ナイガイ BtoCシフトを加速 EC、直営店に積極投資
ナイガイは25年度(26年1月期)から3カ年の第6次中期経営計画を、30年度に掲げる長期目標達成のための「ターニングポイント」(今泉賢治社長)と位置付ける。小売り事業に人材を含めて積極投資し、BtoC(企業対消費者取引)シフトへアクセルを踏む。機能商品の開発にも力を入れる。
第4次はコロナ禍、第5次は急速な円安進行により守りの経営を余儀なくされたが、事業再編などを進め23年度に黒字転換した。24年度も黒字を確保できる見込みだ。
小売り事業は特にECに注力する。ナイガイ単体のECがこの1年で売り上げを急激に伸ばし、3年で2倍の10億円となった。卸売り商品とは別にEC市場に狙いを定めた企画が奏功した。主力のライセンスブランド「ポロ・ラルフローレン」も百貨店卸とECで全く企画を変え、登山や着圧など様々なカテゴリーでECオリジナルを投入している。デジタル人材の登用も進んだ。来年度は商品開発からSCM(サプライチェーンマネジメント)まで、全てEC部署が独自に担う。新中計では売上高15億円、30年度には30億円を目指す。
現在都内に3店を構える直営店は、売上高2億円から3年で10億円、30年に30億円を計画する。まずは、タビオとの協業ショップを含む2、3業態で少しずつ店舗を増やし、成功事例を積み上げることに集中する。28年度から出店を加速し、30年度に40店を計画する。
商品はNBの育成に力を注ぐ。府中店では接客や売り場編集が寄与し、フェムテック・フェムケア商品の「整」(ととの)が売れている。直営店の拡大で、仕掛けたい商品をより効果的に打ち出せると見る。フェムテック・フェムケア、介護関連といったソリューション型の機能商品をはじめ「幅広い年代に長く支持される商品作り」をさらに強化していく。今春には「ナイガイパフォーマンス」の新商品を発表予定だ。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
髪のめぐりに思うこと 誰かに助けられている(歌人・東直子)繊研plus
-
日本人が投げて韓国人が守る「ドジャースは韓日連合軍だ!」と韓国メディア大興奮東スポWeb
-
DeNA 南場オーナーが新人9選手を前に「母性の笑顔」本社訪問で自撮り集合写真 ルーキーがビックリのグループ企業も説明デイリースポーツ
-
鬼のマナー講師、神田愛花を嫌みで一蹴「バックスタイル、バッチリでした」の真意にスタジオ騒然デイリースポーツ芸能
-
阪神 ドラ1伊原がぶっちぎり1位 新人合同自主トレ恒例3000メートル走でトップ譲らずデイリースポーツ
-
キム・カーダシアンがメラニア夫人の写真をSNSで共有 SNSで「ついに正体を現した」の声東スポWeb
-
【穴埋めクイズ】美術の授業を思い出して!空白に入る文字は?Ray
-
井上尚弥 キム戦は波乱の予感?「予測不可能な危険」「弱点を見つけた」と海外メディア東スポWeb
-
マシンガンズ滝沢 天ぷら油の廃棄法と意外な利用法を伝授「キャンプの着火剤に」東スポWeb