

【広陵高校】イジメがなくならない理由 古舘伊知郎は“日本語”の危うさを指摘「上から目線を生みやすい」
夏の甲子園で広陵高校が出場を辞退した件をめぐり、古舘伊知郎が「日本語の危うさ」について言及。「大人の責任」「高校野球だけではない」といった声も。

フリーアナウンサー・古舘伊知郎が11日、公式YouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』を更新。甲子園球場で開催中の「第107回全国高校野球選手権大会」に広島県代表として出場していた広陵高校が、1回戦終了後に出場を辞退したことに言及。「日本語の危うさ」について語った。
【動画】“日本語の危うさ”とは
2回戦以降の出場を辞退
広陵高校をめぐっては今年1月、硬式野球部の寮内で、当時1年生の部員に対し、上級生の部員らが暴力を行ったことが判明。学校側は広島県高野連を通じて日本高野連に報告。厳重注意を受け、当該部員を1ヶ月の公式戦出場停止処分とした。
しかし夏の大会については、主催側から出場を認められ、今月7日の1回戦で北北海道代表の旭川志峯高校に勝利した。
しかしSNS上では、明らかになった件以外にも暴力行為があったとの情報が拡散。学校への批判が高まり、野球部員の顔がさらされたり、無関係の生徒が脅されたりするといった事態もあり、今月10日に2回戦以降の出場辞退を発表していた。
「古臭すぎておかしい」
古舘は「高野連も古臭すぎてダメですよね。後手後手ですよね。広陵高校も、しっかり第三者委員会を6月に立ち上げてやっている最中なのに、甲子園までずるずる行っちゃう。何とか乗り切ろうっていうのが見え見えですよね」と指摘。
「歴史と伝統をどんどん変えていかなきゃいけないわけだし、多くの専門家、あるいは一般の方も言っているように、高校生は気の毒ですよ。バスに乗って帰らなきゃいけない。悪いことをやっていない人はいっぱいいるわけだから。関係者にも迷惑がかかっているし...」とも。
さらに「広陵高校も、独裁が続きすぎ」として、野球部監督の息子が部長、妻が寮母、校長も監督の下で部長をやった経験があり、広島県高野連の副会長を務めている人物といった体制であることに触れ、「これは古臭すぎておかしい」と話した。
“上から目線”になりやすい
また、今回のような問題について「日本語が、ちょっと問題点をはらんでいる。日本語には危ういところもあるんです」とも語る。
日本でイジメがなくならないことについて、「日本語って上下関係が厳しいんですよ。英語圏のなかに“先輩・後輩”って言葉はないじゃないですか。先輩って英語に訳すと何なの? って。年の違いだけなのに、なんでそんなに敬い続けて『へへー』ってやるの? っていうのがあるじゃないですか。確かに日本語の概念で先輩後輩ってキツいわけですよ」と述べる。
「まず先輩ありきなわけじゃないですか。これは上から目線を生むわけですよ。先輩の言うことに全部従うっていう流れが、いまだに息づきやすいのが、野球部の寮のなかであったりもするわけじゃないですか」と言及。
「権力勾配を生みやすい」
一般企業でも、役職名で呼ぶことなどに触れ「先輩後輩、上司部下幻想が強すぎるんですよ、日本は今まで」とし、日本語の話し方で「ものすごい上下関係を強いるじゃないですか。会社であっても学校であっても」と指摘。
「野球部なんて、全部じゃないですけど、名門古豪だからこそ革新的に時代に合わせた改革をしている学校もあるものの、名門古豪だからOBも昔かたぎでうるせえから、どんどん縦ノリで社会を変えずに、旧日本陸軍のような流れをくむかのような、先輩の言うことに全部従います、っていうことが、寮というクローズド空間で起きたりもするわけですよ。そういう意味では、日本語っていうのは権力勾配を生みやすい。そして疲れやすくストレスをためやすい。従って陰湿な下に対するイジメをしやすい構造だっていうことを、日本語の素晴らしさと同時に、我々は日本語の使い手として思っておかなきゃいけない」と語っていた。
「大人の責任」「高校野球だけではない」
古舘の話に、ユーザーからは「いまだになくならない学校や職場でのいじめ。高校野球だけではない」「このような閉ざされた縦社会を作ってきた大人の責任だと思う」「今まで『いじめ』という言葉を使って、甘やかし、ほったらかしてしまった我々日本人の責任でもあると思う」といった声が。
また、「上下関係というのは、責任というものが前提にあって成り立つものなんだと思いますよ。上下関係が悪いのじゃなくて、上に立つ者は下に続く者に対して常に見本となる立ち居振る舞いをするべきなのだということなのです。悪いのはそのことを理解せず、考えようともしない先輩と教えられない監督者です」との意見も見受けられた。
“日本語の危うさ”とは
https://youtu.be/cMu0kFJz3s0?si=UqWVZq4D6PNTRa_o
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
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