松村北斗“真戸原”と川口春奈“瀬奈”「好き」の思いが通じ合い結ばれた姿に「とても良きだな…」の声＜アンサンブル＞

2025.02.16 15:43

川口春奈が主演を務め、SixTONES・松村北斗が出演するドラマ「アンサンブル」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系／TVer・Huluにて配信)の第5話が2月15日に放送。ついに真戸原と瀬奈が結ばれ、視聴者から「とても良きだな…」といった感想が相次ぎ、反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)

正反対の二人が織り成す“リーガルラブストーリー”

小山瀬奈(川口)は、恋愛トラブルの案件を多く扱う女性弁護士。自身のある過去のトラウマと、男女トラブルばかりを目にする日々から、「恋愛はコスパ・タイパが悪い」と思っている“現実主義”者。そんな瀬奈の前に突然現れたのは、愛や真心を信じる“理想主義”者の新人弁護士・真戸原優(松村)。

そんな正反対の二人がバディとなり、恋愛トラブル裁判に挑むことに。「リアルな恋愛に、夢みたいな理想を持ち込まないで」。二人は法廷中を巻き込みながら、とことん意見を戦わせていく。すると、なぜか恋愛トラブルは最高の形で解決することに。そして、裁判を通して互いを理解した二人は、次第に近づいていく。しかし、瀬奈の抱えるトラウマや元恋人、それぞれの家族が、二人の恋の邪魔をする。明るくてちょっと切ないリーガルラブストーリー。

真戸原への思いを自覚した瀬奈

宇井(田中圭)からの仕事の依頼で、一泊二日の出張に同行した瀬奈。そこで宇井からプロポーズされるも、「他に好きな人がいる」と断る。その相手は真戸原だった。瀬奈はついに自分の本当の気持ちを自覚していた。

出張から戻った瀬奈は、真戸原の今の気持ちを確かめようとするが、そこへ現れたのは真戸原の元恋人・可奈子(横田真悠)。真戸原へ「彼女の特製弁当を届けに来た」と言い放つ可奈子に、瀬奈の心は揺れる。もやもやと悩んでいた瀬奈は、真戸原へ宇井からプロポーズを受けて断ったことを話し、真戸原の気持ちを聞くことに。真戸原は「可奈子とはとっくに別れている」と弁明するが、可奈子が納得していない以上、完全に関係を断ち切れているとは言えない。瀬奈は、そんな真戸原の態度にショックを受ける。

大学時代、交際していた真戸原と可奈子。かつて真戸原から別れを切り出したものの、はっきりとした結論を出せず、結局うやむやになっていた。そして今になって「私たち、まだ付き合ってるよね？」「絶対に別れない」と頑なに譲らない可奈子に対し、真戸原は強く拒絶することができずにいた。

そんな中、新たな案件が舞い込む。クライアントはアパレル会社代表・南雲英司(時任勇気)のパートナーだった梶野穂花(山崎紘菜)。事実婚関係にあったはずの南雲から突然別れを告げられ、財産分与を求めたところ、逆に訴えられてしまったという。穂花は証拠として、同居していたマンションの賃貸借契約書を提出。続柄欄には「妻」と記載されており、さらに友人の崎本(渋谷謙人)も「二人は夫婦同然だった」と証言できるという。だが、それだけでは裁判で勝つには不十分だった。瀬奈は、それでも穂花の力になりたいと強く思う。

裁判の結果に落ち込む瀬奈

後日、たかなし法律事務所を訪れたのは南雲の担当弁護士・江藤(鳥谷宏之)。江藤は示談を提案し、「南雲は穂花に1000万円を支払う代わりに訴えを取り下げてほしい」と持ちかける。さらに衝撃の事実を明かす。南雲にはすでに入籍済みの妻が存在し、穂花との関係はその女性との交際期間と重なっていたというのだ。しかも、南雲はその女性とも同居し、同じように賃貸借契約書に「妻」と記載していたことが発覚。これにより、穂花の提出した契約書は証拠としての価値を失ってしまう。

江藤が去った後、瀬奈は穂花に示談の提案を伝える。しかし、「示談を受け入れれば、南雲と過ごした時間がなかったことになる」と考えた穂花は、和解を拒否。勝ち目が薄いと分かりながらも、瀬奈は彼女の思いに寄り添い、最後まで戦う決意をする。

迎えた裁判当日。穂花側の証人として崎本が証言台に立つ。「二人は事実婚関係にあった」と証言するが、そこへ江藤が新たな証拠を提出。崎本が知人に送ったメッセージには「妻ではなくただの恋人だと思っていた」という内容の記述があり、穂花と南雲の関係が事実婚ではなかったことが証明されてしまう。結果、裁判は敗訴。ショックを受けた穂花は、「勝てないならちゃんと止めてほしかった」と瀬奈を責め、その場を去る。

落ち込む瀬奈を励まそうと、翠(板谷由夏)は「みんなで飲みに行こう」と誘うが、瀬奈は断り、そのまま帰宅。真戸原が慌てて追いかけるも、「今は一人にしてほしい」と拒絶されてしまう。瀬奈は一人、ベンチに座り黄昏れていた。そこへ、瀬奈の母から連絡を受けた宇井がやってくる。

宇井の提案で線香花火を楽しむ二人だったが、そこに瀬奈を心配した真戸原が駆けつける。「話したいことがある」と切り出すも、瀬奈はそのまま帰宅してしまう。瀬奈が去った後、宇井は真戸原に向かって「僕はこの先もずっと瀬奈と一緒にいたい。真戸原さんに、その覚悟はありますか？」と問いかける。突然の問いに言葉を失う真戸原。すると、宇井は真剣なまなざしで続ける。「覚悟がないなら、これ以上瀬奈を困らせないでほしい」そう言い残し、宇井はその場を去っていった。

真戸原が抱える過去を知った瀬奈

翌日、有給休暇を取る真戸原。翠は瀬奈と真戸原の間に何かあったことを察し、瀬奈に彼への書類を届けるよう頼む。渋々ながらも真戸原の自宅を訪れた瀬奈だったが、すでに彼は外出していた。

すると、真戸原の母・有紀(八木亜希子)が瀬奈を引き留め、真戸原が「実の親に捨てられた過去」を打ち明ける。真戸原は5歳のころ、実の母親に置き去りにされ、その後、和夫(光石研)と有紀に引き取られた。その経験から、「人と別れることに強い恐怖を抱くようになった」のだという。可奈子と完全に別れられなかったのも、瀬奈と踏み込めないのも、その傷が影響していたのだった。

そのころ、一人歩いていた真戸原。ふと気付くと、空から雪が舞い始める。瀬奈もまた、雪の降る空を見上げ、真戸原との思い出を思い出していた。そして、二人は衝動的に走り出し、踏切の前で再会した瀬奈と真戸原。瀬奈はついに「好き」と初めて言葉にする。それを聞いた真戸原は、「可奈子とはもうしっかり別れた」と報告し、改めて「お付き合いしてください」と告白。やっと自分の気持ちに素直になれた瀬奈は、その思いを受け入れ、二人はほほ笑み合う。ついに二人の思いは通じ合い、降りしきる雪の中、新たな関係が静かに始まるのだった。

瀬奈と真戸原がついに結ばれた第5話に、視聴者からは「次回が気になる、、」「みんな色々諸事情抱えてる」「かわいー！」「とても良きだな…」といったコメントが相次いでいる。