石原さとみ、現場での姿を井浦新&窪田正孝が絶賛「さらに進化している」「本当にプロフェッショナル」<アンナチュラル>
2017.12.21 20:38
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来年1月期のTBS系新金曜ドラマ『アンナチュラル』(毎週金曜よる10時~)で主演を務める女優の石原さとみ、共演の井浦新・窪田正孝が、このほど行われた取材会に出席した。石原が同局連続ドラマの主演を務めるのは今作が初。昨年大ブームを巻き起こしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子氏が、オリジナル脚本で描く。
石原さとみ主演『アンナチュラル』
制作は、湊かなえ作品『リバース』『Nのために』『夜行観覧車』(いずれもTBS)のドラマ化を手がけた新井順子プロデューサー、同じく湊作品のドラマで演出を担当した塚原あゆ子氏など、今ノリに乗っている女性スタッフたちを中心に1話完結の法医学ミステリーを展開する。これまで様々な役を演じ、幅広い層から支持を得ている石原が今回演じるのは、日本に170名ほどしか登録がない“法医解剖医”の三澄ミコト。ドラマの舞台となるのは、日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」。そこに運び込まれるのは、“不自然な死”(アンナチュラル・デス)」の怪しい死体ばかり。ミコトは井浦演じる法医解剖医・中堂系、窪田演じる記録員・久部六郎らクセの強いメンバーたちと共に、連日UDIラボに運び込まれる死体に向かいメスを握る。
お互いの印象は?
― お互いの印象を教えてください。石原:私と新さんは3回目で、過去2回も結構がっつり一緒だったので、信頼もしていますし勝手に安心しています。ただ、今回の役柄がひどいので…(笑)。
井浦:(笑)。
石原:態度が悪すぎて、その中に垣間見える優しさとか可愛らしさがズルいんです。ちょっと愛おしい感覚になる(笑)。また今までとは違う役柄での共演なので、新鮮です。
窪田さんは今回が初共演です。イメージよりも明るい方だなという印象ですし、話しかけても壁がなく答えてくださる気さくな方。TBSのスタッフの方と仲が良く、そこに私も甘えさせて乗っからせていただいています。(市川)実日子さんもそうですけど、初日から空気が出来上がっていました。
井浦:僕も窪田くんとちゃんと目を見てお芝居させていただくのは初めてです。共演シーンはなかったんですが、同じ作品に出演したこともありましたし、お芝居を色んなところで拝見したので「いつか一緒にお芝居できたらいいな」と思っていたんです。僕の勝手なイメージですけど、静も動もどちらもできる役者さん。なので、いつグッと動の部分が出てくるのか楽しみですし、一言一言がすごく新鮮です。
さとみちゃんは3回目ですけど、毎回新しい風をちゃんと吹かせてくれるので、正直何回目の共演か忘れてしまう(笑)。
石原:(笑)。
井浦:でも、共演する度にこんなさとみちゃんが見れるんだって僕自身楽しませてもらっています。安心感もありますし、同志のような気持ちになります。悩むところは一緒に悩めるし、言葉にしてセッションできる人なので、今回もどんな関係性を作っていけるのか楽しみです。
窪田:僕は、さとみさんとは初めてなんですけど、役への向き合い方が本当にプロフェッショナルで、芯を持ってやられているという印象があります。台本から読み取る力というものを、目の前で見させてもらっていますし、その研ぎ澄まされた感覚は職人のようだな、すごいなと。
新さんとは初めて一緒にお芝居をさせていただいています。ものすごく腰の低い方なんですけど、中堂さんを演じると雰囲気からオーラからガラッと変わってしまって、あまりにも差が激しくて(笑)。僕はさとみさんと市川実日子さんと3人のシーンが多いので、新さんとのシーンは新鮮でワクワクします。
石原さとみの“座長”ぶりは?
― 石原さんの座長ぶりはいかがですか?石原:座長っていう感じは全然ないんですが…どうしよう(笑)。
井浦:自分ではきっとないだろうね。でも、台詞を体に落としてそれを吐き出していく集中力がすごい。それはご一緒させていただく度に思うんですけど、今回の呪文のような台詞も、体に入れて必要なものを足して、いらないものは削いでって作業を一瞬にしてやる。「皆頑張って行こうよ」とか言葉にしなくても、それをやっている様がたくましい。それに今回は、今までよりも勢いと自由度が増していて、さらに進化しているなと感じました。その姿を僕らは目の前で見れるわけですから、こっちも引っ張られます。一番大変なものを背負って最前線で頑張っているので、サポートしたくなります。
石原:嬉しいです。中打ち上げのときに松重(豊)さんと、「今回無理してないんです。こんなに肩肘張らなくて良い現場って初めてなんです」ってずっと話してたんです。表現が難しいんですけど、例えばドラマが放送されて私の名前がTwitterのトレンドに入らなくても、役が残ってくれればいいというか…。そういう作品をずっとやりたかったですし、主役の責任感とか苦しさがないんです。松重さんは「そう思ってもらえるように僕らがいるんだよ」って言ってくださったんですけど、皆が同じ方向に向かって、手を繋いで同じスピードで進んでいける感じがしていてます。すごく嬉しいです。
“初尽くし”の現場は驚きの連続
― 現場では「ドラマっぽいお芝居をしないで」という指示が出ているということですが、具体的にエピソードを教えてください。石原:エキストラの方の声も、雨の音も、ヒールの音も気にしなくてよくて、大掛かりなシーンほどそれが活きるんです。刺してしまうシーンとか、泣きの芝居とか、ダイレクトにリアルさが伝わってくると思います。
井浦:裏の芝居も本気でやってるので、メインが小さい声だとかき消されちゃうんじゃないかってくらい。
石原:そうなんです。クランクインしてすぐくらいに、ミコトと彼氏のシーンがあったんですけど、居酒屋さんで周りの人たちはサッカーのゴールが決まったら「うわー!」って盛り上がるので、相手の声が聞こえなくて(笑)。でも、それがリアルに繋がるんです。
井浦:芝居がライブになっていくんですよね。
窪田:やっぱり撮影のお芝居となるとどうしても無音の中ですることが多いんですけど、塚原監督はドラマにそのお芝居を求めていないですよね。監督の頭の中で画ができている分、指示が的確ですし、いつも本当にすごいなと思います。
井浦:塚原監督は、本当に面白い。
石原:監督がある俳優さんに「お芝居がうますぎて伝わりやすすぎるので、伝わらないお芝居をしてください。伝わらなくていいです」って言っていたのがすごく印象的で。どっちがどっち?逆説の逆説?みたいな。それがすごいなと思いました。
井浦:自分も「もっとやらないでください」と言われました。自分さえも聞こえない台詞がOKになって、「それでいいんだ」って。
石原:塚原組はいつもそうなのかなと思うんですけど、私は初めてなので新鮮です。やりやすいです。あと、ダブルトークも初めてしました。相槌もOKで、ただ単に会話してるだけなんです。
窪田:東海林さん(市川)とミコトさんがいつもダブルトークしているので、僕は耳を聖徳太子にして…。
石原:(笑)。
窪田:今何て言ったの!?ってなります(笑)。
井浦:突然、東海林さんのガハハハって笑い声が聞こえてくるよね。一瞬どうしたんだろう?カットかかった?って思うけど、撮影してるんですよ。環境が自然なんです。居心地がいいです。
「ラブもある」?
法医学ミステリーが軸となる今作だが、「ラブもある」と新井プロデューサー。「1話では何も感じなかった」という石原と井浦に対し、窪田は「そっちに惹かれるの!?嘘!?みたいな展開が…三角関係だけど輪が繋がっていない感じ」と予感させた。第1話は、2018年1月12日、初回15分拡大で放送。(modelpress編集部)
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