餅田コシヒカリ、出版記念イベントで“もちダチ”たちと和気あいあい「しゃべりたくなったら、入って来て(笑)」

2025.04.22 18:00

餅田コシヒカリが、自身の書籍「やせなくたって可愛くなれる！ぽっちゃり女子のオシャレ教科書」(KADOKAWA)の出版記念イベント「“もちだ”と“もちダチ”のおしゃべりパーティー」を4月19日に開催。親友のアイドル鳥越をゲストに、大勢の“もちダチ”(＝ファン)とともにトークショーを行った。

出版記念を忘れて思い出トークで盛り上がる

バンタン東京校恵比寿５号館にて開催された当イベントは、岩手や福岡から駆けつけたファンがいるほどの熱量の高さ。とはいえ餅田の人柄なのか、当人の登場前から会場は柔らかい空気に包まれている。書籍のテーマが「ぽっちゃり女子に向けたオシャレスタイルブック」なだけに客席は女性で埋め尽くされるかと思いきや、男性もちらほら。年齢層は本当に幅広く、餅田が愛され芸人なことを改めて実感。案外、餅田と似た体型以外の人も多く、本人のファッションセンスや個人のキャラクターが好きな人も多いように感じた。

ステージに登壇した餅田と鳥越は、客席を見回して「すごーい！　いっぱい！　うれしい！」と大喜び。「ティーパーティーのように、みんなで楽しくお話できればいいな」という餅田に、「お客さんもしゃべりたくなったら、手を挙げて『ってかさー』って入って来て（笑）」と誘う鳥越。書籍を読んだ鳥越は「出てくるアイテムがプチプラなのがありがたいよね」と感想を伝える。「だって、高いものは買いたくないじゃん！」と本音を隠さない餅田。「プチプラでいろいろアイテムを買って、オシャレを楽しみたいと思ったんだよね」という言葉には、客席から共感が生まれていた。

そこから、二人の縁に関してのトークが。同い年の二人は、芸歴的にも同期。初対面は餅田の事務所と、鳥越が当時通っていた専門学校のお笑い対抗イベントだった。そこでかなり意気投合し、二度目に会った時に餅田は鳥越に「二重に整形してるっしょ？」と指摘して、そう言われた鳥越は餅田を「超好き！」となったとか（笑）。仲良くなってからはしょっちゅう会うようになり、一緒に行ったカラオケで失恋直後の餅田は号泣しながら恋愛ソングを採点して歌い、「点数が低いよ〜」と嘆いていたという（それを見た鳥越は「泣きながら歌ったら当たり前じゃん！」と思ったそう）。当時の餅田の恋愛事情トークでひと盛り上がりしたあと、ふと「今日ってさ、本発売記念のトークイベントだよね？」（餅田）「そうだった！」（鳥越）と、我に返る二人であった。

質問コーナーでは、回答だけじゃなくお願いに応えるシーンも

後半は、お客さんのお悩みや質問に答えるコーナーに突入。「いつもネイルをキレイにされていますが、ネイルのテーマは？」という質問には、「ネイルサロンに行って、なんとなく頭に降りてきた色でお願いしています。あとはデザインをポップ系かクール系か、選ぶ感じ。バレンタインの時期だったらハートを入れたり、シーズンも意識するかな」という回答が。

この日、本人が履いていたla farfa SHOESのパンプスを自分も買ってみたいという人から感想を聞かれ、「めちゃくちゃ歩きやすいんですよ！　クッション性が本当によくて…。あ、私のこの靴を（実際に）履いてみます？」というまさかの言葉に、客席は笑いに包まれる。

質問はファッションに限らず、「仲のいい芸人さんや、面白いと思う人は？」という問いには、「同じ事務所の河邑ミクさんは、かわいいし面白いです。あと、森本サイダーさんも面白いですね」と答えてくれた。「久しぶりに『顔はカトパン、体はパンパン。餅田コシヒカリです！』の挨拶が見たいです」というお願いには、右・真ん中・左の三方向に向けて挨拶を見せてくれる大サービスも。挙手をした９人全員の質問に答えてくれた真摯さもまた、餅田の魅力だ。

トークショーが終わると、本人から直接手渡しで本を受け取れるサイン本お渡し会へ移行。餅田が準備している時間や手渡しの順番が来るまでの間、LAVEANGEのバックルストラップペプラムジャンスカとデニムウエストタックワンピース、fran de lingerieのランジェリー「GRACE soin」など餅田コラボアイテムの現物が見られたり、試着もできるコーナーが。さらには本人の手元に届くメッセージカードに愛を書き込めるメッセージコーナーなど、待機時間も飽きさせない心配りがうれしい。

本人が戻り、お渡し会がスタート。誰とでも、まるで友達のように話す餅田。誕生日が近かったこともあり、たくさんのプレゼントをファンから受け取る。そのたびに、「えーっ、うれしい！」と全身で喜びを表現する。ファンにとっても至福の時間だろう。体型をネガティブな要因にせず、むしろ前向きなメッセージを出す彼女のしなやかさと朗らかさは、たくさんの人に幸せをお裾分けしている。

撮影＝角田明子