン向けに訴求していた。
ある紳士服地メーカーは、50年以上前に開発した夏素材に非フッ素撥水(はっすい)加工を施して復刻させた。
扇子も、絽も紗も、日本伝統の涼の知恵。昔からある物作りや企画が改めて夏のファッションのヒントになっている。
(坂)
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