夏目さんが長らく研究してきた「いかに短い期間に仕上げるか」

夏目さんが長らく研究してきた「いかに短い期間に仕上げるか」

創作における時短の秘訣とは…教師と画家、漫画家を兼業している作者の最適解に「分かりやすい」「勉強になる」の声【作者インタビュー】

2025.02.15 08:00

提供：WEBザテレビジョン

夏目さんが長らく研究してきた「いかに短い期間に仕上げるか」

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、前向きに進むためのヒントとなる著書『天才じゃない私たちが輝くために～がんばる前に読みたい23の言葉～』を手がけた夏目にーにさんに注目し、教師、画家、漫画家として活動する夏目さんだからこそ描けた『私の早く仕上げる秘訣』をご紹介しよう。

同作は、夏目さんが兼業しながら創作する際の気づきをまとめたショート漫画。X(旧Twitter)にポストされると、多くの人の関心を集めて約6000もの「いいね」が寄せられている。そこで作者である夏目さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

“いかに短い時間で仕上げるか”を追求して分かったこと

教師として働きながら創作をしている夏目さんは、常に“いかに短い期間で作品を仕上げるか”を研究していた。やはり締切直前に仕上げてしまうと、焦ってしまったり、余裕を持ってチェックができなかったりなど、至らないことが増えてしまう。

そして、長らく研究してきた夏目さんがたどり着いた見解は「前準備が超大切」ということ。本番に入る前に曖昧な箇所を残さず、あとは作業するだけの状態にすることで時短につながるのだ。

実体験をもとに語られる夏目さんの秘訣に対し、読者からは「とても分かりやすくてタメになった」「前準備の大切さを痛感した」など様々な反響が寄せられている。

教師として生徒に教えている時の気づきが創作のきっかけ？

――『私の早く仕上げる秘訣』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

漫画では私の話として描いてますが、私が生徒に絵を教える時、途中で詰まってしまう人の傾向として問題なのが資料、取材不足です。

例えば生徒が人物を描く時、自分が描きやすい角度、光源など、細かく設定して写真資料を作ってあげると「今までと違ってすごく描きやすい！」と驚かれます。全てはいかに準備を整えておくかが、以降の作業効率に繋がる…と最近思ったことが描こう思ったきっかけです。

――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあれば教えてください。

4P目のさあどうぞ！のコマはネーム描いている時、急に降ってきたイメージで気にいってます。

―そもそもの質問で恐縮ですが、夏目さんの著書である『今、天才の卵たちに伝えたいこと』や『天才じゃない私たちが輝くために～がんばる前に読みたい23の言葉～』にあるような“読んだ人が少し前向きになれる話”を描くようになったきっかけを、ぜひ教えてください。

学校で生徒たちに伝えてることって、結局「前を向いて、頑張れ」って集約できるんじゃないかって最近思います。

これからもっと楽しいこと、ワクワクすることが一杯だから辛いことがあっても、もう少し頑張れよって大人が伝えることが大事なんだということです。それは創作の現場においても同じで、そんなメッセージを漫画でも描けたらいいなと思ったことがきっかけの一つです。

――今後の展望や目標をお教えください。

今後も淡々と漫画を描き続けていきますが、絵の活動は少し休憩していたので、そろそろ次の発表に向け動こうかなと思ってます。

――読者へメッセージをお願いします。

2024年5月に私の初のコミック書籍が出版され、好評だと聞いておりますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

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