

「グッチ」 アーティスティックディレクターにデムナ氏
2025.03.14 10:20
提供:繊研plus

【パリ=松井孝予通信員】仏ケリングは3月13日、傘下「グッチ」の新アーティスティックディレクター(AD)に、「バレンシアガ」の同職にあるデムナが7月初旬に就任すると発表した。グッチの再構築を担う重要な人事として、業界および市場関係者の間で注目を集めている。
グッチは2月、ADを務めたサバト・デ・サルノとの契約終了を発表。同メゾンの伝統的コードの再解釈を試みたが新鮮味に欠け、商品供給の遅れも響いた。グッチの24年売上高は前年比23%減の77億ユーロに落ち込んだ。
デムナは15年よりバレンシアガのアーティスティック・ディレクターを務め、構築的なフォルムと社会的視点を融合させたクリエイションで評価されてきた。近年はブランドの成長が鈍化していたが、依然としてファッションにおける影響力は大きい。
ケリング会長兼CEO(最高経営責任者)のフランソワアンリ・ピノー氏は、「グッチが今必要としているのは彼の創造力だ」と述べ、同ブランド開発副CEOのフランチェスカ・ベレッティーニ氏も「文化への鋭い感度と構想力を備えた人物」と語り、強い信頼を示している。グッチのステファノ・カンティーノCEOも「ブランドの象徴的遺産を尊重しながら、現代的に昇華させることができる」と期待を示した。
仏紙ル・モンドは、グッチADの人選が、グループ全体の戦略に関わる重要課題であることを示す動きとして、任命発表と同時に速報した。
デムナは7月6日のバレンシアガのオートクチュール・ショーを最後に退任し、その後グッチに合流する。後任人事は未発表。
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