撮影/西邑泰和

本田真凜、プロ転向から俳優デビューまでの激動1年半「やりたいことがたくさんあります」

2025.08.30 11:03
提供:ENTAME next

2歳でフィギュアスケートを始め、数々の世界大会で結果を残してきた本田真凜。2024年1月に現役引退、プロ転向後はフィギュアスケートを中心に活動の場を広げ、キャスター、声優、俳優など様々なジャンルに挑戦している。自身の誕生日に発売した初の写真集『MARIN』も好評の彼女に、現在の生活や、俳優業への思いなどを中心に話を聞いた。(前後編の後編)

――プロスケーターになってからの生活はいかがですか?

本田 11月1日からアイスショー「Ice Brave2」が始まるのですが、それに向けての練習が始まっているので、スケートがメインの生活は変わらずです。小さい頃からアイスショーが大好きで、アイスショーに出たくて「試合を頑張ろう!」というような子どもだったので、「どうお客さんに届くかな」「どうしたら楽しんでもらえるのかな」とショーの構成を考えるのが楽しくて、充実した練習ができています。

——競技引退してから1年半以上経ちましたが、フィギュアスケート以外にも幅広く活躍されています。

本田 まだ1年半かという感覚がありつつ、久しぶりに写真集の発売記念会見(2025年8月23日)で一人でメディアの方々の前に立って、引退会見を思い出したんですが、すごく昔のことのように感じました。それぐらい充実した日々を送らせていただいていて、今回の写真集もそうですが、お芝居、キャスター、声優など、たくさんのことに挑戦させていただいています。自分がやりたいと思っていることを口に出して伝えさせてもらえたり、挑戦させていただけたりと恵まれた環境にいるのはありがたいことですし、もっと結果を出していけるように頑張りたいです。

――引退前から、これほど幅広い活動をすることは想像していましたか?

本田 それまで毎日スケートをして、休日もスケートのためにあるような生活だったので、次に何をするか考える余裕がなかったというか、あえて考えないようにしていました。現役時代は、次の試合でこうなりたい、何点を目指したいなど、目の前にある目標に向かって行動するのが第一。引退してから、次に自分がやりたいこと、将来どうなりたいかを考えるようになって、自分で全ての計画を決めていかなければいけないので、それが一番変わったところですね。自分から行動しないと始まらないですし、今はやりたいことがたくさんあって、それを形にしていくのが目標です。

――俳優デビュー作となる映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』が9月5日より公開になります。

本田 俳優デビューするのは不思議な感覚ではあるのですが、妹の望結が小さい頃から子役さんとして活動していて、子どもの頃は望結がセリフを覚えるための相手役を務めることもありました。望結の演技レッスンにもついて行くことがあったので、今回の映画で共演した鈴木福くんのことも知っていて、少しだけお芝居に馴染みがあったんです。それに、ここ数年はお芝居のレッスンにも通っていました。

――競技をやっていた頃からレッスンを受けていたんですか?

本田 そうです。俳優さんになりたいということではなく、スケートの表現の幅を広げたくて通っていたんです。なので、本格的にレッスンに通うようになったのは、今回の映画のお話をいただいてからです。初回のレッスンが衝撃的で、講師の方と1対1の空間で、「チンパンジーになってください」と言われたんです(笑)。自分を捨てるというか、チンパンジーになりきるのが面白くて。さらに「チンパンジーが脱走した飼育員をやってください」と言われて、面白い世界だなと思って、積極的にレッスンに通いました。

――実際に映画の撮影に臨んでみていかがでしたか。

本田 去年の夏頃に撮影したのですが、カメラに向かって演技するのもフィギュアと共通する部分がありました。たとえば目の前にカメラがあっても、あくまでお客さんの視線を意識することが似ていましたし、『カラダ探し THE LAST NIGHT』はホラー作品で逃げるシーンもあったので、体を使って表現するところも似ていました。表現することが大好きなので、毎日が楽しかったですね。何回も殺される役なのですが、実生活で経験できないですからうれしかったです(笑)。

――映画初出演のプレッシャーはありましたか?

本田 ありました。やっぱり違う界隈からの参戦ですし、アスリートと俳優って全く違うものなので、否定的な声があるということも理解していました。それでも良かったと言ってもらいたいから、かなり頑張りましたし、監督からも「本当に初めて?すごい!」と言っていただけたので、ちょっと自信にもなりました。

――俳優としての目標はありますか?

本田 アクションをやってみたいです。今回の映画にもアクション要素があって、体全体で表現するシーンはすーっと入り込めました。アスリートだからこそできる表現をお芝居でも活かしてみたいですね。スケート、お芝居、それぞれで活かせることも多くて、どちらの表現方法も広がると、自分にとってもすごくプラスだと思うので、両方頑張っていきたいです。

――体力面での強みもありますしね。

本田 映画の撮影も体力勝負だったのですが、全然いけました。本当に体力があり余っているんです(笑)。写真集の撮影でも、みなさんから「すごい」と仰っていただいたんですが、最後までバッテリー切れすることはなくて。体力と最後までやりきるという根性は競技をやっていたからこそかもしれません。

▽本田真凜1st写真集『MARIN』造本/A4判 オールカラー144P本体価格/2970円(税込)発行/講談社【電子限定カット付き】ページ数/オールカラー144P+限定特典8P価格/2970円(税込)発行/講談社

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