欅坂46“絶対的センター”平手友梨奈の存在…寄り添い続けたメンバーの本音<インタビュー中編>
2020.08.30 08:00
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欅坂46初のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46」(9月4日公開)。モデルプレスのインタビューに応じたのは小池美波、小林由依、菅井友香、原田葵、守屋茜、渡邉理佐の6人。“絶対的センター”平手友梨奈に寄り添い続けたメンバーの本音とは──。<中編>
欅坂46“絶対的センター”平手友梨奈の存在
デビュー曲「サイレントマジョリティー」から、鬼気迫るパフォーマンスで世の中に衝撃を与えた欅坂46だが、そんなグループの印象を決定づけたのは、絶対的センターである平手。デビュー時は1期生メンバーの中で最年少の14歳。鋭くカメラを見据える眼差し、立ち振る舞いから感じる“伝える”という力強い意志、目を引く存在感やカリスマ性は、多くの人が思い描いていたアイドルの固定概念を打ち砕いた。「君は君らしく 生きていく自由があるんだ」──欅坂46が身をもって示す反骨精神は、もがき悩む多くの人の指針となり、デビュー1年目での紅白歌合戦出場、全国で大規模アリーナツアーや異例のロックフェス参戦、3年半でたどり着いた東京ドーム公演など、これまでに残してきた功績は数知れず。
そして、2019年9月に初の東京ドーム公演2daysを成功させて迎えた2020年。ファンに膨大な喪失感を与えた平手のグループ脱退。メンバーが感じていた平手への印象とは──。
菅井友香、平手友梨奈に寄り添い続けた理由
― 菅井さんは映画の中で「不協和音の時期は嫌われていたと思う」「不協和音あたりからわからなくなった」ともコメントしていますが、それでも平手さんに自ら寄り添い続けたのは何故ですか?菅井:欅坂46の楽曲はてち(平手友梨奈)が主人公で、その時のてちの心境に合わせて楽曲も完成していたように思うんです。私は例えば「不協和音」では手が振り払われるなど、いろんな曲でてちと対極の位置にいるパフォーマンスが多くて、その中で、てちが入り込んでいる主人公の立場と、キャプテンである私が考えていることの差がある時がありました。なので、主人公を演じるてちの大変さをわかってあげたい、どうしたら力になれるのかなと思いつつも、だからこそ普段話す時も距離感が難しかったです。
でも、私がセンターで「不協和音」をパフォーマンスさせていただいた時に、主人公を演じていて本当に殴られている気分になったし、「僕は嫌だ」という思いを伝えるパワーや辛さ、大変さを知りました。「嫌われているかもしれない」と思っている相手に近づくのは、すごく覚悟もいるし、鋼のメンタルにならないと難しい部分だったのですが、この思いを最年少で抱えているてちの気持ちを考えると、やはりじっとしてはいられないなという素直な気持ちからの行動だったと思います。
守屋茜、平手友梨奈との日常「甘えん坊気質はいつまでも変わっていない」
― 映画の中でも映し出されていますが、ライブ前やMV撮影時、平手さんにハグをしている姿や寄り添う姿が印象的でした。守屋:正直、平手にどう接して良いのかもわからない時もあったけど、その時はどういう言葉をかけたら少しでも笑顔になってくれるのかなとすごく考えました。
でも「拒まれてしまったらどうしよう」とも考えてしまって、なかなか自分の思いをうまく言葉にできなかったので、ハグをしたり、手を繋いだりして、行動で間接的にでも伝えたかったんです。でも寄り添い続けた1番の理由は、平手のことが好きだからですね。
― そうですよね。守屋さんのブログなどを見ていると、平手さんとのお写真も結構あって、信頼関係の強さを感じます。
守屋:日によって「今日は元気がないのかな」と雰囲気で察することもあったので、「今は明るい話ができるかもしれない」というタイミングに、話の流れで写真を撮っていました。
デビュー当時はまだ平手は中学生で、最年少ということもあって甘えん坊でした。年齢を重ねるたびに「大人になっていっているな~」と思うけど、メンバーとの絡みを見ていると、その甘えん坊気質はいつまでも変わっていなくて可愛いです。
平手友梨奈への感謝
― ほかのみなさんも菅井さん、守屋さんのような気持ちでしたか?小池:メンバーとしても1人の女性としても、平手のことを「すごく愛おしいなぁ。側にいたいな」と思う気持ちもあるのですが、1番は平手に対する感謝の気持ちが大きいです。
楽曲を表現している時は、その曲の主人公はてちだなと受け取っているのですが、MVを撮影した後やライブが終わった後は、1人の女の子の平手友梨奈に戻ったという感じがするので、「おかえり」という気持ちで抱きしめています。
原田:私もやはり感謝の気持ちなのかなぁ。デビューした1年目から紅白に出たり、ミュージックステーションさんに出演させていただいたりとか、いろんな活動をさせていただいて、すごく幸せな経験ができたのは、てちがいたからだと思います。
初めての東京ドームでも、最初にてちが1人でステージに立って踊ったのですが、ステージ裏では全員でてちを見守っていたんです。大きな舞台に1人で立つのはすごく緊張したと思うので「すごいな」と思う気持ちと、そこに立ってくれることに「ありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいでした。
― 渡邉さんは、映画の中で「東京ドーム公演が平手さんのいる最後のライブだと思った」と言っていましたが、何をもってそう予感していたのですか?
渡邉:東京ドーム公演の前に行っていた全国ツアーでも、平手が出られない公演も多くて、本当にもう精神的にも体力的にも限界なんだろうなと感じていました。特に本人から「東京ドームが最後」と言われたわけではなかったのですが、全国ツアーや東京ドーム公演を通して、どこか予感していたんだと思います。(modelpress編集部)
欅坂46初のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46」
デビュー1年目での紅白歌合戦出場、全国で大規模アリーナツアーや異例のロックフェス参戦、3年半でたどり着いた東京ドーム公演など欅坂46の道のりは、まさに“快進撃”の歴史。欅坂46と真正面から向き合い、今まで映像化されてこなかった数々のライブパフォーマンスを再編集。これまで公の場には一切出ることのなかった貴重な記録映像の数々とともに、デビュー直後から現在に至る姿を映し取っている。射抜くような目つき、躍動する身体、控えめな仕草、一筋の涙、喜びと苦しみ…。“伝えること”に対してストイックなまでに追求してきた彼女たちは、いったい何と戦っていたのだろうか。欅坂46の“いま”と活動の裏で何が起こっていたのか。アイドルという枠には収まらない“表現者”たちの伝記映画であり、純粋でエモーショナルな音楽映画となる。
※インタビューは当初の公開日(4月3日)に向けて3月に実施したが、新型コロナウイルスの影響で公開が延期。その後、欅坂46は7月16日に開催した無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!」にて、10月のラストライブをもって5年間の歴史に幕を下ろし、改名して再出発することを発表した。3月に一度は完成した本作だが、それから約4ヶ月の間に起こった欅坂46の決断に合わせ、シーンを追加している。
小池美波(こいけ・みなみ/21)プロフィール
生年月日:1998年11月14日/出身:兵庫県/身長:158.5cm/星座:さそり座/血液型:B型小林由依(こばやし・ゆい/20)プロフィール
生年月日:1999年10月23日/出身:埼玉県/身長:161cm/星座:てんびん座/血液型:A型菅井友香(すがい・ゆうか/24)プロフィール
生年月日:1995年11月29日/出身:東京都/身長:165cm/星座:いて座/血液型:AB型原田葵(はらだ・あおい/20)プロフィール
生年月日:2000年5月7日/出身:東京都/身長:156cm/星座:おうし座/血液型:AB型守屋茜(もりや・あかね/22)プロフィール
生年月日:1997年11月12日/出身:宮城県/身長:163.5cm/星座:さそり座/血液型:A型渡邉理佐(わたなべ・りさ/22)プロフィール
生年月日:1998年7月27日/出身:茨城県/身長:167cm/星座:しし座/血液型:O型
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