第122回ドラマアカデミー賞で「海に眠るダイヤモンド」の主題歌、King Gnu「ねっこ」がドラマソング賞を受賞

＜ドラマアカデミー賞＞ドラマソング賞はKing Gnu「ねっこ」『戦後に思いを馳せつつ、現代を生きるための希望になる歌に…』

2025.02.21 15:00

2024年10～12月放送ドラマを対象に開催した第122回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞作・受賞者を発表中。ドラマソング賞は、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)の主題歌、King Gnuの「ねっこ」が選出された。(以下、ネタバレを含みます)

2つの時代をドラマチックに彩った「ねっこ」が受賞

同作は、野木亜紀子の完全オリジナル脚本で、高度経済成長期に石炭産業で躍進した長崎・端島と現代の東京を舞台にした物語。端島で育った鉄平(神木隆之介)と彼を取り巻く人々の営みを丁寧に描きながら、現代に生きるホスト・玲央(神木／2役)が、いづみ(宮本信子)との出会いを機に鉄平の謎に迫っていく様子を描いた。

70年にわたる壮大な物語において、昭和の端島と現代の東京という2つの時代をドラマチックに彩った主題歌「ねっこ」には、放送のたびに大きな反響が。また、タイトルには「表には見えないが一番大事なもの」という意味が込められている。

「現代を生きるためのほんのささやかな希望になる歌になってくれたら」

視聴者からは、「曲も歌詞もドラマに欠かせないものになっていました。最終話で物言えぬ鉄平から朝子へのラブレターのように感じて泣きました」「懐かしさと新しさが感じられ、ドラマの世界観とリンクしていた」と熱く支持された。

受賞を受けてKing Gnuは、「数ある作品の中から投票していただきありがとうございます。ドラマの主な舞台である戦後1950年代から脈々と今に受け継がれてきたもの、そして失ってしまったものに思いをはせつつ、現代を生きるためのほんのささやかな希望になる歌になってくれたらという思いを曲に込めました。ドラマ制作チームの思いに負けない気持ちで『ねっこ』を制作したので、『海に眠るダイヤモンド』という作品に少しでも花を添えられたと思うとうれしい限りです」とコメントを寄せている。