「カラーマナーズ」代表 入江隆行さん 多様な表現活動で愛を伝えたい
英ロンドンで活動してきた音楽・アート・ブランドのプロジェクト「カラーマナーズ」は数年前から日本に活動拠点を移し、今夏から百貨店での期間限定イベントに力を入れている。独特な感性のカラフルなデザインの雑貨を中心にファンを増やしている。同プロジェクト代表の入江隆行さんに活動への思いや今後のビジョンを聞いた。
(大竹清臣)
運命的な出会い
同プロジェクトは入江氏がロンドンでアーティストのエリイ・Tさんと出会い、13年に2人のユニットで音楽を中心に路上パフォーマンスを始めたのがきっかけだった。入江さんは両足が先天性内反足で、幼少期は好きなスポーツができず、絵とピアノに専念。10代半ばで完治し、京都工芸繊維大学に入学した。ロンドンに語学留学した際に欧州をストリート画家と音楽家として周遊していた。
「プロジェクト共同設立者となるエリイ・Tさんとの出会いは運命的。自分が身体的につらい思いをした経験を話すと、精神的にしんどかった学生時代の思いを打ち明けてくれた。別々の人生を過ごしてきた2人だが、音楽やアート、ファッションなど好きな世界は共有していたので新たな活動に踏み出せた」と振り返る。
カラーマナーズは「全ての壁を越えリスペクトし合った世界」という意味が込められており、プロジェクトロゴの「アースアイ」は「地球の目から愛があふれる」ことを表現した。ロンドン時代には路上で70カ国1000人超と作成したアートブックをはじめ、子供の支援団体に協力したり、保護猫活動をした。コスチューム作り、ロックフェス参加、レコーディングなどもした。「世界観は一つだが、音楽・アート・ブランドなど多様な方法で表現しており、どこからでも楽しんでもらいたい」と話す。
全国でイベント
日本では18年に開いた東京・渋谷の商業施設でのイベントを皮切りに、雑貨ブランドを軸に全国の百貨店で期間限定イベントを開いてきた。6~10月は西武渋谷店に長期の期間限定店を開設していた。雑貨ブランドはエリイ・Tさんが描いたカラフルでポップなグラフィックをテキスタイルにしたバッグやポーチ、クッションカバーやストールなどのライフスタイルグッズを販売している。アパレルにも挑戦するなどアイテムを広げる予定。今後は「クリエイションに集中するため、ブランド運営をしてくれるパートナーを探すとともに、ライセンスラインも計画している」という。
今夏に楽曲第1弾を発表。ティックトックを含めたデジタル配信にも力を入れるなどアーティスト活動を重点にしていく。今秋にはエリイ・Tさんがイラストを担当した『ベビーブック』(小学館)も発売された。「これからも自分たちが子供の頃に勇気づけられた音楽やアートなどのカルチャーを多くの人に届けていきたい」と強調する。
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