日本字でも間違って使っている「お疲れ様でした」

北欧女子が日本語について金田一先生を取材…日本人でも学ぶことが多いエピソードに「勉強になった」「知らなかった」と反響続出【作者インタビュー】

2025.02.14 18:30
日本字でも間違って使っている「お疲れ様でした」

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、スウェーデン出身で漫画家のオーサ・イェークストロムさんが手がけた『日本語大好きなスウェーデン人が日本語の神様と出会った話』をご紹介しよう。

同作は、スウェーデン人のオーサさんが感じる不思議に思う日本の習慣について触れたコミックエッセイ『北欧女子オーサ日本を学ぶ』に掲載されたエピソード。オーサさんのX(旧Twitter)にポストされると、多くの人の関心を集めて約5000もの「いいね」が寄せられている。

そこで作者であるオーサさんに、『北欧女子オーサ日本を学ぶ』を描いたきっかけや『日本語大好きなスウェーデン人が日本語の神様と出会った話』について話を伺った。

日本語の「敬称」が難しすぎる?

日本語が大好きなオーサさんは、さらに日本語で気になることを調べるために、日本語研究の第一人者である「金田一秀穂」先生に取材をすることに。オーサさんが最初に質問したのは、日本語を知った時によく分からなかった「敬称」についてだった。

独学である程度、敬称の意味を理解したうえで日本にやってくるも、周りの日本人は想定外の敬称の使い方をして困惑したオーサさん。例えば、あまり親しくない目上の人には「さん」をつけると思っていたが、ウエイトレスに「お姉さん」と言われ、身近な女性が先輩に対して「パイセン」と呼ぶなど、オーサさんの認識とズレが。そこで、金田一先生がオーサさんの疑問を解消していくのだった――。

北欧女子のオーサさんならではの視点で語られるエピソードに、読者からは「日本人が読んでも非常に面白い」「勉強になった」といった好評の声が相次いでいた。

カタカナは日本人も苦労していると知って嬉しかった作者のオーサさん

――『北欧女子オーサ日本を学ぶ』を描くことになったきっかけや理由があればお教えください。

前の作品と違ってもう少し教科書っぽい本を描くのが担当編集のアイデアでした。私はあまり日本語が上手じゃないですし、日本のマナーにも詳しくないから、こういう作品は日本人の方が描くべきだと思っていたのですが、外国人のオーサが描くからこそ面白いと担当編集が言ってサポートしてくれました。

――Xに投稿された『日本語大好きなスウェーデン人が日本語の神様と出会った話』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

あまり上手ではないですが、私は日本語が本当に大好きで興味深いので、金田一先生との取材をものすごく楽しみにしていました。したかった質問の全部ができて、先生の話がとてもおもしろかったです。

そういう意味で「こだわった点」は漫画の話のすべてです!ただ取材でいろいろ学んでも、記憶に残ったのは「日本人は(日本以外の)アジア人に『外国人』という言葉を使わない」ということです。「外国人」=「欧米人」の意味で使うことが多いということでした。今は少し変わってきていると思いますが、当時の私には革命的な情報でした(笑)。※2019年取材当時のエピソードです。

――『日本語大好きなスウェーデン人が日本語の神様と出会った話』の中で、気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

先生もカタカナに疲れますと言ってくださったシーンかな?自分が一人頑張っているんじゃなくて、日本人の皆さんも一緒に苦労するんだと思って感動したからです(笑)。

――今後の目標をお教えください。

長く育児休暇をとっていたのですが、今は次に出す本の構想を練っているところです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

漫画を読んでくださってありがとうございます!国籍や文化が違っていても同じことで笑えるのがとても嬉しいです。これからも皆さんが楽しく読める作品を描き続きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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