ヒカル、ティファニー×ポケモン商品購入の舞台裏動画を公開騒動の疑問点は未解消？

2023.12.04 02:36

提供：ユーチュラ

12月3日、「ヒカル」（登録者数487万人）が「ティファニー×ポケモンコラボが欲しくて先頭確保して三日三晩並んできました」と題する動画を公開しました。この動画は、11月20日に発売されたティファニーとポケモンのコラボ商品を購入するため、60時間も前に行列に並ぶところから撮影をしたものです。
購入にあたってヒカルは行列客とトラブルを起こしており、この当事者が11月25日に「コレコレ」（同209万人）の生配信に出演。ヒカルのマナー違反を訴えて、ヒカルが謝罪するという展開になっていました。

60時間並んでティファニーとポケモンのコラボ商品を入手

今回のコラボの目玉商品は、ピカチュウの18Kイエローゴールドペンダントで、価格はラージサイズが473万円、スモールサイズで150万7000円というもの。当初は12月1日発売予定でしたが、11月20日に急遽前倒しされることになり、これを知ったヒカルは11月17日の夜、ティファニー表参道店へ向かいます。

購入できるかもわからないまま、ヒカルはメンバーと店の前で待機。「ここがポケモンｘティファニーコラボ列の先頭です」と書いたホワイトボードを用意して座ります。

その日の深夜には武田塾元塾長の「林尚弘」（同18万人）が現れ、路上でそのまま寝るという展開に。これにより警察に通報されるトラブルもありました。18日の朝には店のスタッフと思しき人物から、並ぶ場所を指定され、「1番だっていうのは確認できたんで」との言葉が。ヒカルたちは先頭の「証拠」「これはヤバい」と言って喜びます。その後、ヒカルは他のメンバーと交代。2人ずつ約8時間交代で列をキープし続けます。

長らくヒカルたちしか並んでいなかったのが、19日の夜に初めて2人組が後ろに並び、その後は数時間おきに並ぶ人が増えていったそう。発売当日の朝になると10人ほど並んでいたそうです。そして通常より1時間半ほど早くティファニーは開店することに。知らせを聞いたヒカルはタクシーで慌てて店へ向かいます。

無事に開店に間に合ったものの、店内でカメラを回す余裕はなかったといい、車の中で購入を報告したヒカル。「僕たち権利的に1人1つなんで2人分、2つゲットしてきました」と言って、ポケモンのロゴが入ったティファニーの紙袋を見せると、「マジでね、本当に嬉しい！本当に何かを並んで買うって人生で初めてなんですよ多分」「めちゃくちゃ嬉しい」「感無量です」と喜びました。

自宅に戻ると、購入した商品を早速開封して着用したヒカルたち。目当てだったゴールドピカチュウのラージサイズは手に入らず、約150万円のスモールサイズ2個や約211万円のシルバーペンダントなどを紹介しました。ヒカルによると、店側の想定より入荷数が少なかったらしく、ラージは1つも入荷されなかったのだとか。

行列客とのトラブルの場面はなし

今回の動画では、行列客とのトラブルの場面は一切映されませんでした。ただし動画の終盤でヒカルは、

完全に僕の落ち度がありまして、たくさんの人間が並んでるように見せてしまったりとか、チケットもらってたにもかかわらず、それ言わなかったりとか、配慮にかけた行動をたくさんしていたので、それに関しては本当に申し訳なかったです

と謝罪し、頭を下げました。

ちなみにコレコレの配信に出演した男性客は、19日の午後3時頃に並び始めたと話していました。男性によると、この時点では自分たちの前にはヒカルのチャンネルメンバーである「いくみん」1人しかいなかったのが、その日の夜に1人割り込まれ、販売日の朝にヒカル本人を含む数人に割り込まれ、最終的に10人に割り込まれたと証言しています。

その中で購入の権利を持っていたのは4人だったようですが、ピカチュウのゴールドネックレスは店に4つしか入荷されておらず、男性はティファニーの店長からヒカルのグループで完売になったと告げられたそう。

20～30人いた行列客はこの対応に不満を噴出させ、言い争いに発展。30分にわたる抗議により、結局ヒカル側が譲歩して4つのうち2つを譲ったとしていました。

コレコレの配信にはヒカル本人も電話出演。マナー違反を訴える男性に対し、当初は男性を転売ヤーだと決めつけるなどヒートアップしていたヒカルですが、結局は男性に謝罪。電話を終えた後には「僕達の対応に落ち度はあったのでそれは本当に申し訳なかったです」と改めて謝罪のメッセージを送っていました。

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コレコレ配信でのヒカルの説明に疑問が…

コレコレの配信で、ヒカルは男性の訴えに対し、並び始めて1日ほど経ったところで、そのときいた4人がティファニーから「先頭」を証明する紙をもらったと説明。映像はないものの音声の証拠はあると話してました。

一方、今回のヒカルの動画では、18日の朝に店側から並び位置を指定され、先頭だと認められる発言はあったものの、「紙」のようなものに関する言及はありませんでした。

また、この動画は2時間40分という長尺で、並び始め～19日昼までは丁寧に描写されていたのが、19日の昼の次のシーンはいきなり1日近く飛んで発売当時の朝になります。コレコレに凸した男性が並び始めたという、19日の午後3時頃からの映像がすっかり抜け落ちていることになります。

男性は、自分たちの前に1人しか並んでいなかったのに、ヒカルが複数商品を購入したことを批判しており、これに対するヒカルの説明が「紙」の存在でした。

コレコレには「動画を見てもらえればわかる」と訴えていたヒカルですが、かえって疑問が増す結果になっています。

ラージサイズも入手し「ピカチュウ、ゲットだぜ！」

そしてヒカルの動画の終盤では、手に入らなかったラージサイズのピカチュウが「奇跡」によりゲットできるという展開に。ヒカルは自身の落ち度を認めつつも、

過去を見続けない。俺は引きずらない。俺は切り替えのプロだ

と語り、「本当に運が良いラッキーボーイ」とコメントしました。

そして自身のビジネスパートナーである入江巨之氏とともに、それぞれラージピカチュウを身につけると、「ピカチュウ、ゲットだぜ！」と声を上げました。

ヒカルはラージサイズが奇跡的に入った理由について、「僕VIPなんで、僕買えます、これ」「これがホントのガチです。言うかどうか迷ってましたけど」と話し、ティファニーのVIP客であるため、実際に並ぶ必要などなかったと打ち明けました。

ヒカルは、並んでマナーが悪いことをしたのも事実で「それは申し訳なかったです」としつつ、「こいつらVIPなんで手に入れたんだと思っといてください」「並んだから手に入るわけじゃないっす、多分」「1億くらい使えば手に入ります」とコメント。ハイブランドはそういうものだとしつつ、「しっかり反省してね、これからもVIPとして生きていきます」「これもYouTubeドリーム」だと語りました。ただし、ピカチュウのラージサイズはVIPでも手に入れるのが難しい激レア商品だったらしく、「ガチで運が良かった」としています。