初めて観戦した“女子プロレス”のトリコになるOL…魅力的なレスラーの活躍に「私もハマりそう」と反響続出【作者インタビュー】

2025.02.17 08:30

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は漫画家の天海杏菜さんが手がける、「まんがホーム」(芳文社)で連載中の『ガチ恋カウント2.9』に注目しよう。

同作は、女子プロレスに魅了されたOLが女子プロレスラーを目指すことになるという物語。以前天海さんのX(旧Twitter)に、第1話から第3話のダイジェスト版がポストされると、多くの人の関心を集めて1.3万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者の天海さんに同作を描いたきっかけについて話を伺った。

仕事のサボり中に観戦した女子プロレスに大興奮

ある日、OLの春宮リコは、上司から買い出しを頼まれてホームセンターに向かう。そして、買い物を済ませると、サボるつもりだったリコは近くの店でクレープを買ってベンチで1人味わっていた。

すると「もうすぐ時間ですな BBプロレスの試合！」という声がリコの耳に入り、さらに「タダ」との情報を得て、リコは初めてのプロレス観戦に。そして、会場に行くと、間もなくしてリングコールが始まり、覆面の女子プロレスラー「マスク・ド・メイデン」、アイドル系レスラー「雷音ルル」の名が会場に響き渡る。

その様子を観ていたリコは、プロレスに対して抱いていたイメージと大きく違い、あっという間に“女子プロ”の魅力に惹かれ…。

リコが女子プロにハマっていく様子に対し、読者からは「確かにメイデンが超かっこいい！」「メイデンの素がギャップすぎて可愛すぎる」など好評の声が数多く上っていた。

――『ガチ恋カウント2.9』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

SNS上で好きな女子プロレス選手や試合のファンアートを描いていたところ、芳文社の編集さんの目に留まり、女子プロレスの漫画を描かないかとお声がけいただきました。

――Xに投稿された第1話～第3話を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあれば教えてください。

投稿の際に書き下ろしたカラーイラストでは、「マスク・ド・メイデン」のギャップ(かっこよさと可愛らしさ)を強調しました！

『ガチ恋カウント2.9』の本編では、とにかく間口を広く、ということを意識してます。プロレスに興味のない読者が振り落とされないように、キャラクターの可愛らしさや関係性の面白さを強調して描くようにしています。

――第1話～第3話の中で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

リコの初観戦は、自分自身が初めて観戦した時の気持ちを思い出せるので、とても好きなシーンです。喫茶店でリコと芽生子が出会うところも、物語が動いてワクワクするシーンなので、お気に入りです！

――やはり天海さんはプロレスにお詳しいのでしょうか？

まだまだ詳しくはないのですが、日々勉強中です！女子プロレスが最高だということは初観戦時から理解しました…！

――今後の展望や目標をお教えください。

続刊を出せたらとか、話題のコミックになれたら、メディアミックスできたら…！と思いますが、私が決められることではないので…。とにかくこの漫画を通じて日本の女子プロレスを少しでも盛り上げることができたら、とても嬉しいです！！

――読者へメッセージをお願いします。

いつも応援してくださってありがとうございます！これからもがんばります。女子プロレスは現場で観戦が一番おすすめですので、ぜひ！！

1月7日に『ガチ恋カウント2.9』のコミックス第1巻が出ましたので、ぜひチェックしてください！また、双葉社からガールズ・オフィス友情コメディ漫画『南さんはあざといい子』第1巻も発売中で、第2巻は2月17日発売予定です！どちらも楽しく読めると思います。よろしくお願いします！