

<わたしの幸せな結婚>甘水直が屯所を襲撃、恐ろしい異能力に「どうやったら勝てるんだ…」と視聴者戦慄

TVアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週月曜夜10:30-11:00ほか、TOKYO MXほかで放送/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)の第十九話が2月10日に放送された。異能心教の教祖・甘水直が屯所を襲撃。その恐ろしい異能の実態が明らかになると同時に、新が見せる不穏な表情に視聴者から心配の声が上がっている。(以下、ネタバレを含みます)
「わたしの幸せな結婚」とは
原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計900万部(2023年9月時点/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、TVアニメ第一期は2023年7月から9月にかけて放送され、色彩豊かな美しい映像とドラマチックな音楽、実力派声優陣の真に迫る演技が熱狂を呼んだ。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・斎森美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・久堂清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。
アニメ始まって以来のショッキングなシーンに戦慄
帝が拉致される事件が発生。その現場を目撃した新(CV:木村良平)から報告を受け、清霞はすぐに駆けつける。ところが、それは異能心教の陽動作戦であり、清霞が離れている隙に甘水直(CV:内田夕夜)が屯所を襲撃していた。
甘水の狙いは美世であり、護衛についた隊員たちは必死に守りを固める。そんな彼らを言葉巧みに惑わせていく甘水。何よりも混乱を生じさせたのは、裏切り者の存在だ。結界を細工して、甘水に侵入を許した人物。それはなんと、薫子(CV:戸松遥)だった。
いきなり衝撃的な展開だが、薫子は自ら積極的に協力したわけではない。道場の師範である父を目の前で甘水にいたぶられ、従わざるを得なかったという。ところが、甘水は白を切り、つい先日、薫子の父に稽古をつけてもらったと証言する隊員も。薫子の様子を見るに嘘をついているようには思えない。
以前、新は甘水の異能について「我々が五感で受け取り、脳内で処理する情報のなにもかもを操作できる」と説明していた。おそらく、甘水はその異能で薫子に父がいたぶられる幻覚を見せたのではないだろうか。
「今、見えているものは君たちの主観でしかない。君たちの信じるものは本当に正しいのか?」と甘水は隊員たちの心を揺さぶる。自分が見ているものが現実なのか幻なのか、分からない状態というのは想像しただけでも恐ろしい。
おかしくなりそうな精神状態の中、幻覚に侵された隊員たちはお互いを攻撃し合うように。本作始まって以来、最もショッキングなシーンとも言え、視聴者からは「甘水直のチート異能がヤバ過ぎる」「使われているところを見たら本当に恐ろしい能力だ…」「どうやったら勝てるんですかねこんなの」という声が上がった。
異能のレベルはもちろんのこと、身体能力も高く剣戟に長けている甘水。薫子も立ち向かうが力及ばず、大怪我を負う。その光景を見て、美世はつい最近見た悪夢が予知夢であったことに気づくのだった。
新の苦しみに漬け込む甘水。新の選択は?
護衛の隊員たちが皆やられてしまい、絶体絶命のピンチに立たされた美世。しかし、そこに清霞が現れ、甘水はあっさりと逃げ帰っていく。清霞が駆けつけるまで、美世は甘水に屈さず、強い心で立ち向かおうとしていた。
その毅然とした態度を目の当たりにした百足山(CV:前野智昭)はこれまでの美世に対する態度を謝罪。「あなたは本当に勇気ある人だ」と美世を讃える。そして、これからは人を性別や血縁などで判断するのではなく、堂々と実力主義を謳える組織にしていくことを誓うのだった。
そんな百足山や清霞が上層部に掛け合ってくれたおかげで、薫子は処分を免れる。だからと言って、薫子の罪悪感が消えたわけではない。旧都へ戻ることになった薫子は、美世にこれから時間をかけ、罪を償っていくと告げる。「償い終わったら、また友達になってくれますか?」という薫子の言葉に、「私でよければ」と返す美世。お別れは寂しいが、二人の友情が壊れなくて本当に良かった。
一方で、暗い表情を見せるのが新だ。薄刃が甘水に加担しているという噂を払拭するために、一人で事件後も捜査を続けていた新の前に突如姿を現した甘水は「異能心教に入らないか?」と誘うのだった。
幼い頃から、異能者の抑止力となるのが薄刃の役目であると祖父・義浪(CV:廣田行生)に言われて育った新。そのため、他の異能者と親しくすることを禁じられており、友達を作ることもできず、寂しい思いもしたのではないか。そんな新にとって心の支えだったのは、「夢見の巫女」を命がけで守るという使命だったのだ。しかし、ようやく現れた「夢見の巫女」である美世は自分ではなく、清霞によって守られている。
そのことに対する薄暗い気持ちに漬け込むのが甘水だ。美世の母・澄美の婚約者候補だった甘水。しかし、澄美は家を存続するために斎森家へ嫁いだ。大事な人を“奪われた”という意味で二人は似ており、甘水は「悩み事なら僕が一番わかってあげられるよ」と新に甘い言葉をかける。
果たして新の選択は……というところで今回は幕を閉じた。不穏なムードを漂わせる展開に、視聴者からは「新が闇落ちしてそうで、怖いんだけど」「大丈夫だよな新?」「裏切ってない………ですよね!?」と心配する声が上がっている。
◆文/苫とり子
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