ハードオフで発見した40年前の電子機器、とんでもない用途に衝撃走る 「初めて見た」と驚きの声も…
ハードオフ店頭で発見した奇妙な形状の電子機器。あまりに予想外な用途に対し、「そんな物があったのか…」と驚きの声が上がっている。
わずか数十年の間で、飛躍的に進歩した科学技術。過去の人々が現代の我々の生活を目にした際、まず驚くのは電子機器の数々だろう。
しかし以前X上では、ハードオフで発見された「40年前の電子機器」に、驚きの声が上がっていたのだ。
ジャンク機器の正体に驚き
ことの発端は、ハードオフ公式アンバサダーとしても活動するXユーザー・はやぽんさんが投稿したポスト。
こちらの投稿には、ハードオフ店頭に置かれたジャンク品の写真が添えられており、品名は「ファミコン用通信アダプター」と確認できるのだが...何に使用する物なのか、想像もつかない。
ポスト本文に目をやると、そこには「ハードオフに変な形したファミコンの競馬ソフトあるな〜と思ったら、ファミコンを使って電話回線経由で馬券が買えるという代物らしい。そんなものがあったのか...」と、衝撃的な正体が明かされていたのだった。
「初めて見た」と驚きの声続出
「ファミコンを使用し、電話回線経由で馬券を買う」という、ハイテクなのかローテクなのか判断に困る機器は、X上で瞬く間に話題に。
件のポストは投稿から数日で1,500件以上ものリポストを記録し、他のXユーザーからは「ファミコンで馬券買えるの知らなかった」「こんなのあったのか、すごい」「知らなかった...」「友達の父親が使ってる話は聞いてたけど、実機を見たのは初めてかも」など、驚きの声が相次いでいる。
一方で「懐かしい!」「父親が使っていたな」といった具合に、かつて自身が体験したエピソードに絡めたリプライも散見された。
そこで今回は、令和の人類からすると「オーパーツ」にも感じられる機器の詳細をめぐり、ハードオフコーポレーションに詳しい話を聞いてみることに。すると、衝撃的な事実が明らかになったのだ...。
ファミコンでそんなこともできたのか...!
https://twitter.com/Hayaponlog/status/1856255468370325747
ポスト投稿主・はやぽんさんに確認したところ、こちらの商品は新潟県にある「ハードオフ新潟松崎店」にて発見したものと判明。
こちらの詳細について、ハードオフ担当者は「1988年(昭和63年)に任天堂から発売された『ファミリーコンピュータ通信アダプタセット』という商品になります」「電話回線を使用し、株式売買や公営競技の電話投票サービスをファミコンで行なうための周辺機器です」と、説明してくれた。
ちなみに、今回話題となったのは日本中央競馬会(JRA)が発売した「JRA-PAT」というもの。
ポスト本文にもあったようにファミコンで馬券を買える優れものだが、担当者は「1991年よりサービス開始し、2015年7月にサービス終了になっているため、現在は使用できません」とも補足していた。
当然のように説明しているが、個人的には「10年近く前まで使用可能だった」という事実に驚きである...。
ファミコンの活用法、「何でもアリ」すぎる...
しかし、同商品に関連した驚きのエピソードはこれだけではない。
ハードオフ担当者の口からは「こちらの『通信アダプター』には複数のカセットがあり、対応の物に入れ替えれば株取引もできたようです。『野村のファミコントレード』が、それに該当する商品になります」「また、同様のファミコンを介した通信機器を、同時期にマイクロコア社も発売しております。そちらは山一證券やブリヂストンが参加していたようです」と、衝撃的なエピソードが次々に登場。
さらには「他にも、ファミコンの周辺機器として『カラオケスタジオ』なども発売されていました。本体には童謡やアニソンなど15曲が収録されており、対応ソフトも2本発売されていました」とのコメントが得られたのだ。
「PS5」が存在する現代において、もはやファミコンは「レトロゲーム」という表現すら生温い太古の存在である。しかし、現役当時は「最先端のゲーム機器」として、革新的な活用法がなされていたのだ。
40年後のゲームハードにも、我々が想像もつかないような活用法が備わっていることだろう。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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