【漫画】“この世で私が一番いい女”と努力し続けるメンタル最強美女、大好きなパンの思い出シーンで見せたギャップ萌えな一面に「キュン」「ときめいた」と反響

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、『メンタル強め美女白川さん』から、持ち前のビューティーマインドで自分を高め続ける美女のかわいい一面が見れる話『「自分の人生」を強く生きる』をピックアップ。

• 【漫画】努力し続ける自分が好き…持ち前のビューティーマインドで我が道を行く羽柴さんに「憧れ」「ロールモデル」の声が止まらない

作者の獅子さんが1月5日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、6000件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・獅子さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

自立して生きる誇り高き女性“羽柴さん”が得た可愛いらしい気付きとは

鏡の中の自分にうっとりできる自分が好き。今回の主人公・羽柴さんの笑顔の秘密には、羽柴さんのビューティーマインドが存在する。1つは“「この世で私が一番いい女」と自己暗示しながらメイクをする”こと。生まれもった美貌や才能や環境に感謝できない傲慢な人間がこの世には存在するがそんな人間とは違う。彼女は神様に「私に強さを授けてくれてありがとう」と感謝した。2つは“年齢がどうした”、3つは“身も心も鍛え上げるのが快感”だ。苦労して見つけた自分に合う美容クリニックや美容室通い、資産やお金の知識向上、休日皇居ラン、熱心なジム通い、健康第一の栄養バランスのとれた食事…など周りからも尊敬の眼差しを向けられている。彼女は自分を揶揄するうるさい声に構っているほど暇ではない。

ある日、白川さんが「今日はミスをフォローしてくださりありがとうございました」と彼女に話しかける。段取りが悪くて見ていられなかっただけだ、と軽くあしらう羽柴さんだが、白川さんはお話したかったので、一緒に帰りましょうと付いてくる。羽柴さんは「どうせ私と話しても疲れるだけよ、私は努力し続ける自分のことが好きなだけなのに、それの何が悪いのよ？」とつぶやく。それを受けて白川さんは「自分にとっての『心地良い生き方」は他人じゃなくて自分が見つけるものですもんね」「走り続けるのも休憩するのも羽柴さんの気持ちが1番大切ですし、頑張ってる時もそうじゃない時も羽柴さんは一生ステキな羽柴さんなんですもの」と続けた。羽柴さんは返す言葉もなく「何を偉そうにわかったようなことを言ってるのか」と思った。

そこで白川さんがパン屋さんに寄ると言う。閉店間際に訪ね、「今日はもう売り切れで…」と出てきた店員のご婦人を見て、まさかと何かに気付く羽柴さん。羽柴さんが自身を振り返ることになった衝撃の事実と彼女が得たものとは…。

強く美しい孤高の美女・羽柴さんが見せたかわいらしい一面に「ツンデレ可愛い」「過去イチ可愛い」「羽柴さん推しやめられん」と反響。自分のためにストイックに頑張り続ける姿に「マインドすごく憧れる」「ロールモデル」の声が寄せられている。

読者の多くが憧れる“メンタル強め美女”を描く作者・獅子さん　インタビュー「読者の心を少しでも温めることができるように」

――「メンタル強め美女白川さん」の創作のきっかけをお教えください。

「自分の好きなものをギュッと詰め込んだ漫画を描こう」と思いついたのがきっかけです。一生懸命に生きる女の子たちの姿や、メイクやオシャレ、可愛い雑貨などを作中に取り入れて、とにかく「楽しい」という気持ちで、この漫画を1話ずつ描き進めました。当時のTwitter(現X)にて、このように自主連載を開始した漫画なので、読みやすいように1話あたりのページ数も4P前後というスタイルになりました。また、主人公の白川さんは、「作者である私が持っていない長所(強さや前向きなマインド)を持っている人」を描きたいという思いから誕生したキャラクターです。

――本作の素敵な「ビューティーマインド」はどのように思いつくのでしょうか。

美しさにもいろいろな種類がありますよね。作者として、私が一番重要視しているのは「心の美しさ」です。ストレス社会の中で、生きづらさを抱えたり、傷付きながら生活されている方々が多くいらっしゃると思います。そのような方々の心を「少しでも温めることができるように」という思いで、私はこの漫画を通して白川さんのマインドを描き続けています。また、常日頃から、「こんな時、白川さんならどうするだろう？」と考えながら生活をするようにしています。様々な出来事から、私自身の喜怒哀楽や性格を見つめ直す良い機会にもなっています。

――キャラクターデザインへのこだわりがございましたら、お教えください。

白川さんをはじめ、全てのキャラクターを魅力的に描けるように、ということをいつも考えながら作画しています。体型や髪質など、自分自身にコンプレックスを抱えているキャラクターもいるのですが、読者さんからは「そこが可愛い」というお声を頂戴することもあり、とても嬉しいです。また、顔のパーツでいうと特に、各キャラクターの瞳に力を入れて描いています。それぞれの瞳を描き分けながら、各キャラクターの感情をダイレクトに表現できるように頑張っています。

――「メンタル強め美女白川さん」の中で特にお好きなお話やセリフがございましたら、お教えください。

「結婚しようがしまいが お母さんになろうがなるまいが 私の幸せは私が決めるの」(1巻P81)でしょうか。これは初期に描いたお話ですが、今思うとこれは、この漫画の根幹となる価値観だと思います。人々の生き方が多様化している現代において、「自分の生き方はこれでいいのだろうか」と不安を抱いてしまうことは、きっと誰にでもあると思います。「私の生き方も、あなたの生き方もどちらも正解だよ」という白川さんのメッセージを、今後も漫画を通してお届けしていきたいです。

――今後の目標や展望がございましたら、お教えください。

「様々な立場・世代の方にも、幅広くお楽しみいただけるお話を描くこと」です。本当にありがたいことに、現在、様々な世代の方から漫画のご感想を頂戴するようになりました。中高生の女の子だったり、白川さんと同年代～先輩の方だったり、お孫さんがいらっしゃる世代の方だったり。「家族で読んでます」というお声を頂戴することもあり、作者として本当に光栄に思っています。白川さんはもちろん、様々なキャラクターを通してより一層、皆さまにパワーや優しさをお届けできるようになりたいです。また、今までに読者さんから、英語翻訳版や文庫版の単行本もほしい！というお声も頂戴してきたので、いつの日か実現することができたら本当に嬉しいです。

――読者やフォロワーの皆さんにメッセージをお願いします。

『メンタル強め美女白川さん』に出会ってくださり、本当にありがとうございます！単行本やSNSを通じて、いつでもお気軽に白川さんたちに会いに来てくれたら本当に嬉しいです。元気がある時のあなたも、そうでない時のあなたも、人間らしくて可愛くて素敵です。そして、毎日お疲れ様です。ホッと一息つきながら、お互いにぼちぼちやっていきましょうね。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。