“ビジュ爆発”イ・ジェウク＆イ・ジュニョンのブロマンスに「ずっと見ていたい」の声壮絶リベンジ劇の幕開け＜予期せぬ相続者＞

2024.03.01 07:10

強烈な野心を胸に秘めた3人の若者が同盟を組み、巨大財閥一族を相手に危険なプロジェクトを繰り広げていく「予期せぬ相続者」の第1、2話が2月28日に配信された。若者たちの出会いを描いた第1週では、特にイ・ジェウクとイ・ジュニョン演じるテオとイナのほほ笑ましい“ブロマンス”が視聴者の心を鷲づかみにした。(以下、ネタバレがあります)

「予期せぬ相続者」第1週あらすじ

「予期せぬ相続者」は、非道な父親を見返したい“全国模試上位0.1％”の天才ハン・テオ(ジェウク)、巨大財閥一族からつま弾きにされた婚外子カン・イナ(ジュニョン)、そして借金まみれの生活と決別したいヒロイン、ナ・ヘウォン(ホン・スジュ)が手を組み、のし上がっていく姿を描くリベンジ・ミステリー。第1週ではテオとイナが知り合い友情を深めていく高校時代と、大学進学後、リベンジ計画を着々と進める2人がヘウォンと出会う展開が描かれた。

すべてを捨て新しい生活を始めたいと一人で新天地に引っ越してきた高校生のテオは、転校先で大財閥カンオグループ会長の婚外子イナと出会う。家族の愛情を知らず、コネと金の力だけで荒れた生活を送っていたイナにとって、権力におもねることなく殴り返してくる人間は、テオが初めて。ほどなく2人の間には友情が芽生え始める。

「偶然見つけたハル」ペク・ギョン役のジェウクがテオを好演

「偶然見つけたハル」でのニヒルなイケメン高校生ペク・ギョン役や初主演ドラマ「ドドソソララソ」でのツンデレ主人公・ジュン役で立て続けに注目を集めてきたジェウクが、表向きは理性的、だが内面では人殺しの父を見返すという強烈な野心を燃えたぎらせるテオのキャラクターを好演している。

一方、イナはカンオグループ会長である実父に“認められたい”思いを持って生きる青年。父親への強烈な復讐(ふくしゅう)心を支えに生きるテオに感化され、心すさんだ“いじめっ子”から一転、本来の明るい性格も取り戻し「会社を乗っ取りトップに立つ」という野心に向き合っていく。U-KISS出身のジュンことジュニョン演じるイナは陽と陰、善と悪が共存する複雑なキャラクターだ。

テオ＆イナのサバサバした友情が心地いい

そんな2人の関係性は、複雑な背景を除けば高校生男子の友情そのもの。教室で「テオの父親が殺人犯だ」とうわさが広がってもイナは「それが？」と一蹴し、屋上で一つのイヤホンを分け合って音楽を聴くなど、距離を縮めていく。

最初にイナが「友達に…」と言いかけた時には「断る」と即答したテオなのに、翌日にはテオから「友達になろう」と提案。イナが「イヤだね。今さらなんだよ」と口をとがらせると「というより“パートナー”だな」と、互いの野心のため手を組むことを持ち掛ける。テオを信頼し甘えた顔も見せるイナと、一見ちょっと冷たいくらいにサバサバしているが実はイナに対しては心を許しているテオ。ほほ笑ましく心地いい、そんな2人の関係性が大学へ進学しても続いていく。

視聴者も沸騰「ブロマンスが良い!!」

ほほ笑ましい男子高校生の友情であり、壮大な復讐劇の始まりでもある、テオ＆イナの出会いがじっくり描かれた第1話。視聴者からも早速「ジェウクとジュニョンのブロマンスが良い!!」「2人のビジュも爆発してるし、唯一無二のパートナーになっていく過程がたまらなく良かった！」「テオとイナのブロマンス、もうこれずっと見ていたい」といった声が上がり、メインキャラクター2人がしっかりと視聴者の心をつかんだようだ。

続く第2話では、大学に進学した2人がやはり現状から抜け出したい強い野心を抱えるヒロイン、ヘウォンと出会い、3人のさらに複雑な関係が形成されていく。モデルとして活躍し、ドラマへのレギュラー出演はほぼ初めてというホン・スジュが、必死に生きてきて腹のすわったヘウォンを鮮烈に演じている。

第2話ラストでは大学も卒業し、いよいよカンオグループの一端に食い込んでいくテオとイナ。冷静で相手の動きを読むことに長けたテオの緻密(ちみつ)な計画と、カンオグループ会長一族に連なるイナの立場が一つになったとき、巨大財閥一族をどこまで追いつめていくことができるのか。そして、ヘウォンの存在はそんな2人の追い風となるのか、あるいは足元をすくう存在になるのか…早くも第3話が待ち遠しい。

「予期せぬ相続者」は、ディズニープラスのスターにて毎週水曜に2話ずつ独占配信(全12話)。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部