『神様、これはやりすぎです!』より

ケンカで屋上から落ちた衝撃で別人のようになってしまった幼馴染…複雑すぎる感情を持て余す話に「衝撃の展開過ぎる」の声【BL漫画】

2025.04.23 08:40
『神様、これはやりすぎです!』より

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『神様、これはやりすぎです!』(一迅社刊)の1エピソードを紹介する。作者の夜迄ねてるさんが、3月2日に「すきな男に意地悪しすぎて大変なことになった話」と添えてX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、夜迄ねてるさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

喧嘩の果てに、別人に変わり果てていた長年の喧嘩相手

中学2年生の時から何度も喧嘩をしてきた仲である正美と左合。それは現在も変わらないものの、左合は自分が悪かったことは1回もないと強く考えていた。ある日もまた、左合は正美のもとに怒鳴りながら訪れる。

自分の彼女と正美が浮気したことについて追及すると、へらへらとした態度で肯定する正美。正美のことを性格が終わっているクソだといいながらも、左合は「お前だけはこんなことしないって思ってた」と告げる。一方正美は「お前なんかと付き合ってる女に興味あっただけ」と言い放ち、左合を煽った。

屋上で取っ組み合いになった2人は、もつれ込んだまま階下へと落下してしまう。地面にたたきつけられるまでのわずかな時間、左合は自分の人生を振り返るとともに神様に向けて“最後のお願い”をする。その後、奇跡的にも助かった正美。しかし彼が左合の病室へ向かうと、そこには人が変わったように微笑む左合がいて…。

この重い感情を抱かせる漫画を読んだ人たちからは、「会話のテンポが気持ちいい」「顔が良過ぎる」「衝撃の展開過ぎる」「何をお願いしたんだろう」など、多くのコメントが寄せられている。

“落ちる”シーンを美しく演出し、描きたいという思い

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?

映画や漫画などで人が高い所から落ちるシーンに美しさを感じていて、自分も描いてみたいなと思い、そこから発想を広げました。どこから落ちてもらおうかと場所を探しまくってる時、なんだか自分が怖かったです。

――本作では、屋上から落ちる際にこれまでの人生を振り返るシーンが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

ありがとうございます。屋上から落ちるシーンは少しでも読者さんの印象に残ったらいいなと思って描きました。桜の花びらを頑張ってたくさん散らしたので見てもらえたら嬉しいです。あとは性格が変わる前の左合と変わった後の左合の表情にも差をつけるようにしています。性格が変わった後はなるべく表情を優しく豊かに描くようにしました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

Xに公開した試し読みの中では、左合がなるべく黙っていて欲しい事をデカい声で全部言ってしまうハチが気に入っています。(3ページ目と4ページ目です)ハチのような、バカだけどいい奴!ってキャラが好きなのですごく楽しく書けました。主要キャラ4人の中で多分1番性格がいいので彼が出てくると気持ちが少し浄化されます。あとは3話で出てくる左合と正美が自転車を2人乗りするシーンですね。背景は自分で撮りに行くことも多く、いつか漫画で使いたいなーと思っていた背景が使えて個人的には満足しています。

――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

何か一つでも、キャラのセリフや行動が印象に残るといいなと思ってお話を作っています。漫画を描きなれていないのでまだまだ勉強中です…。

――今後の展望や目標をお教えください。

強烈な漫画を描きたいですね。笑 あとは自分のペースで楽しく作品をたくさん作っていければ幸せです。いまメモ帳にあるネタを全て世に出すのが目標です。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

いつも応援してくださりありがとうございます!お手紙や感想、とても嬉しいです励みになります!左合は元に戻るのか戻らないのか正美は左合の王子になれるのか、なれないのか。ハチはまたデカい声で余計な事を言うのか言わないのか楽しみにしてもらえたら嬉しいです!頑張って最後まで描きます!

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