ハシヤスメ・アツコ、グループ時代からの習慣でQOL向上 美白だけじゃない“トラネキサム酸”の作用とは
2024.12.03 19:30
美白コスメなどでお馴染みとなったトラネキサム酸、実は美容以外にも嬉しい作用があるって知ってた?バラエティ番組などに出演し、日頃から美容やのどのケアも欠かさないハシヤスメ・アツコさんと、トラネキサム酸開発メーカーの研究者・土岐珠未氏が対談。最新の研究で分かった嬉しい成果、これからの季節に知っておくと役立つお話も聞いてきました。
ハシヤスメ・アツコの美容法
ー 美肌の持ち主でもあるハシヤスメさん。普段のスキンケアなど美容法を教えてください。ハシヤスメ:おそらく、皆さんとさほど変わりはなくて。朝起きて水洗顔をして、そのあと化粧水と美容液と乳液。今はビタミンCのスキンケアを意識して使っています。あと、朝はフルーツを絶対に摂るようにしています。
ー それはビタミンを摂りたいから?
ハシヤスメ:いえ、もともと朝はあまり食べれなくて、でも何か食べないと力が出ないと思って食べ始めたのがキッカケです。そこから朝のフルーツはすごく体にいいと聞いたので5〜6年は続けています。特にパイナップル、あとはキウイやリンゴもよく食べます。冬はミカン。アプリで食事管理をしていて、脂質や飽和脂肪酸の摂りすぎをチェックしたり(笑)。他にもランニングとウォーキングをしたり、1駅分歩いたり、階段を使ったり、ピラティスをしたりと、少しでも運動するよう心掛けています。
― 普段からかなり意識されているんですね…!そんなハシヤスメさんでも、肌悩みがあるそうで。
ハシヤスメ:シミが気になっているんです。日焼け止めを普段塗らないのが原因だと思うんですけど(笑)。家の寝室にあるカーテンはおしゃれを優先した結果、遮光率が高くないので、毎朝太陽に当たる環境で過ごしています(笑)。なるべく肌を綺麗に見せたいですし、最近はインナーケアも意識していて、どんな成分がいいか気になっているところです。
注目の成分“トラネキサム酸”とは?
― 今回は、美容だけでなく、のどなどの炎症にもいいという“トラネキサム酸”について、第一三共ヘルスケアの研究者・土岐珠未さんにお話を伺えればと思います。ハシヤスメ:気になることがたくさんあります…!よろしくお願いします。
土岐:よろしくお願いします!
― トラネキサム酸とは、どのような成分なんでしょうか。
土岐:トラネキサム酸は、元々は第一三共の前身のひとつである第一製薬が開発した成分なんです。医療用医薬品で、抗プラスミン作用があるのですが、「プラスミン」は炎症反応やアレルギーと深く関与していて、ウイルスの感染などで細胞が傷つけられると、炎症や痛みの元となる物質を作る働きがあります。
「のど」でプラスミンが発現すると、のどの痛みや腫れになり、「口の中」では口内炎として出現します。面白いのは、「皮膚」で発現するとメラノサイトが刺激され、メラニンが作られて蓄積し、肝斑やしみ・そばかすになるんですよ。
ハシヤスメ:知らなかったです…!そこで、トラネキサム酸が活きてくるんですね。
土岐:特に「肝斑」に着目した製品が、トランシーノEXとして販売している内服薬です。元々知られる抗炎症作用を期待し、じんましんにトラネキサム酸を処方した皮膚科医から、肝斑にも効果があったことを報告された論文を読んだ当時の開発担当が可能性を感じたそうです。有効性や安全性を確認するために臨床試験を実施し、数年にわたる審査を経て、承認を取得。2007年に内服で肝斑を改善する医薬品「トランシーノ」の誕生に至りました。
最新研究で分かった!トラネキサム酸の知られざる作用
土岐:薬用化粧品でのトラネキサム酸は、メラニンの生成を抑制してしみ・そばかすを防ぐ効果が認められています。また、当社のスキンケア研究では肌にダメージを与えるブルーライトに着目し、トラネキサム酸の効果を確認しています(※1)。
ハシヤスメ:ブルーライトって、テレビやスマホの画面から出てるという?
土岐:そうです!紫外線よりエネルギーとしては弱いものの、長い波長をもつブルーライトは、より肌に深くまで届くことで影響があると考え、研究を行いました。ブルーライトが、シミの伝達物質を増加させることや、光老化を促進することは細胞レベルで確認しています。日差しに含まれるブルーライトが1番多いのですが、スマホやテレビなどは無防備なときに当たっていることが多いので、じわじわとダメージを蓄積してしまうんです。そんな中、トラネキサム酸にブルーライトによる光老化の一因を抑える効果があることが分かったんです。
ハシヤスメ:ブルーライトは眼精疲労や、睡眠障害につながりやすいことは知っていたんですけど、肌への影響もあるんですね。ブルーライトカットのメガネは聞いたことありますが、どう対策したらいいんですか?
土岐:ブルーライトの波長はUVAの波長と近しいので、UVAに対する防止効果であるPA値の高い日焼け止めを使ってみてください。あとは、ブルーライトに着目した成分が入った化粧水など、スキンケアから取り入れていただくのがいいかなと思います。
さらに、当社の最近の研究では、トラネキサム酸外用製剤の連用で、角質水分量をアップさせる事実を確認しました(※2)。皮膚内部の炎症を抑えることで、皮膚が健康な状態に近づき、水分を保てる潤った肌にするのではないかと考えています。
肌年齢マイナス10歳!美肌をキープする秘訣
ー ハシヤスメさんには肌測定もしていただきましたが、結果はいかがでしたか?ハシヤスメ:マイナス10歳で思ったよりも若々しくて良かったなって思いました(笑)。でもシミのスコアは他の項目よりも点数が低く、シミの元がポツポツと見えたのでやはりなと…。現段階から対策できることがあれば知りたいです。
土岐:先ほど、日焼け止めを塗らないとおっしゃっていましたが、塗らない理由を聞いてもいいですか?
ハシヤスメ:日焼け止めのベタベタ感がすごく苦手で、日傘だけで生活しています(笑)。ただ、絶対に焼けたくはないので夏は長袖UVパーカーを着るなどの対策はしてました。
土岐:なるほど。日焼け止めに代わる対策をしていただいている点は安心しました!やはり紫外線の影響は大きいので、できる限りケアしていただくことをオススメしたいです。肌がとてもお綺麗なので、アドバイスできることは少ないのですが、日焼け止めのほかに、成分にこだわってスキンケアを選んでいただくことでこの先も今のいい状態をキープできるかなと思います。
ハシヤスメ:つい目先のことばかり考えてしまいますが、将来のためにコツコツと始めることが大切なんですね。
体調管理に大切なことって?
ー ハシヤスメさんはBiSH時代、のどを使うお仕事も多かったかと思いますが、どのようなケアをされていましたか?ハシヤスメ:以前はライブ活動や雑誌の取材、ラジオ、音楽番組での歌唱があったりと週7で常にのどを使いっぱなしでした。しかも移動中の飛行機や新幹線の中は乾燥しやすくて。ホテルによっては加湿器がない場所もあったので、とにかくケア!普通のマスクはもちろん、濡れマスク。のど飴やマヌカハニー、あとはのどの薬「ペラック」(※3)が本当にありがたい存在でした。
※3:ペラックT錠
グループ時代は、他のメンバーののどがダメになった時にはフォローして歌うこともあったんです。とにかくみんなでのどケアのアイデアを出しながら、支え合っていました。当時からのどを守る習慣が身に付いているので、今何かあってもすぐ対策するので大きなトラブルはなくなりました。
土岐:「ペラックT錠」が役立っているとは、嬉しいです!実はペラックT錠にもトラネキサム酸が配合されているんですよ。
ハシヤスメ:アーティストさんとの会話でペラック(※3)を教えてもらったんです。のどの違和感が続いたときに相談したら、のどにいいよってオススメされて。それからは遠征用のカバンや、仕事用カバンに絶対に入れてます。
※3:ペラックT錠
ー 寒くなってきて風邪なども流行ってくる時期ですが、そのほかに体調管理のためにされていることは?
ハシヤスメ:不規則な仕事だからこそ難しいんですが、常に同じ生活を続けられるように意識しています。お風呂上がりに軟水を飲むとか、絶対にストレッチをするとか。自分にあったものを取り入れつつ、季節や流行によって微調整することもあります。同じ生活を続けることで、なんだか体調が安定してメンタル面でもフィジカル面でも、いい状態であることが多いです。
土岐:のどの話で言うと、炎症が完全に起きてからだと治るまでに時間がかかってしまうので、違和感に気付いたときに、のど飴をなめたり保湿を心がけていただくのもオススメです。症状が出てしまった場合には、のどの痛みやはれがあれば口腔咽喉薬を、風邪にともなって症状が複数出ていたら総合感冒薬、中でもとくにのどの痛みがつらければ、炎症を抑えるトラネキサム酸を配合したかぜ薬など、様々な医薬品が出ているので、段階的に選んでいただけるといいのかなと思いますね。
ハシヤスメ:使い分け方法、助かります!どれも薬局やドラッグストアで手に入るので、違和感が気になる時だったり、病院に行くタイミングがない時にもありがたいです。
第一三共ヘルスケアだからできること
― 研究が続けられているトラネキサム酸ですが、こだわっている部分を教えてください。土岐:炎症には急性炎症と慢性炎症があり、肌の内部では、紫外線や摩擦、乾燥といった、日常生活で生じる刺激によって、微弱な炎症が慢性的に起こっています。加齢もその要因の1つと考えられています。当社の研究では、加齢に伴って増加する炎症性物質の一つ(トリプターゼ)を、トラネキサム酸が抑えることも見出しており(特許出願済み)、実際に慢性炎症が起きたときに蓄積する炎症性物質(トリプターゼ)がトラネキサム酸で減少する事実を認めています。医薬品研究で得た成果を見ても、トラネキサム酸がまだまだポテンシャルを秘めた良い成分なのではないかと感じています。
ハシヤスメ:本当にすごいんですね。専門的なことは分からなくてもポテンシャルを感じます…!普段から知らずに使っていた成分が、こんな存在だったなんて。研究されている人から直接話を聞けて、すごく理解が深まりました。
土岐:ありがとうございます!しっかりとした有効性データを取得し、安全性評価・品質評価も長い時間を掛けて確認しているからこそ、私も友人知人に自社製品を自信を持ってオススメしています。
ハシヤスメ:どんどん広まってほしい反面、手に入りにくくならないか心配です(笑)。
― 最後に、お二人の今後の展望をお聞かせください。
土岐:医療用医薬品としてはよく知られていたトラネキサム酸が、実は肝斑にも効果がある可能性を見出した先輩社員のように、目の前の事実だけでなく、色々な可能性を拾えるアンテナ力と、その事実を掴んだ後、史上初の効能・効果をもつ製品の発売(承認取得)までたどり着けるような実行力をあわせ持った、推進力のある研究者を目指して、これからも邁進していきたいと思います。
ハシヤスメ:私は以前、生活リズムが乱れていて、人にオススメできる生活・生き方をしていなかったんです。のどの不調だけでなく、肌が不調のままテレビや人前に出ると、そこにばかり意識が集中してしまって、自信がなくなりメンタルが沈んでしまうこともありました。最近は生活を見直すことができて、QOLを上げられる生活が送れているので、今日聞いた知識を活かして、いつまでも健康で綺麗な女性を目指していきたいなと思いました。
― たくさんのお話、ありがとうございました。
日常生活のあらゆるシーンで、私たちを支えてくれるトラネキサム酸。目には見えなくとも、そこには長年にわたる企業努力、そして研究者の想いが詰まっていました。
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撮影:TATSUYA ITO
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