佐久間宣行氏、約20年間テレビマンとして支えられた言葉を告白「おぎやはぎの矢作さんが電話をかけてきてくれて」

2025.04.22 19:00

元・テレビ東京のプロデューサーで、現在はフリーのテレビマン・佐久間宣行氏がメインパーソナリティの「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が、4月16日にライブ配信アプリ「17LIVE」にて生配信された。生配信では番組収録の様子やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え、本編放送後のイチナナ限定アフタートークも見ることができる。

「矢作さんが『佐久間さん編集上手いね』って」

この日も黒いトレーナー姿で登場した佐久間氏は、おぎやはぎ・矢作兼についてのトークを展開。「この数カ月、人への優しさってのをもう一回改めて考えている期間だったんですね」と口火を切った佐久間氏は、「そう思っていた時期にギックリ腰になったから、人の優しさってやっぱり大事だなってさらにもう一回思ったんですけど」と振り返る。

そこから話題は、誰かを褒めることへと転換していき、普段人を褒めることが苦手で、お笑い芸人ら周囲の人たちからそれに関するクレームがよく来ていたことを打ち明けた佐久間氏。「先々週かな？雑誌の取材で、人生で影響を受けた言葉みたいなのを思い出して喋るっていう企画があって」と前置きし、「それで結局何にこの20年ぐらい支えられたかなって思ったら、やっぱりおぎやはぎの矢作さん(の言葉)」と告白。

その理由について佐久間氏は「初めて演出をやった『大人のコンソメ』(テレ東系)って番組で、自信の回が過去最低視聴率を叩き出して凹んでた夜に、知らない番号から電話がかかってきて…それが矢作さん」と説明を始め、「矢作さんがたまたまハワイかなんかから帰ってきて、録画でその回を観たらめちゃくちゃ面白かったから、マネジャーから俺の連絡先を聞いて、わざわざ俺に『面白かったよ！』って電話をかけてきてくれたの」と当時を思い返して、声を弾ませる。

「そのときの矢作さんの褒め言葉、『佐久間さん編集上手いね』とかっていろいろ言ってもらえたことに支えられて、俺、編集上手いんだって思って、20年間やってきたなって」と感慨深げに語る佐久間氏は、「俺がまずそれに支えられてるのに人を褒めてないのはおかしいなと思って、人を褒める月間みたいなのを設けた」と矢作への感謝と共に、自身の心境の変化を明かしていた。

「そういう(番組の)見方の時代に突入してるんだって」

今回のイチナナ限定アフタートークでは、テレビの宣伝の仕方についての話題に花を咲かせる佐久間氏。「最近ね、『ゴッドタン』(テレ東系)の過去の名作回がね、TVerに大量に出てるんですよ」と話し始めた佐久間氏は、「俺はうれしいなぐらいだったんですけど、いろんな若い人たちが『やっとTikTokとかYouTubeショートで見まくってたやつの伝説の本編が見られます！』って喜んでて」と驚きの声を上げる。

「これは違法だからさ、良くないことなんだけど。切り抜きは容認しないが、でもあるのは事実じゃん？」と違法アップロードへの注意喚起をした上で、「だから、そういう(番組の)見方の時代に突入してるんだっていう」とポツリ。佐久間氏は「それがちょっと新鮮で」と呟き、「そんな風な本編との出合い方があるっていうことは、テレビもさ、そういう時代に突入するのかなって。だから、番宣の仕方も変わってくるんだろうなって思ったっていう話です」と番組の宣伝方法も今後はSNSでのショート動画がメインになっていくのではないかと予想していた。

配信画面には、深夜3時過ぎにも関わらず、リスナーから「褒めるの難しいのわかる！」「矢作さん素敵すぎる…」「矢作さんのおかげで今の佐久間さんがあるのか」等のさまざまな温かいコメントが寄せられた。