関水渚“クロミ”、家政婦になった理由が明らかに…理想の家族のために暗躍を続ける＜家政婦クロミは腐った家族を許さない＞

2025.02.15 15:10

関水渚が主演を務めるドラマ24「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(毎週金曜夜0:12-0:42ほか、テレ東系／Lemino・TVerほかにて配信)の第6話が2月14日に放送された。灰原家が揺れ動く中、クロミ(関水)の怖くて強い思いは揺るがず、暗躍を続けた。(以下、ネタバレを含みます)

最恐家政婦によるファミリー・パニックホラー

同ドラマは、きづきあきら＋サトウナンキの同名漫画が原作。「理想の家族」を追い求め、常識も倫理も超えた危険な手段も辞さない最恐家政婦・黒見白華(くろみきよか)＝クロミが引き起こすファミリー・パニックホラー。

関水演じるクロミが従事する灰原家のキャストとして、美容機器メーカーを立ち上げた敏腕社長・翠を藤原紀香、その夫・蒼太を高橋光臣、長男・千翠を阿久津仁愛、長女・緋莉を大熊杏優が扮(ふん)する。

前回、千翠がいじめていた同級生・藍川護(吉澤要人／原因は自分にある。)が自ら命を絶ってしまった。それでも「死ぬって最高のエンタメじゃん」と高笑いするなど、歪んだ価値観を持つ千翠に宣戦布告したクロミ。

第6話冒頭もさっそく、緋莉にはマフラーをプレゼントして「防寒には首元を冷やさないようにすることが肝心です」と優しく接していたのに、「過保護な家政婦だな」と悪態をつく千翠には「千翠様は寝首をかかれないようにお気を付けくださいませ」と嫌味たっぷりに送り出した。

緋莉は家族がそろう夕食に顔を出さない千翠を心配するが、「千翠さまのことは、全てクロミにお任せください」と言って、ほほ笑んだ。

そんな中、護の母・桐枝(福田温子)が灰原家にやって来て、「アイカワを殺したのは灰原チアキだ」という手紙が届いたと明かす。翠が信じられない思いで動揺していると、クロミは千翠が不在で事実確認が今はできないからといったん帰るように促した。

送り出してあいさつするクロミに「家政婦さんだけね、ちゃんとお悔みを言ってくれたの。どうかしてる、ここの家族」と桐枝。その頃、家の中では翠と蒼太が口論していた。血のつながらない千翠をよく思っていなかった蒼太は、「やっぱり、あの父親の血が入っているから」と口にするのだった。

そんな2人の姿を見て悲しそうな表情を浮かべていた緋莉をクロミは散歩に連れ出した。「いままで働いてきた家でも、こんなことあったりした？」と問い掛ける緋莉に「たくさんありましたよ。夫婦はもともと他人ですから。でも、必ず家族の絆が生まれるはずです。私は信じています」と返した。

緋莉との会話の続きでクロミが家政婦になった理由が明らかになった。かつて自分の家にいた家政婦に憧れていたのだという。ただ、緋莉がその家政婦の名前を聞くと、言いよどむ感じのあとに「忘れました」と答えた。なんとなくヒヤッと冷たいものが走る瞬間でもあった。

後日、再び桐枝が護の父・健吾(テイ龍進)と一緒にやって来た。暗に金を要求する健吾に千翠が護の死の原因ではないとかばったクロミ。自分が目指す「理想の家族」のためだ。

そして狙いは、今後もゆすりをしてきそうな健吾に向けられる。実は健吾はDV夫で、苦しんできた桐枝に「お望みであれば自由になる方法をお教えしますよ」とクロミはそっと耳打ちを。それが実行されたのか、健吾が謎の死を遂げた。

千翠は、護が両親との仲の良さを語ったのがきっかけで、護を疎ましく思うようになったのだが、護がうそをついていたことが分かり、物語は切なさを帯びた。“理想の家族”とは何なのかも考えさせられ、クロミの過去も気になる。

そんな中で“害虫駆除”を続けるクロミがラストで「ようやく裏にいた害虫が顔を出して」とした相手は、翠の元夫で、千翠の実父。千翠が恋しく思う相手ながら、蒼太が「あの父親の血が入っている」と口走ったほどの人物がどのような“害虫”ぶりなのか、注目だ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部