「プリパラ 10th Anniversary Thank you・Music Live」の2日目公演が行われた

「プリパラ」10年間の思い出と感謝あふれるメモリアル公演が終幕「ひみつのアイプリ×プリパラ」合同ライブ開催を発表

2025.02.17 11:58

アニメ「プリパラ」10周年を記念したライブイベント「プリパラ 10th Anniversary Thank you・Music Live」の2日目公演が、2月16日に東京・大田区民ホールアプリコ大ホールで開催。2日目はソロ曲、デュオ曲を中心にパフォーマンスが披露された。

華やかで息ぴったりのステージでライブは開幕

2014年に放送されて以降、シリーズ作品を重ね、2025年に10周年を迎えたアニメ「プリパラ」。そのキャストが集結し、1日目はチーム曲、2日目はソロ曲とデュオ曲を中心にした単独イベントとなった。

1日目に引き続き、2日目も本公演に期待を膨らませた多くのファンが集結。開演のチャイムが鳴り響くと、スクリーンには歴代のアニメ映像が使用された「プリパラ」の歴史を振り返るVTRが映し出される。

プリパラアイドルたちが歩んできた数々の名シーンが流れる中、本公演はスタート。「ユメ盛り上がっていこうねー！」という掛け声でMY☆DREAMのゆい(伊達朱里紗)、にの(大地葉)、みちる(山田唯菜)が登場し、おなじみの「Believe MY DREAM!」を披露。ライブの幕開けにふさわしい華やかで息ぴったりのステージを飾る。

続く、ファララ(佐藤あずさ)による「サンシャイン・ベル」では、透き通るような歌声とスクリーンに映し出された懐かしさを感じる「プリパラ」の映像と合わせて、会場全体が温かい空気に包みこまれる。

「さぁ、続いては俺たちDARK NIGHTMAREの番だー！」と声を上げたシンヤ(河合健太郎)とウシミツ(鵜澤正太郎)によって空気は一転。「DARKNESS SOUL」でダークな雰囲気と力強いパフォーマンスで観客を圧倒し、観客も「いいぜ！いいぜ！」と力強い声援で応えていく。

MCでは、らぁら(茜屋日海夏)、シオン(山北早紀)、ゆい、にの、みちる、めが姉ぇ(伊藤かな恵)が、本公演2日間ともにチケット完売御礼の感謝を伝え、「10年だって！すごいね！」「10年たちましたっけ…？」と、時の流れに驚きを隠せない様子も見せた。

10thパラダイスメドレーがスタート

そんな愛され続ける作品を彩ってきたライブを、10曲連続で披露する10thパラダイスメドレーが開幕。トップバッター・マリオ(橘龍丸)の「チョコレートアイスクリーム・トルネード」、しゅうか(朝日奈丸佳)の「Miss.プリオネア」、アサヒ(小林竜之)の「MYCS」、ひびき(斎賀みつき)の「純(ピュ)・アモーレ・愛」、みかん(渡部優衣)の「ピュアリ☆スマイリィ」と熱いステージが続いていく。

メドレー後半では、のん(田中美海)は「かりすま～とGIRL☆Yeah!」で3役を歌い分け、キラキラとしたアイドルらしいステージングを展開。コスモ(山本希望)が「まだまだアゲアゲでいくわよー！」と会場をあおると、「君100％人生」の曲中には客席に降り、観客をくぎ付けに。そして、シオンが「絶対生命 final show女」で迫力あるパフォーマンスと歌声で圧倒する。

続く、めが姉ぇが「ヴァーチャデリアイドル・」ではトレードマークである赤縁メガネを掛けたキュートな笑顔を振りまき、メドレーラストはらぁらの「Thank You・Birthday」。10年間の感謝を込めた歌声が会場中に響き渡り、「これからもプリパラの輪を、みんなで一緒に紡いでいこうね！」と締めくくった。

男プリによる心を震わせるパフォーマンス

らぁらが「皆さん楽しんでますか～？」と呼び掛けると、観客も大きな声援で応え、MCでは10年たっても明かされていないキャラクターの謎に迫る場面も。だが、ライブ後半戦の時間が迫りメンバーたちはバタバタと次の準備を急ぐ。

後半戦は、らぁらとのんによる「Brand New Dreamer」からスタート。キラキラ輝く笑顔でアイドル全身に体現しながら、姉妹らしい息のあったパフォーマンスを見せ、ふわり(佐藤)おなじみのヨーデル民謡曲のような「コノウタトマレイヒ」では草原のように会場を緑一色に染め上げ、観客とのコール＆レスポンスを楽しむ。

ガァルル(真田アサミ)の「0-week-old」の後ろには、ガァルルのこれまでを描いた映像が投影され観客が思い出に浸る場面も。さらに、1日目にらぁらとのんで披露された「GoGo!プリパライフ 10th Anniversary Edition」を、コスモとめが姉ぇが歌唱。らぁらとガァルルは「プリパラ☆ダンシング!!!」を元気いっぱいに歌う。

MCを挟み、ライブもラストスパート。ゆい、にの、みちる、しゅうかの「ワクワクO'clock」では、アップテンポなメロディーと客席とのコール＆レスポンスでの一体感のある盛り上がりで会場を揺らし、アサヒ、シンヤ、ウシミツ、マリオの男プリによる「Dreaming With You」では背中を合わせたり肩を組んだりと、互いの信頼が垣間見えるパフォーマンスに会場も心を震わせる。

そして、らぁら、シオン、みかん、ガァルル、ひびき、ふわり、のん、コスモ、めが姉ぇが「Growin' Jewel!」を、10年間の「プリパラ」の思い出をこの曲に詰め込むように大切に歌い届けた。

合同ライブの開催発表に歓喜の声が上がる

終演あいさつで、橘は「10周年の節目の年にステージに立てたこと、うれしく思います。次は、あまりちゃんと一緒にステージに立ちたいです」と語り、小林は「プリパラ10周年おめでとう～！　愛してくれたみんなもおめでとう～！」と喜ぶ。

山田からは「10周年ならではのスペシャルなライブを見ることができて、参加できてうれしいですし、マイドリ(MY☆DREAM)が大好きだなと思いました」と作品愛いっぱいのコメント。大地は「10年経っても変わらないものとして、愛してくれてありがとうございます！これからも応援してくれますか～？」と問い掛け、客席からは大きな歓声が。

伊達は「今から歌う曲をみんなが知ってくれているかな？と思いましたが、曲がかかった瞬間、皆さんが喜んでくれてプリパラ愛を感じました」と嬉しそうに話す。伊藤は「めが姉ぇと一緒にアイドルみんなの成長を、これからもずっと見守っていてください！」と伝え、田中は「皆さんがそれぞれ盛り上がってくださって、『プリパラ』を愛してくれてるんだなと感じました」と感想を語る。

真田はこの日、ライブに立てた喜びを語り、「また一緒にライブしようね～！」とにっこり。そして、山北が「作ってくれたうちわやグッズ見せて～！」と呼び掛けると、客席からさまざまなグッズが掲げられる。

「生涯現役を目指してこれからも応援よろしくお願いいたします！」とあいさつを締めると、「アイドルタイムプリパラ」第4クールオープニングテーマ「Memorial」を全員で歌い、10年間の思い出と感謝が詰め込まれたメモリアルな公演は幕を閉じた。

また、夜の部の終演後にはプリティーシリーズ最新作「ひみつのアイプリ」と「アイドルタイムプリパラ」「アイドルランドプリパラ」の合同ライブ「ひみつのアイプリ×プリパラ　プリ・プリライブ」が4月19日(土)、東京・立川ステージガーデンで開催されることが発表された。

※「プリパラ 10th Anniversary Thank you・Music Live」「ひみつのアイプリ×プリパラ　プリ・プリライブ」の「・」は白ヌキハート、「ヴァーチャデリアイドル・」「Thank You・Birthday」の「・」は黒ハートが正式表記