丸和ニット 国内外で販促を積極化
2025.01.09 12:30
提供:繊研plus
和歌山丸編み産地のニッター、丸和ニットは国内外での販路開拓に力を入れる。欧州やアジアでの展示会参加や、地元でもPR活動を推進する。
同社はこれまで、日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)の「J∞QUALITY(Jクオリティー)・ファクトリーブランド・プロジェクト」に複数回参加。イタリアや香港などで丸編みと経編みを融合した独自の生地「バランサーキュラー」を使ったテキスタイルなどを披露してきた。回数を重ねるごとに、問い合わせも増えている。「爆発的な効果はまだないが、認知度向上のためにも出展を継続していく」(辻雄策社長)方針だ。
これまでは欧米ブランドを意識した提案が中心だったが、24年9月に県が実施するASEAN(東南アジア諸国連合)進出プロジェクトに参加し、タイを視察。バランサーキュラーを使ったスーツが現地の貿易局長の目に留まり、その後同社の工場を訪問した。1月には現地の商談会への参加も予定し、新たな市場の開拓に乗り出す。
国内では24年8月に、県内のニット生地染色加工の貴志川工業、縫製工場のオランジェと共同で、和歌山県立美術館で展示している建築家の黒川紀章氏の建築物をモチーフにしたニットTシャツを制作。22年に解体された中銀カプセルタワービルの1カプセルであるA908の保存プロジェクトの一環だ。A908を元に作成したロゴを、丸和ニットが編み込んで、ソーピング工程から縫製までを一貫して県内の工場で手掛けた。
コロナ禍の20年に開設した自社内のショールームの認知度も高まっている。地元住民を中心に、業界関係者などが訪れ、実売にもつながっている。今後も国内外での情報発信を推進する。
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