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小芝風花“瀬川”に心がギュッとなる…綾瀬はるか“九郎助稲荷”の言葉に視聴者共感<べらぼう>
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横浜流星が主演を務める大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第8回「逆襲の『金々先生』」が2月23日に放送された。蔦重(横浜)のために五代目瀬川を襲名した花の井(小芝風花)。切ない思いが反響を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます)
数々の浮世絵師らを世に送り出した“江戸のメディア王”の波乱の生涯を描く
森下佳子が脚本を務める本作は、18世紀半ば、町民文化が花開き大都市へと発展した江戸を舞台に、“江戸のメディア王”にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く痛快エンターテイメントドラマ。
蔦重はその人生の中で浮世絵師の喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝らを見い出し、また日本史上最大の謎のひとつといわれる“東洲斎写楽”を世に送り出すことになる。
蔦重の幼なじみの花魁・花の井(五代目瀬川)役で小芝風花、蔦重に影響を与える“希代の天才”平賀源内役で安田顕、幕府“新時代”を目指す権力者・田沼意次役で渡辺謙が出演。語りを綾瀬はるかが務める。
蔦重の吉原細見をきっかけに吉原に客が押し寄せる
第8回は、蔦重が手掛けた吉原の案内本、吉原細見「籬(まがき)の花」が評判となって吉原に客が押し寄せる一方、偽板の罪を償った地本問屋・鱗形屋(片岡愛之助)が新たな本で逆襲に出るというストーリー。
そんななかで描かれた花の井の思いが視聴者の関心を集めた。
蔦重の吉原細見は、懐に入れて持ち運びやすい薄さで、これまでの本の半値にした工夫以上に、花の井が花魁の名跡である“瀬川”を襲名したことを載せたのが評判の要因だ。瀬川の名前を載せて終わりではない。瀬川となった自分を見に来る客のために働かなければならない。それが吉原のためであり、何よりも思いを寄せる蔦重を「助太刀」することになるのだ。
蔦重も瀬川のおかげであることを痛感し、源内に「俺ぁ、何をすりゃぁあいつに報えんのか、考える時があります」と話した。すると瀬川の胸の内を知る源内は「いっそ、おめえさんが瀬川を身請けしてやりゃどうだい?」と言う。
身請けとは、客などが金を払って女郎の身の上を引き受けることで、多くの場合はその後に妻や妾となる。ただ、瀬川ほどの花魁であれば1000両はくだらない。いまの蔦重にそんな金を用意できるはずはない。
さらに「今まで惚れた女は?」と源内に聞かれると、「いやぁ、いねぇっすね」と答えた。そして「吉原もんは、その手の心根、抜かれちまうんっすよ。女郎には死んでも手を出しちゃなんねぇって、叩き込まれますし、誰かをてめえのもんにするとか、考えたことねぇっすね」と、何千という女郎がいる吉原で育った男ならではの考えを明かした。
多忙を極める瀬川を案じる蔦重
休む間もない瀬川。そんな瀬川にひどい客をつけないでくれと訴える蔦重だが、瀬川と同じ女郎屋の花魁・松の井(久保田紗友)は「自ら手を挙げた瀬川がきついのは自業自得。それより、その尻ぬぐいをするわっちらの身にもなってほしいものでありんす」と嘆くのだった。
その状況を憂う蔦重に、そば屋の主人・半次郎(六平直政)は「間夫(まぶ=情夫)はつとめの憂さ晴らし」と言う。瀬川を思い浮かべて「いなそうだな」とつぶやく蔦重。その言葉と、疲れ切った中で蔦重を思い出している瀬川の対比が切ない。
蔦重の鈍感ぶりはその後に極まる。
瀬川の切ない思いに気付かない蔦重に九郎助稲荷「バ~カ!」
鱗形屋の復活を知り、蔦重が地本問屋の仲間入りをする約束が果たされるのか心配した瀬川。蔦重は吉原の親父たちが対策を考えてくれていると安心させる。そして、瀬川へのお礼として一冊の本を贈った。
「俺、お前にはとびきり幸せになってほしいんだ。身請けされて、それこそ名のある武家の奥方やら、商家のお内儀やらになってほしいんだよ。お前ならなれると思う」。そのためにも贈った本を読んでおけばいいというのだ。
表情が一瞬で曇った瀬川。「重三にとって、わっちは女郎なんだね…。吉原に山といる救ってやりたい女郎の一人」と言うと、「けど、とりわけ幸せになってほしいと思ってるぜ」と蔦重。
蔦重のさらなる言葉に、瀬川は乾いた笑いをして「バカらしうありんす…」と、つらそうにつぶやいた。そして、あきらめからか、表情をパッと変えて立ち上がると「ありがとうござりんす。せいぜい読み込みいたしんす」と告げて立ち去った。
瀬川の様子に心がギュッとなる。そして蔦重の鈍感ぶりがもどかしい。そんな蔦重への思いを代弁してくれたのが、語りを担当する綾瀬はるかが劇中で演じる狛狐である九郎助稲荷だ。蔦重に「なんか、あいつ怒ってね?」と語り掛けられると、九郎助稲荷は憤慨した口調で「ば~か!ばか!ばか!豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ。せ~の、このべらぼうめ!」と言ったのだ。
視聴者からは「綾瀬はるか様ボイスのお稲荷様の暴言がかわいすぎたし全てにおいて完全に同意でした」「お稲荷さんも そら言うわ」「皆の心の大合唱だよ」「ナレーション最高」といった声が上がり、「#大河べらぼう」がトレンド1位になるなか、「べらぼうめ」や「お稲荷さん」もトレンドワード入りした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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