藤原竜也、真木よう子(C)カンテレ

藤原竜也、フジ系連ドラ初主演 ヒロインは18年ぶり共演の真木よう子<青のSP―学校内警察・嶋田隆平―>

2020.10.16 05:00

俳優の藤原竜也がカンテレ・フジテレビ系の2021年1月期火曜よる9時連続ドラマ『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』で主演を務めることがわかった。藤原にとってフジテレビ系連続ドラマ初主演となり、ヒロインは真木よう子が務める。


藤原竜也、スクールポリスに

今作は、学校内警察(スクールポリス)が試験的に導入されたという設定のもと、公立赤嶺中学校にスクールポリスとして配属された嶋田隆平(藤原)が、校内外で起こるさまざまな問題に立ち向かう学園エンターテインメント。

ヒロインの真木は、嶋田が着任する赤嶺中学校の3年1組担任で国語教師の浅村涼子を演じる。映画「バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌」以来、約18年ぶりに共演する藤原と真木。テレビドラマでは初共演となる2人にも注目だ。

藤原竜也、世間を騒がせる社会問題に挑む

主人公・嶋田は、警視庁捜査一課の敏腕刑事。常に冷静沈着で毒舌家。そんな彼が、東京都の中学校で導入されることとなった日本で初めてのスクールポリスに志願。そんなスクールポリス・嶋田が配属される赤嶺中学校は、表向きはどこにでもある中学校だが、スクールポリスが配属されてからさまざまな事件があぶりだされていく。SNSトラブルや生徒の薬物疑惑、盗撮事件、教師のマタニティハラスメント、セクシャルハラスメントなど、世間を騒がせ社会問題ともいえるテーマに、スクールポリス・嶋田が挑む。

真木演じる赤嶺中学校の国語教師・浅村涼子は、聡明で職業意識の高い3年1組担当の熱血教師。スクールポリス制度に関しては、当初から反対しており、“学校に警察官がいるなんて不自然”と考えている。常に生徒の側に立つため、罪を犯した生徒に対しても無情に手錠をかける嶋田とは、たびたび衝突を繰り返す。第37回日本アカデミー賞(2014)では「さよなら渓谷」で最優秀主演女優賞、「そして父になる」で最優秀助演女優賞をW受賞した真木。『わたしたちの教科書』(2007)以来の教師役となる。

ドラマ「青のSP」の見どころは…

今作の見どころは、毎話あぶりだされる“悪”を成敗する“爽快感”。“校内に警察がいる”という特殊な設定の中で起こる事件の犯人をスクールポリスが次々と成敗する。“守ってやるが、容赦はしない”の言葉通り、教師でも生徒でも、法に触れれば容赦無く逮捕。嶋田は想像を絶する解決方法でトラブルに対処する。荒療治と思われる強引な手法だが、学校も生徒の心にもさまざまな変化が起こっていく…。“警察官×学園エンターテインメント”の異色のコラボレーションが実現。

また、生徒・教師・嶋田の命を狙い迫ってくるさまざまな敵と戦うアクションシーンでは、映画でもアクション監修を行っているチームが集結し、監督がこだわるアクションに何度も挑んでおり、“爽快感”が倍増している。

そして、物語で気になるのは嶋田の“過去”と“目的”。子どもたちに対して冷酷で容赦ない面と命の危険から子どもたちを守る面の両方の顔を持つミステリアスな存在の嶋田。そんな嶋田の“秘められた過去”が次第に明らかになって行く…。スクールポリスは、敵なのか、味方なのか!?そして、 警視庁捜査一課の敏腕刑事からスクールポリスとなった“目的”とは…!?(modelpress編集部)

藤原竜也コメント

― ドラマ出演が決まっていかがでしたか?

僕は、今作のお話を頂くまで【スクールポリス】という制度を知らなかったんですが、撮影を重ねていくうちに非常に興味深いテーマだと感じて、自分も学びながら演じさせていただきました。自身のセリフでもあるんですが、無いに越したことはないけれども【スクールポリス】制度はあってもいいんじゃないかという時代になってきている気がします。すぐそこの未来を予言しているような、新しいタイプのドラマになっていると思いますね。

― 真木よう子さんの印象は?

よう子ちゃんは、みんなが割とほっこりするようなNGを出します(笑)。なんか、計算なのかわからない…“私でした!?”みたいな。そういうところで、緊迫したシーンでもスタッフの方々も和むから、彼女の人柄なんだなーと思います。あと、まじめです。監督の要求するものに瞬時に判断して、演出に応えていくことができる方で、もちろん自分で用意してきたものもあるでしょうが、非常に落ち着かれているなーと感心しましたね。僕なんかは、“いらないんじゃないですか?ここなんかは?”なんて適当なこと言ったりしちゃうんですが…(笑)。だからこそ、真木さんのように役に真摯に向き合う方がいて、僕としては心強かったです。

― ドラマのみどころは?

ここまでアクションで体のぶつかり合いがあると思っていなかったので、爽快感があると思いますし、今この時代に見ていただいて、明日も頑張ろうと思っていただけたらいいなと思います。警察のエンターテインメント作品としても見ていただけますが、悩んでいる子供たちの救いになる様な作品になっていればいいなとも思います。そのような言葉やシーンがたくさんありますからね。

エンターテインメント作品である一方、「頑張らなくていいんだ」とか、背中を押してあげられるドラマになってくれたらいいなと思います。

真木よう子コメント

― ドラマ出演が決まっていかがでしたか?

スクールポリスの制度自体を知らなかったので、まずそこに興味を持ったのと、学校に警察がいるという状況がなかなか想像しにくいので、ドラマとして見たいなというふうに思いました。私の役も、いつも演じているような男勝りな役とはちょっと違って、熱血ではあるんだけれどもちょっとおっちょこちょいというか、先走ってしまうようなところがある一生懸命生徒思いのある女性教師という役どころだったので、そういう役をいただく機会ってあんまりないのでそれがうれしかったです。

― 藤原竜也さんの印象は?

藤原さんと共演するシーンが多く、一緒に話していて楽しいし、すごく面白い人。ひょうひょうと演じていながらも、芝居どころはしっかり決めてくる。 芝居もすごく技術力があって勉強になるので尊敬しながらご一緒しています。藤原さんと一番初めに共演したのが「バトル・ロワイアルⅡ」で、今回のドラマに登場する3年1組の生徒みたいな感じでした。19歳とかで同じ年なんですが、藤原さんはその頃から確固たるスターみたいな感じ。私はオーディションで選ばれた生徒の役でしたので、もうその頃から「藤原さん」という感じだったので、ドラマの話をいただいた時は“同じ年だけど初めは敬語で接しなきゃいけないかな?”等と、すごく不思議な感じでした。

― このドラマのみどころは?

教師という役をやっているから思うところではあるんですけど、教師という職業についている人にはぜひ見ていただきたいです。あとはやっぱり子供を持つ親にも見てほしいです。スクールポリスを導入される学校のなかで、翻弄されていく生徒たちと葛藤していく先生たち、学校って様々な要素がいっぱい入っているし、リアルな中学生の悩みとかもあるので、中学生にも見てほしいと思います。さらに、隆平がなぜ、スクールポリスになったのかが一番の軸ですから、ここは、男女とか性別とか関係なく、ミステリーとして楽しめると思います。

プロデューサー・河西秀幸(カンテレ)コメント

このドラマは「もし学校内に警察官が常駐していたら…」という異色の設定でお届けします。これまでの学園ドラマは教師の奮闘を描いてきたものが多い中、警察官×学校という化学反応はさまざまな混乱や反発を招きながらも、学校や生徒の心が次第に変わっていきます。

今、学校で起こっているようなリアルな問題を1話完結で描きながら、謎めいたスクールポリスの正体が徐々に明らかになっていきます。スクールポリスの言葉や行動は冷徹にも思えるかもしれませんが、きっと見て下さる方の心に突き刺さると思います。

スクールポリスは学校にとって救世主なのか?それとも害悪なのか?是非について賛否両論あるとは思いますが、エンターテインメントドラマとしてぜひ、たくさんの方にご覧いただきたいと思います。
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