カズレーザー、ピーコさんの訃報に複雑な思い 「これだけ著名な方でも…」
「おすぎとピーコ」として人気を博した服飾評論家ピーコさんの死が報じられ、カズレーザーさんが“ある難しさ”について言及しました。
21日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、服飾評論家でタレントのピーコさんが亡くなっていたことが報道されました。享年79歳でした。
先月3日に敗血症による多臓器不全のため亡くなったとのことで、晩年の様子が伝えられるとメイプル超合金のカズレーザーさんは複雑な心境を語っていました。
双子の弟とデビューし人気者に
専門学校を卒業後、服飾デザイナーになったピーコさんは、1975年に双子の弟で映画評論家のおすぎさんと「おすぎとピーコ」としてデビューしました。お茶の間の人気者となり、多くのテレビ番組に出演。とくに、お昼の情報番組での辛口ファッションチェックは、毒舌でありながらもユーモアにあふれるコメントが視聴者に支持されました。
44歳のときにはがんを患い、左目を摘出し義眼を入れることに。一時は死を考えたと語っていましたが、「両方あるから1つとっても仕方ないか」と前向きになったと述べています。
認知症を患い事務所を閉鎖
精力的に活動を続けてきたピーコさんでしたが、数年前から認知症を患い、3年前には事務所を閉鎖していました。去年6月から施設に入所していましたが、その後は体調が思わしくなく、入院生活を送っていたといいます。そして、先月3日に入院先の病院で亡くなりました。
親交のあったフリーアナウンサー笠井信輔さんは、「心配していたんですよ。私のスマートフォンにピーコさんの電話番号が入っていますので、電話をかけたのですが『その電話はつながりません』ということで、連絡がとれなくなっていました」と、当時の様子を振り返りました。
おすぎさんも認知症を患う
葬儀は近親者だけで行われ、喪主は弟のおすぎさんとのことですが、おすぎさんも認知症を患っておりピーコさんの死を理解することが難しかったようです。
谷原章介さんは、「とても寂しいです。僕はレギュラー番組ではご一緒したことはありませんでしたが、一時期よくお仕事でご一緒する機会がありました」と、共演を懐かしんで話しました。
さらに「お会いする度に『谷原くん、よかったらこれ使って』と、お皿やグラスをくださったりして、プレゼントをお返しするととても喜んでくださいました」と、ピーコさんの温かい人柄を回想しました。
谷原章介「本当に素敵な方でした」
カズレーザーさんは「ここまでたくさんの人に愛された方が、晩年はお体を崩され、兄弟との関係ばかりが注目されてしまうのは悲しいなと思います。これだけ著名な方でも、フェイドアウトするのは難しいと改めて感じましたね」とコメントしました。
谷原さんは「実際にお会いすると、かわいくてチャーミングでおしゃれで、本当に素敵な方でした。心からお悔やみ申し上げます。ピーコさん、ありがとうございました」と感謝の意を表明しました。
(文/Sirabee 編集部・星子)
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