東啓介、30代へ向けて「今までとは違うんだぞと。体の維持を意識したい」20代最後のカレンダー発売

2025.02.22 14:28

俳優の東啓介が、2月22日に都内で開催された「東啓介カレンダーブック2025.04-2026.03」(東京ニュース通信社刊)の発売記念会見に登場。撮影中のエピソードやお気に入りカットなどについて語った。

20代最後のカレンダーで大人の色気も

4月27日(日)から上演のブロードウェーミュージカル「キンキーブーツ」への出演が決定しているほか、テレビドラマなど映像作品でも活躍する東。20代最後となる今回のカレンダーは、ナチュラルな大人っぽさの中にも遊び心が感じられる写真で構成されている。シルエットが美しいベスト＆スーツスタイルや、バイクが似合うレトロなサスペンダー姿、パステルカラーの幻想的なライティングと衣装が新鮮なカット、ブラックスーツで大人の色気を感じさせるカットなどが収録されており、さまざまな東の姿が見て取れる。

2月21日に発売を迎え、東は「毎年こうやってカレンダーを出させていただけてうれしいです。完成品を見て、新しい服装、シチュエーションで撮ったのものがこういう形になったんだと、率直にうれしかったです」と感想を。

撮影時の思い出については「撮影したスタジオが昔のバイクとか、車が置いてあったので、管理者の方に『これはこういうバイクで～』と説明していただいたりとか。撮影とは関係ないんですけど、僕も昔の車が好きなのでそういう交流ができたことがうれしくて。バイクも撮影で使わせていただきました。こういう交流はなかなかないので、うれしかったです」と振り返った。

ちなみにバイクの免許は持っていないそうだが、もし免許があったらどこへ行きたいか聞かれると「めちゃくちゃベタですけど、箱根とか熱海とか、距離的にもちょうどいいので行ってみたいですね」とほほ笑み、「カメラも趣味なので道中に写真を撮ったり、行った所のご飯だったり働いている姿を撮ったりとか、見返したときにあそこの街はこれがすてきだったなと振り返りたいので、運転も楽しみつつ、カメラも楽しみたいです」と、思いをはせた。

お気に入りカットについては7月のトランプを持ったカットを挙げ、「撮影したときにトランプを用意してくださっていて、これで何かできないかなとみんなで工夫し合っていて。投げたらいいんじゃないかとか、バサッとやったらいい感じに撮れるんじゃないかと試行錯誤していて。バサッというのは撮れてないけど(笑)、工夫して撮ったことが印象に残っていたので」と、撮れた写真だけでなく思い入れのある撮影だったことも理由であると伝えた。

表紙の決め手は「横を向いていても雰囲気があっていいなと」

また、表紙のカットを選んだ決め手については「今まで割と正面向きのものが多かった印象なので、横を向いていても雰囲気があっていいなと思ったのと、(衣装の)ピンクが年度始まりという気がするので」と明かしつつ、向きや衣装は違うものの表紙と裏表紙が似たポーズであることに触れられると「やっぱり(背が高いので)縮こまらないといけないという使命感にかられて…(笑)。(画角に)収まらないといけないのでおのずとこうなっちゃう感じですね」とちゃめっ気たっぷりに話し、笑いを誘っていた。

そんな東は7月に30歳を迎えるということで、今作は20代最後のカレンダーとなる。30代になる前に始めておきたいことを尋ねられると「先輩方から30代になると“動かない”とよく聞くので(笑)。体の維持については今までとは違うんだぞと、自分でも認識しておかないと何年かたった後に『本当に動けなくなっちゃった…』となると困るので、今から意識したいなと思います」と、しっかり体のケアやトレーニングをすることを誓っていた。

さらに、4月から始まる「キンキーブーツ」に向けて「まだ稽古に入っていないので、どんな感じになるのかは想像でしかないんですけど」とした上で、「世界からも愛されている作品ですし、新しいキャストになって、より面白い作品、いいなと思う作品を作り上げていきたいです。お芝居、歌、ダンスの要素もあるので、すべてにおいてレベルアップした姿を見に来てくださるお客様に届けたいなと思います」と力強く意気込みを語った。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)