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真逆のタイプなのになぜか気が合う…? 親友のお母さんと自分のお母さんが仲良くなっていく話に「尊すぎる」の声【作者インタビュー】
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コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『ヤングキングBULL (ブル)』(少年画報社刊)にて連載されている『大親友』の第三十七話『親友のママ友同士が百合になる話』をピックアップ。作者である漫画家の大島永遠さんが、2024年12月17日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、1万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では大島さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
“混ぜるな危険”な二人の出会い
三者面談をしているのは、主人公・木南陽奈とお母さん。担任の先生曰く、陽奈の第一志望である“紫陽花女子普通科特進”は、今の偏差値と内申点、模試の結果なら問題ないという。
さらに、先生はもう少し上を目指せると言われ、“杜若グローバル高等学校”を提案をされる。しかし、陽奈は笑顔で断る。仲良くしている北瀬紗月の第一志望を提案されて一瞬揺らいだが、陽奈は志望校を変えなかった。
三者面談が終わり、母親と話しながら廊下を歩いていると紗月が声を掛けてきた。また、紗月が陽奈のお母さんに気付いて挨拶をすると、「ずっと陽奈と仲良くしてくれてありがとうね」と嬉しそうな表情を浮かべる。
続けて、「いつか紗月さんのお母様にもご挨拶をって…」などと話をしていると、その背後から「カッカッカッ」と足音が聞こえてきた。
振り向くと、「ごっめーん紗月、ねぼーしたぁ!」と言って紗月の母親が現れ…。
この物語を最後まで読んだ人たちからは、「かわいい…」「真逆だからこそ仲良くなれるのかも」「尊すぎる」「良い関係性だな…」「ずっと仲良しでいてほしい」など反響の声が寄せられている。
真逆な二人の化学反応を描いた物語
――『大親友』第三十七話を創作したきっかけや理由があればお教えください。
『大親友』はそもそも自分の経験をもとに、中学生の二人の女の子が環境や性格、価値観が真逆でも友達になれる。友情の絆はその後お互いの環境やいる場所が変わったとしても変わらない…ということをテーマに描き始めた連載です。その後サブキャラであるそれぞれの女の子のお母さんも属性が真逆だな…と思い、この二人をぶつけてみたらどういう化学反応が起こるだろう?と描いてみたお話でした。
――陽菜と紗月の母親のことを「混ぜるな危険」と表現していることに笑ってしまいました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
絶対に相容れないであろう二人がどういう会話をするのか、また最初の第一印象は主人公である陽奈と紗月の出会いと同じように、片方が「この人最悪!」と思うところからスタートさせようと考えてました。
――母親たちが仲良くなっていく姿をみた陽奈と紗月が、自分たちと重ねている場面が個人的にお気に入りです。特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
プライドの高い陽奈のお母さんが「あーん」されたお肉を口にしたシーンはお気に入りです(笑)。おそらくそのあとの紗月母の笑顔を見て、陽奈母の壁が一枚剥がれたんだと思います。最初は紗月の母に遠慮して大人の対応をしていた陽奈母が、強い口調で「それは余計なお世話!」と言っているシーンは既に「本音で話せる仲」になってきているということで、そういう遠慮のない関係はたとえ口論していても結果的に分かり合える…というのをわかりやすく短いページで表現できたな、と思ってます。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
自分の過去から現在までの友人とのやり取りや出来事、喧嘩したこと、仲直りしたこと、その時その時のリアルに悩んだ感情を深く掘り下げる形で描いています。大人になった今の自分ではなく、当時の自分ならどういっていただろう?こういわれたらどう返しただろう?という目線は意識しています。「大親友」のキャラはどの子も私の中にたくさん散らばっている要素のひとつひとつを抽出して、大きく膨らませてキャラクター化しているので今のところ「このキャラは何を考えるかわからない」という部分はないので、「問題提起をされたらそれをみんなで話し合って解決に向けて動く」と、脳内学級会のような形でストーリーを進めています。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
連載開始時から、子供から大人になった後の話まで描きたい…!と始めた物語なので、年齢ごとのキャラの見た目の変化はリアルに描いていこうと思ってました。中1最初の頃の陽奈はダボダボのセーラー服ですが、中3の頃にはピッタリになっていたり、中学卒業という大きな節目の時には顔つきも大人っぽく変化させました。
――今後の展望や目標をお教えください。
2019年から始めたこの連載、現在物語の中の時間経過とほぼリアルタイムで進行する形になっています。「友情」が一つの柱になっている物語は多くあると思いますが、「友情」だけをとことんまで掘り下げ、女の子目線の人間関係の悩みを生涯にわたって描く…という作品はないかもしれないな、と思い、心理描写については色々な角度からアプローチできるよう努めていますし、今後もそこを軸に描いていきたいです。
現在高校生編を描かせて頂いてますが、ゆくゆくは大人、最終的にはおばあちゃんになった二人も描きたいとひそかに目論んでおります。ただ大人になったら学生の頃の友人との付き合いが当時ほど密ではないように、「久しぶりに会ったら変化している」という部分も含め、連載前半ほど濃厚なエピソードにはならないかもしれません。ただ、それでも二人は「大親友」であることには変わりありません。そのあたりもリアルに描写できればなと思っております。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
『大親友』は1〜7巻まで発売中です。陽奈たちと歳の近い読者さんは「あるある!」と共に友達関係、友情の参考書になれば、そして大人の方は昔を懐かしむ、あるいは子供を見守るような視点で楽しんで頂ければ幸いです。また、サイドストーリーとして陽奈母、紗月母の友情も進行しています。こちらは次に出る8巻でたくさん描写予定なので、ママ'sファンの方もご期待ください。
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