“有村架純が演じた中で好きな役”ランキングを発表＜1位～20位＞

モデルプレス読者が選ぶ「有村架純が演じた中で好きな役」トップ20

1位：ドラマ「中学聖日記」末永聖役（418票）
2位：ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」杉原音役（229票）
3位：映画「るろうに剣心最終章The Final／The Beginning」雪代巴（203票）
4位：ドラマ「ひよっこ」谷田部みね子役（190票）
5位：映画「花束みたいな恋をした」八谷絹役（93票）
6位：映画「ビリギャル」工藤さやか役（91票）
7位：ドラマ「姉ちゃんの恋人」安達桃子役（76票）
8位：ドラマ「コントが始まる」中浜里穂子役（46票）
9位：ドラマ・映画「SPEC」シリーズ 正汽雅役（33票）
10位：映画「フォルトゥナの瞳」桐生葵役（31票）
11位：映画「ストロボ・エッジ」木下仁菜子役（27票）
12位：映画「コーヒーが冷めないうちに」時田数役（23票）
13位：映画「ナラタージュ」工藤泉役（21票）
14位：ドラマ「あまちゃん」天野春子（青年期）役（20票）
15位：ドラマ「有村架純の撮休」有村架純（本人）役（16票）
16位：ドラマ・映画「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」シリーズ 阿川佳代役（12票）
17位：ドラマ・映画「太陽の子」朝倉世津役（9票）
18位：ドラマ「ぼくの夏休み 第2部」青山はる菜役（8票）
19位：ドラマ「失恋ショコラティエ」小動まつり役（5票）
19位：ドラマ「弱くても勝てます ～青志先生とへっぽこ高校球児の野望～」樽見柚子役（5票）
19位：ドラマ・映画「そして、生きる」生田瞳子役（5票）
19位：映画「阪急電車 片道15分の奇跡」（5票）

投票期間：2022年2月3日～2月10日
回答数：1,604件

1位：“禁断の恋”に挑んだ難役

上位の票数が割れた接戦を制し、1位に輝いたのはドラマ「中学聖日記」（2018）の末永聖役（418票）。

10歳年下の教え子と禁断の恋に落ちてしまう中学校教師を演じ、禁断の恋を儚くも美しく描き感動を呼んだ。

片田舎の中学校を舞台にヒットメーカーの塚原あゆ子氏の演出による美しい世界観と、オーディションで選出され本作でデビューした岡田健史のフレッシュな演技と存在感もさることながら、なんといっても有村の繊細な演技力が光った今作。

「架純ちゃんだから成立した役柄だと思う」「あの2人でなければ、あの純愛は表現できなかった」と一見共感を寄せにくいハードルの高い設定も有村だからこそ乗り越えられたという声が多数寄せられた。

＜読者コメント＞

・「ドラマの内容もすごかったけれど、今となれば岡田健史くんの相手は有村架純さん以外は考えられない。衝撃的だったけれど毎週ハマってみていた。るろ剣の巴と悩んだけれど、やはり聖にしました」

・「年下の男子中学生に惹かれていってしまう女性教師の心の葛藤が、痛いほど伝わってきて共感の連続。内に秘めた芯の強さを持つ女性を演じたら右に出るものはいない、架純ちゃんだから成立した役柄だと思う」

・「有村架純ちゃんのミステリアスで健気な雰囲気と役がぴったりあっていてひきこまれてしまいました」

・「“聖ちゃん”が”聖先生”、そして最後は“末永聖”へと成長する精神面の成長を、自らの精神をすり減らして演じていた。そんな役は他にはなかった」

・「ドラマが始まる当初、内容に物議を醸す人々もいたが、有村架純さんと岡田健史さんの2人の持つ清潔さが見事に純愛を示した。あの2人でなければ、あの純愛は表現できなかったと思う。人生No.1ドラマです」

2位：月9初主演作で演じきった庶民的なヒロイン

2位は、同枠および民放連続ドラマ初主演となった月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」（2016）の杉原音役（229票）。

坂元裕二氏によるオリジナル脚本で、主人公の音と練（高良健吾）の2人と彼らを取り巻く4人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいった群像劇の今作。

母を亡くし、引き取られた養父母のもと「あきらめること」を教え込まれてきて育った介護福祉士のヒロインを健気に演じきり、庶民的な役柄や、時折出る関西弁も印象的だったというコメントが。

5年以上の月日をかけて遠回りしたラブストーリーは大きな反響を呼び、坂元節が炸裂した名セリフや6人のメインキャラクターは、今もなお愛されている。

「いつ恋」の成功が、同じく坂元作品である「花束みたいな恋をした」のヒットにも繋がったことは間違いないだろう。

＜読者コメント＞

・「杉原音は現実世界には居ないのに、どこかで実際に暮らしているんじゃないかという錯覚をもたらす有村架純さんの演技。演じたのが有村架純さんだったから、杉原音は今も私の中で生き続けてます」

・「庶民的な役で、キラキラとはほぼ遠いのにオーラをおさえて健気な姿がグッときた！」

・「厳しい世界でもがく女性の姿がとてもリアルに映し出されていて、他のキャストとの演技も相まって最高の作品だった」

・「音を真似して毎日いちごあめを持っていました！」

・「時たま出る関西弁が可愛いです」

3位：原作ファンも唸った人気シリーズの大役

2021年の映画「るろうに剣心最終章The Final／The Beginning」の雪代巴（203票）が見事3位に。

佐藤健が長年演じてきた緋村剣心のかつての妻であり、＜十字傷の謎＞の鍵を握る重要なキャラクターに抜擢。同シリーズの中で最もファンが多いキャラクターの一人であり、プレッシャーも多い大役だった。

いまにも消えてしまいそうな弱さの一方、心の深い所では揺るがない強い意志をもつ巴を見事に表現し、「普段の架純ちゃんと別人でまるで巴さんそのものだった」「誰も演じることができないと思っていた雪代巴を完璧に再現してくださいました」と原作ファンも認めるハマり役に。下記に紹介しきれないほど熱量の高い感謝と称賛のコメントが寄せられた。

同時期に放送されていたドラマ「コントが始まる」の役柄とのギャップに驚かされたという意見もあり、2021年は有村の力量を印象づけた1年となった。

＜読者コメント＞

・「普段の架純ちゃんと別人でまるで巴さんそのものだったから…剣心の生き方に影響を与えた芯のしっかりした素敵な女性を見事に演じていて鳥肌でした」

・「るろうに剣心シリーズラストのヒロインが有村架純で本当に良かった。原作ファンとして感謝しかありません」

・「誰も演じることができないと思っていた雪代巴を完璧に再現してくださいました。追憶編の10年来のファンとして、これほど嬉しいことはないと思います。キャスト発表時からいい意味で予想を裏切ってくださいました」

・「るろうに剣心という作品において、剣心の左頬の十字傷と不殺の誓い逆刃刀の関わりはとても重要なこと。その傷の原因となる雪代巴さんを誰がいかに演じるかで、作品そのものの評価が変わってしまうほど大切なキャラクターです。その重圧に耐えながら、体当たりで演じ切った彼女に心から拍手を贈りたいと思います」

・「ここまで完璧な巴が現れると思わなかったからびっくりした」

4位：国民的ヒロインに駆け上がった代表作

僅差で4位となったのは、NHK朝の連続テレビ小説でヒロインを演じた「ひよっこ」（2017）の谷田部みね子役（190票）。

2013年朝ドラ「あまちゃん」で主人公の母親の少女時代を演じブレイクした有村は、今作で脚本の岡田惠和氏の強い要望を受け、オーディションなしのキャスティングで主演が決定。名実ともに国民的女優へと駆け上がった。

茨城県北西部のある大家族の農家に生まれた、おっとり、のんびりしたヒロインを演じるため、茨城編では増量して役作りに挑み、様々な試練を乗り越えて成長していくみね子を体現。2019年にはスペシャルドラマとして続編「ひよっこ2」が制作されるなど人気を博した。

＜読者コメント＞

・「関西出身の有村さんが茨城弁に挑戦されていましたが、自然な感じで話されていたから。また、体重を増やして役作りをしていたと聞き感銘を受けたから（私は北関東出身です）」

・「真っ直ぐ強く生きるみね子にたくさんの勇気と力をもらったから」

・「有村さんは失恋物、静かな役が多い中ひよっこはずっと楽しそうで幸せな話だったので選ばさせていただきました」

・「架純ちゃんは飾らない素直な女性の役が似合うけど、なかでもみね子は朝ドラ特有の昭和感がハマってて応援したくなった。元気で明るいだけではない、辛いこともたくさん経験する朝ドラヒロインが新鮮で印象に残っています」

・「高校生から結婚まで、長い期間が描かれていて、変化を見られたから」

5位：共感を集めた2021年もう1つのヒット作

5位は、2021年にヒットした映画「花束みたいな恋をした」の八谷絹役（93票）。「いつ恋」に続く坂元作品の出演で、誰もが直面する人生の岐路とともに段々とすれ違っていく男女の5年間を描いた今作は、若い世代を中心に強い共感を集め、じわじわとヒット。今作の演技で「第45回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞を受賞（菅田将暉も優秀主演男優賞を受賞）している。

大学生時代、終電を逃したことをきっかけに知り合った恋人と同棲生活を始め、社会人になって次第に心が離れていく…どこにでもありそうな1組のカップルの始まりと終わりを繊細に表現し、「自然体で本当にどこかにいるよう」「絹ちゃんが1番身近に感じた」と票を集めた。

＜読者コメント＞

・「映画を見た後に余韻と衝撃が残った作品は初めて。スター感をちゃんと消してて本当にすぐそこにいそうな女の子を演じていて改めて有村架純ってすごい女優さんなんだ、こんな人居ないなと思った作品でした。2021年は沢山の賞もいただいた年でもあり、この作品を通して皆さんにまた知ってもらえたのではないかと思います」

・「自分自身の昔の恋の思い出に強烈にリンクさせるほどの、引き込ませる演技力だったので」

・「見れば見るほど好きになる最高の映画」

・「とにかくかわいかったし、リアルな女子大生だった！」

・「自然体で本当にどこかにいるようなそんな存在。役者と自然体が紙一重なところがすごいと思います」

ほかにもこんな意見が…

6位：映画「ビリギャル」工藤さやか役（91票）

＜読者コメント＞

・「困難に打ち勝つために努力する名演技に感動。髪を切るシーンでは可愛さが倍増して見惚れました」

・「いつもの架純ちゃんからは想像ができなかった役でめちゃくちゃ可愛かったからです」

・「もうとにかくさやかちゃんが素晴らしかった！若さが持つデリケートさ、純粋さ、輝きを放っていた」

・「この映画に衝撃を受けて自分にも可能性があるんじゃないかと思えたからです」

7位：ドラマ「姉ちゃんの恋人」安達桃子役（76票）

＜読者コメント＞

・「普段大人しめな役が多いので姉御感がマッチしていて良かったです」

・「笑い、涙の緩急もさることながらコミカルさもあり有村架純の魅力が凝縮されていると思う」

・「自分のことよりも弟3人の成長を第一に考える肝っ玉姉ちゃん。サバサバした桃子を魅力的に演じ、林遣都さん演じる真人を信じる一途な思いも丁寧に表現して、温かい気持ちになれるドラマだったので。何度も観返しました」

8位：ドラマ「コントが始まる」中浜里穂子役（46票）

＜読者コメント＞

・「モテそうでモテないリアルな女子をうまく演じていて良かった」

・「ラブストーリーのヒロインとはまた違った魅力があり、演技力の幅を感じた」

・「オタク感の醸し出し方が素晴らしかった。また、酔っ払いの演技が面白かった」

9位：ドラマ・映画「SPEC」シリーズ 正汽雅役（33票）

＜読者コメント＞

・「SPECの雅ちゃんを始めて見た時に本当に可愛すぎて、それが有村架純ちゃんにハマるきっかけになったからです」

・「女性警察官の制服が似合いすぎです」

・「架純ちゃんを好きになったきっかけの雅ちゃんを選びました。どの役も合っていて大好きですが、特に可愛らしさ全開の雅ちゃんで！」

10位：映画「フォルトゥナの瞳」桐生葵役（31票）

＜読者コメント＞

・「原作小説のイメージにピッタリだったから」

・「ミステリアスな癒し系、神木龍之介と対照的なのがよい」

・「神木くんとの恋人役がすごく合っていたから」

後記

19位が4作品同票になるほど結果が分かれたが、多くの作品で「リアルにいるように感じた」とその自然体な演技を評価する声が多く、役の数だけ有村を身近に感じ、重ね合わせているファンがいると感じた。それだけ女優として役に没頭している有村だからこそ、国民的に愛され、様々なヒットメーカーからオファーが絶えないのだろう。

昨年放送された主演を務めるWOWOWドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」の映画版「前科者」が現在公開中で、2023年には大河ドラマ「どうする家康」の放送も待機。

沢山の名演を残してくれた20代。29歳の1年はもちろん、30代以降の彼女もどんな演技で魅了してくれるか、楽しみだ。（modelpress編集部）