《めてみみ》時給1500円時代への備え
2024.08.28 06:24
提供:繊研plus
出張やプライベートで海外から帰国した人が異口同音に話すのは海外の物価の高さ。この間の円安による割高感も加わって滞在費はかさむ一方だ。JTBの調べによると、7月半ば~8月末の海外旅行者数は175万人。前年比1%増だったものの、コロナ禍前の約65%にとどまっている。
円安や原燃料高に加え、大きな要因となっているのが各国での人件費の上昇だ。時間当たりの最低賃金を見ると、オーストラリアの2500円、イギリスの2200円などはいうにおよばず、韓国も1100円とすでに日本を超える水準。トルコ、ミャンマーなどの国々も多くが上昇局面。世界的な潮流は止まらない。
日本はまだ全国の加重平均で1004円。岩手県は893円、奈良県は936円、東京都は1113円と差はあるものの、10月以降は軒並み50円上がる。既に政府は30年代半ばまでに1500円まで引き上げたい意向を表明している。
パート社員を数多く抱えるある繊維企業の社長は、「30年代半ばどころか、もっと早いかも知れない」と読む。時給が1500円になった時の人件費総額はもちろんのこと、省力化機器の導入、販売価格の変更などの想定を始めたが、「要はビジネスモデルの全てを見直さないとだめ」という結論。企業規模の大小を問わず、シミュレーションだけは急いだ方が良さそうだ。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
茂木敏充氏は石破茂総裁から「まったく無視されている」田崎史郎氏ブッ込み「何の連絡もないと」直接証言デイリースポーツ芸能
-
田崎史郎氏「石破氏が高市氏にやられていることは、自分が安倍さんにやったこと」総務会長打診も固辞は2014年の再現説デイリースポーツ芸能
-
「虎に翼」超重要キャストがまさかの未視聴だった「思う所があり観ていませんでした」最終回迎え一気見突入デイリースポーツ芸能
-
“大尊時代”はやって来るのか 圧倒的数字が示す大の里&尊富士の強さ 両雄が何度も賜杯を争う未来デイリースポーツ
-
橋下徹氏、石破氏へ「筋論」連呼で早期解散を危惧 総裁選では慎重派だったのに「世論って一気に変わる」デイリースポーツ芸能
-
西郷真央 米ツアー日本勢トップの4位…初Vには届かず「もったいないパットが多かった」東スポWeb
-
大谷翔平驚異のドジャース1年目 ロバーツ監督「私が最も驚いているのは…」【一問一答】東スポWeb
-
“HELLO NEW ME”がテーマ。SHIROがホリデー限定オードパルファン、ボディローション発売マイナビウーマン
-
【ヒット曲クイズ】歌詞「誰にも目指している ゴールがある」で有名な曲は?あのドラマの主題歌!mamagirl