佐藤健&有村架純、2人が決めた「るろうに剣心」撮影中のルール 現場で聞いていた曲・互いへの思いを語る<インタビュー>
2021.06.21 08:30
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第1作目の撮影開始から10年の時を経て『るろうに剣心』が完結を迎えた。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で主人公・緋村剣心を演じる佐藤健、雪代巴を演じる有村架純が、本作に込めた思いや撮影中の秘話、互いへの思いをモデルプレスインタビューで語った。
“最恐の敵”縁との戦いを描く『るろうに剣心 最終章 The Final』に続く本作は、剣心が人斬り・緋村抜刀斎と恐れられていた時代を舞台に、剣心が自らの手で斬殺した妻・巴との壮絶な過去、剣心の原点と十字傷の真実を描く。
有村:お話をいただいた時に、とても重要な人物だということをマネージャーさんからも伺って、10年かけてみなさんが築いてきた大切なところに飛び込むのは本当に勇気がいるなと。土足で足を入れるわけにもいかないと重みも感じたんですけど、大友さんと以前「3月のライオン」でご一緒させてもらって、またお声をかけていただけたことがまず嬉しくて。健さんもいますし、思い切って飛び込んでみようと。原作の追憶編がどういうお話かというのもしっかり読んで、ちょっとずつ準備を進めていく中で、だんだんと巴に対する思いが強く出てきたという感じでした。
― 佐藤さんは巴と対峙した時に、ちょっとした懐かしさを感じたともお話されていましたね。改めて最初に剣心と巴として対峙した時の感覚はいかがでしたか?
佐藤:確か小萩屋の出会いのシーンですよね。最初から非常に素晴らしかったですよ。本当に言うことなかったです。ビシッとハマったというか、僕以外のスタッフもみんな思っていたと思いますけど「きた!」って感じでしたね。
やっぱり巴との日々がどういうものかということは1作目の時から考えて撮影に挑んではいたので、いま現在のことなのにすごく懐かしい感じがして、夢を見ているような、自分の過去の回想の中にいるような不思議な撮影期間だったです。なかなか不思議な体験をしたなという感じです。
まず僕にとっては巴と剣心の追憶編を描けることに対して非常に嬉しい気持ちがあったんです。大好きで大切なエピソードだからこそしっかりやり遂げたいと。一本の映画として向き合えたことに非常に幸せを感じています。
佐藤:当然、大切なシーンになると全員わかっていたので、緊張の糸が常に張り詰めていた状態でした。そんな中で1カット1カット丁寧に積み重ねていって、最終的に満足いくものが撮れたので、ホッとしたと同時に、この映画の成功といいますか、良いものになるなという確信めいたものが見えたのもそのシーンを撮り終わった時だったと思います。
― クライマックスももちろんだと思いますが、そのほかに思い入れのあるシーンはありますか?
有村:全部忘れられないですけど、清里殿のことについて初めて気持ちを吐露するシーンや、剣心との出会いのシーンですね。「雪代巴です」って初めて名前を言う時に、本当に「一生この名前忘れるなよ」って気持ちで言ってました(笑)。
佐藤:「雪代巴の名前を忘れるなよ」って?
有村:やっぱり復讐をするつもりだったので。
佐藤:怖いね(笑)。
有村:そういう皮肉な思いを込めて(笑)。
佐藤:僕も出会いのシーン含めもちろん全部思い入れはありますけど、巴との山小屋での暮らしというか、あの日々はすごく印象に残ってます。とても素敵なロケーションだったんですよ。長閑で良い天気で、我々の日々の中でも唯一と言って良いくらい幸せな日々だったので、撮っている時も凄く心が穏やかでした。
有村:神戸でしたよね。
佐藤:そう。神戸に泊まりっぱなしであの山小屋に通っていたんですけど、撮影が終わっても何もすることがなくただただ篭って、撮影が始まってもまた何もないところに行ってっていう。ただただそれをするだけの淡々とした日常はものすごく幸せだなと思いました。
有村:健さんから、この時の巴はこうなんじゃないかという言葉をいただいて、それをヒントにさせて頂いていました。あと健さんにはアニメを見ていないと言ったんですけど、実は見ていました。
佐藤:なんで嘘ついたの(笑)!じゃあ今日までずっとモヤモヤしながら過ごしてたんだ?
有村:はい。アニメを見ていてこれかよと思われるのが怖かったので、予防線を張りました。
佐藤:(笑)。実は見てたんですね。
有村:それからスタジオの休憩の時に、歩きながら健さんから何か言葉をいただいたんですけど、2年も前のことでちょっと忘れてしまって…(笑)。覚えてます?
佐藤:…何も覚えてない。でも大したことは言ってないと思いますよ。
有村:細かいことは本当に全て任せてくださっていたんです。ただ健さんがずっと大事にしてきたキャラクターだということは、ご本人の口からもうかがっていたので、より怖くもなったんですけど、ちゃんと向き合っていきたいなという風に思いました。
佐藤:これは撮影の裏側の暴露大会みたいになっていくの?実は…って話がいっぱい出てきますね。
有村:(笑)でもあんまり裏話とかは言わないようにしようって思っていて…。
佐藤:この際全部言った方がいいと思いますよ。
― まだ伝えられていないことがあるんですか?
有村:はい。
佐藤:めちゃくちゃ気になる(笑)。
有村:ストイックな作品なのでこういうことを言ったら気持ちが削がれちゃうかもしれないんですが…
佐藤:ストイックな作品こそ、どんどん裏側を話した方が面白いですよ。
有村:そうなんですか(笑)?では…アニメのサウンドトラックがあるんですけど、実は期間中ずーっとそれを聞いて撮影してました。
佐藤:いいじゃん!良いエピソードじゃないですか。
有村:あと白梅香(原作で巴が持っていた香水)を持ってました。
佐藤:それは大事ですね。
有村:いいですか?
佐藤:非常に大切なエピソードですね。
有村:サウンドトラックを撮影中に聞くのが結構好きなんですけど、とても素敵な曲でした。
佐藤:どうだったかな。あったような気もするけど本当に僕記憶が蓄積できないんですよ(笑)。覚えているのはチョコを食べていたこと。
有村:食事制限はしてましたよね、2人とも。
佐藤:そうですね。無駄な脂肪がついて欲しくなかったですからね。この時の現役抜刀斎に。2人で食事制限していたので、もちろん終わった後みんなでご飯にも行けないしお弁当とかも食べられないんですけど、お互い決められたメニューを食べている中で、唯一の幸せだったのがチョコレート。合間に3個くらいまでなら食べていいよ、とルールを設けていたんです。
そしたらある日、有村さんが「世界で1番おいしいチョコレートがあるよ」って持って来てくれて。
有村:そうです。フィンランドのね。
佐藤:そう。そのひと口に幸せが全部濃縮されたような。その10秒くらいに。それだけを幸せに、喜びにして生きていました(笑)。
有村:当時から健さんは頭の切れる方だなという印象です。「何者」のときはカードゲームやオセロをみなさんで一緒にしていたんですけど、今回の現場でも考え方や思考、整理整頓がすごくされている方だなと感じました。今回は結構お話する時間があって、複雑な方なのかなと思っていたのが、話していくうちにミニマリストのような方なんだなというのがわかって。
佐藤:そんな言葉ありますね。ミニマリストみたいな人だったんですか?
有村:みたいな感じの方でした(笑)。シンプルな感情の持ち主。
佐藤:純粋なんです。
有村:(笑)。そんな気がします。
佐藤:シンプルというのは当たってますよ。僕は最初からオープンマインドで真っ直ぐなわかりやすい人間なんですけど、「何者」のときは複雑なんだろうなっていう想像をされていたんですね。
有村:もうちょっと難しい方かと勝手に想像していました。「何者」の時はそこまでお喋りする時間がなかったので。
佐藤:偏見がすごい(笑)。
有村:複雑というのは、考え方が豊富な方なのかなって思ったんですよ!
佐藤:(笑)有村さんの印象は当時から基本的には変わらないです。巴とも共通していると思うんですけど、外から見ただけでは何を考えているのかが見えづらいというか、どこまで本気でどこまで冗談かが見えにくい方だなと。それから、どんな状況に置かれてもブレない、変わらない。普通は話す人や状況によって少なからず自分のテンションだったり話し方だったりが変わってくるものじゃないですか。でもそういうのが有村さんにはあまりなくて、それこそ今までずっとやって来た「るろうに剣心」チームの中に1人入るということがあっても、強い芯があるから何ら問題もなくその場にいられる。だから心を開いてくれているのか開いていないのかもわからないです。
有村:(笑)
佐藤:最後までわからないですね。
有村:心は開いているつもりだけど伝わりづらい。
佐藤:これで心を開いているんだとしたら開けてないのよ。
有村:まだ足りないですか(笑)。
佐藤:でも、もしかしたらこれは彼女なりに心を開いてくれてるのかな?っていうようなことも良い感じに匂わせてくるので(笑)、もっと知りたくなる人ですね。
(modelpress編集部)
監督/脚本:大友啓史
出演:
<The Final>佐藤健 武井咲 新田真剣佑 青木崇高 蒼井優 伊勢谷友介 神木隆之介 土屋太鳳 有村架純 江口洋介
<The Biginning> 佐藤健 有村架純 高橋一生 村上虹郎 安藤政信 北村一輝 江口洋介
「The Final」ストーリー:
かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達は、神谷道場で平和に暮らしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。果たして誰の仕業なのか?何のために?それは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。
「The Beginning」ストーリー:
動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍。血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎(ひむらばっとうさい)と恐れられていた。ある夜、緋村は助けた若い女・雪代巴(ゆきしろともえ)に人斬りの現場を見られ、口封じのため側に置くことに。その後、幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠すが、そこで、人を斬ることの正義に迷い、本当の幸せを見出していく。 しかし、ある日突然、巴は姿を消してしまう。彼女には、剣心に近づく別の目的があったのだ。後を追う剣心だったが、そこにはある陰謀と、数々の罠が仕掛けられていた――。<十字傷>に秘められた真実が、今、明らかになる。
佐藤健、“巴”有村架純との初シーンで確信――夢を見ているような時間
― まず有村さんは今回、雪代巴という重要な役どころで初めてのシリーズ参加となりましたが、現場に入られる前はどういった心持ちでしたか?有村:お話をいただいた時に、とても重要な人物だということをマネージャーさんからも伺って、10年かけてみなさんが築いてきた大切なところに飛び込むのは本当に勇気がいるなと。土足で足を入れるわけにもいかないと重みも感じたんですけど、大友さんと以前「3月のライオン」でご一緒させてもらって、またお声をかけていただけたことがまず嬉しくて。健さんもいますし、思い切って飛び込んでみようと。原作の追憶編がどういうお話かというのもしっかり読んで、ちょっとずつ準備を進めていく中で、だんだんと巴に対する思いが強く出てきたという感じでした。
― 佐藤さんは巴と対峙した時に、ちょっとした懐かしさを感じたともお話されていましたね。改めて最初に剣心と巴として対峙した時の感覚はいかがでしたか?
佐藤:確か小萩屋の出会いのシーンですよね。最初から非常に素晴らしかったですよ。本当に言うことなかったです。ビシッとハマったというか、僕以外のスタッフもみんな思っていたと思いますけど「きた!」って感じでしたね。
やっぱり巴との日々がどういうものかということは1作目の時から考えて撮影に挑んではいたので、いま現在のことなのにすごく懐かしい感じがして、夢を見ているような、自分の過去の回想の中にいるような不思議な撮影期間だったです。なかなか不思議な体験をしたなという感じです。
まず僕にとっては巴と剣心の追憶編を描けることに対して非常に嬉しい気持ちがあったんです。大好きで大切なエピソードだからこそしっかりやり遂げたいと。一本の映画として向き合えたことに非常に幸せを感じています。
有村架純、巴のセリフに込めていた思い
― 物語の重要なシーンになる、剣心に十字傷がつくシーンは、佐藤さんにとってどんなシーンになりましたか?佐藤:当然、大切なシーンになると全員わかっていたので、緊張の糸が常に張り詰めていた状態でした。そんな中で1カット1カット丁寧に積み重ねていって、最終的に満足いくものが撮れたので、ホッとしたと同時に、この映画の成功といいますか、良いものになるなという確信めいたものが見えたのもそのシーンを撮り終わった時だったと思います。
― クライマックスももちろんだと思いますが、そのほかに思い入れのあるシーンはありますか?
有村:全部忘れられないですけど、清里殿のことについて初めて気持ちを吐露するシーンや、剣心との出会いのシーンですね。「雪代巴です」って初めて名前を言う時に、本当に「一生この名前忘れるなよ」って気持ちで言ってました(笑)。
佐藤:「雪代巴の名前を忘れるなよ」って?
有村:やっぱり復讐をするつもりだったので。
佐藤:怖いね(笑)。
有村:そういう皮肉な思いを込めて(笑)。
佐藤:僕も出会いのシーン含めもちろん全部思い入れはありますけど、巴との山小屋での暮らしというか、あの日々はすごく印象に残ってます。とても素敵なロケーションだったんですよ。長閑で良い天気で、我々の日々の中でも唯一と言って良いくらい幸せな日々だったので、撮っている時も凄く心が穏やかでした。
有村:神戸でしたよね。
佐藤:そう。神戸に泊まりっぱなしであの山小屋に通っていたんですけど、撮影が終わっても何もすることがなくただただ篭って、撮影が始まってもまた何もないところに行ってっていう。ただただそれをするだけの淡々とした日常はものすごく幸せだなと思いました。
有村架純、巴の役作りで佐藤健に“隠していた”こと
― 有村さんは、佐藤さんとお二人でお話されたことで印象に残っていることはありますか?有村:健さんから、この時の巴はこうなんじゃないかという言葉をいただいて、それをヒントにさせて頂いていました。あと健さんにはアニメを見ていないと言ったんですけど、実は見ていました。
佐藤:なんで嘘ついたの(笑)!じゃあ今日までずっとモヤモヤしながら過ごしてたんだ?
有村:はい。アニメを見ていてこれかよと思われるのが怖かったので、予防線を張りました。
佐藤:(笑)。実は見てたんですね。
有村:それからスタジオの休憩の時に、歩きながら健さんから何か言葉をいただいたんですけど、2年も前のことでちょっと忘れてしまって…(笑)。覚えてます?
佐藤:…何も覚えてない。でも大したことは言ってないと思いますよ。
有村:細かいことは本当に全て任せてくださっていたんです。ただ健さんがずっと大事にしてきたキャラクターだということは、ご本人の口からもうかがっていたので、より怖くもなったんですけど、ちゃんと向き合っていきたいなという風に思いました。
佐藤:これは撮影の裏側の暴露大会みたいになっていくの?実は…って話がいっぱい出てきますね。
有村:(笑)でもあんまり裏話とかは言わないようにしようって思っていて…。
佐藤:この際全部言った方がいいと思いますよ。
― まだ伝えられていないことがあるんですか?
有村:はい。
佐藤:めちゃくちゃ気になる(笑)。
有村:ストイックな作品なのでこういうことを言ったら気持ちが削がれちゃうかもしれないんですが…
佐藤:ストイックな作品こそ、どんどん裏側を話した方が面白いですよ。
有村:そうなんですか(笑)?では…アニメのサウンドトラックがあるんですけど、実は期間中ずーっとそれを聞いて撮影してました。
佐藤:いいじゃん!良いエピソードじゃないですか。
有村:あと白梅香(原作で巴が持っていた香水)を持ってました。
佐藤:それは大事ですね。
有村:いいですか?
佐藤:非常に大切なエピソードですね。
有村:サウンドトラックを撮影中に聞くのが結構好きなんですけど、とても素敵な曲でした。
佐藤健&有村架純、撮影現場での“ルール”
― 佐藤さんも撮影中に曲を聞いたりすることはありますか?佐藤:どうだったかな。あったような気もするけど本当に僕記憶が蓄積できないんですよ(笑)。覚えているのはチョコを食べていたこと。
有村:食事制限はしてましたよね、2人とも。
佐藤:そうですね。無駄な脂肪がついて欲しくなかったですからね。この時の現役抜刀斎に。2人で食事制限していたので、もちろん終わった後みんなでご飯にも行けないしお弁当とかも食べられないんですけど、お互い決められたメニューを食べている中で、唯一の幸せだったのがチョコレート。合間に3個くらいまでなら食べていいよ、とルールを設けていたんです。
そしたらある日、有村さんが「世界で1番おいしいチョコレートがあるよ」って持って来てくれて。
有村:そうです。フィンランドのね。
佐藤:そう。そのひと口に幸せが全部濃縮されたような。その10秒くらいに。それだけを幸せに、喜びにして生きていました(笑)。
佐藤健、有村架純は「もっと知りたくなる人」互いへの思いを語る
― お二人の共演は映画『何者』(2016年)ぶりかと思いますが、お互い印象が変わった部分、逆に変わらない部分はありましたか?
有村:当時から健さんは頭の切れる方だなという印象です。「何者」のときはカードゲームやオセロをみなさんで一緒にしていたんですけど、今回の現場でも考え方や思考、整理整頓がすごくされている方だなと感じました。今回は結構お話する時間があって、複雑な方なのかなと思っていたのが、話していくうちにミニマリストのような方なんだなというのがわかって。
佐藤:そんな言葉ありますね。ミニマリストみたいな人だったんですか?
有村:みたいな感じの方でした(笑)。シンプルな感情の持ち主。
佐藤:純粋なんです。
有村:(笑)。そんな気がします。
佐藤:シンプルというのは当たってますよ。僕は最初からオープンマインドで真っ直ぐなわかりやすい人間なんですけど、「何者」のときは複雑なんだろうなっていう想像をされていたんですね。
有村:もうちょっと難しい方かと勝手に想像していました。「何者」の時はそこまでお喋りする時間がなかったので。
佐藤:偏見がすごい(笑)。
有村:複雑というのは、考え方が豊富な方なのかなって思ったんですよ!
佐藤:(笑)有村さんの印象は当時から基本的には変わらないです。巴とも共通していると思うんですけど、外から見ただけでは何を考えているのかが見えづらいというか、どこまで本気でどこまで冗談かが見えにくい方だなと。それから、どんな状況に置かれてもブレない、変わらない。普通は話す人や状況によって少なからず自分のテンションだったり話し方だったりが変わってくるものじゃないですか。でもそういうのが有村さんにはあまりなくて、それこそ今までずっとやって来た「るろうに剣心」チームの中に1人入るということがあっても、強い芯があるから何ら問題もなくその場にいられる。だから心を開いてくれているのか開いていないのかもわからないです。
有村:(笑)
佐藤:最後までわからないですね。
有村:心は開いているつもりだけど伝わりづらい。
佐藤:これで心を開いているんだとしたら開けてないのよ。
有村:まだ足りないですか(笑)。
佐藤:でも、もしかしたらこれは彼女なりに心を開いてくれてるのかな?っていうようなことも良い感じに匂わせてくるので(笑)、もっと知りたくなる人ですね。
(modelpress編集部)
『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』
公開中監督/脚本:大友啓史
出演:
<The Final>佐藤健 武井咲 新田真剣佑 青木崇高 蒼井優 伊勢谷友介 神木隆之介 土屋太鳳 有村架純 江口洋介
<The Biginning> 佐藤健 有村架純 高橋一生 村上虹郎 安藤政信 北村一輝 江口洋介
「The Final」ストーリー:
かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達は、神谷道場で平和に暮らしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。果たして誰の仕業なのか?何のために?それは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。
「The Beginning」ストーリー:
動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍。血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎(ひむらばっとうさい)と恐れられていた。ある夜、緋村は助けた若い女・雪代巴(ゆきしろともえ)に人斬りの現場を見られ、口封じのため側に置くことに。その後、幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠すが、そこで、人を斬ることの正義に迷い、本当の幸せを見出していく。 しかし、ある日突然、巴は姿を消してしまう。彼女には、剣心に近づく別の目的があったのだ。後を追う剣心だったが、そこにはある陰謀と、数々の罠が仕掛けられていた――。<十字傷>に秘められた真実が、今、明らかになる。
【Not Sponsored 記事】
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