「逃げ恥」恋ダンスの影響?「カルテット」「左江内氏」「あすこん」…1月期ドラマも気になるオープニング&エンディングが多数
2017.02.13 20:00
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昨年、大きなヒットを記録したTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。星野源が歌う主題歌「恋」に合わせて出演者たちが踊る“恋ダンス”も注目を集め、その人気を後押しした。その影響もあってか、今期は本編だけでなく、オープニング、エンディングまで趣向を凝らす作品が増えている。
目次
『カルテット』 大人の色気満載のエンディングがまるでPV
放送前から話題を呼んでいたのが『カルテット』(毎週火曜よる10時~/TBS)だ。同作は坂元裕二氏の完全オリジナル作品で、カルテットを組んだ30代の4人が、冬の軽井沢を舞台に共同生活を送る大人のラブストーリーかつヒューマンサスペンス。このエンディングでは、メインキャストの松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が番組限定ユニット「Doughnuts Hole」を組み、椎名林檎が書き下ろした主題歌「おとなの掟」をクラシックな雰囲気の中、艶めかしく歌う。大人の色気を感じさせる歌唱と映像に「エンディングまですべて最高」といった声が多数上がっている。
『スーパーサラリーマン左江内氏』 おじさんの本格ダンスで圧倒
一方、恋ダンス同様にダンスで楽しませているのが『スーパーサラリーマン左江内氏』(毎週土曜よる9時~/日本テレビ系)。藤子・F・不二雄氏が唯一連載した大人ヒーロー物語を原作に、堤真一演じるパッとしない中年サラリーマン・左江内(さえない)が、謎の男(笹野高史)からスーパースーツを受け取り、しぶしぶ世界の平和を守ることになるというストーリー。
主題歌には三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの最新曲「Happy?」(3月8日リリース)を起用し、キャストだけでなくエキストラ160人がキレキレのダンスを披露。恋ダンスとは異なる、視聴者を躍らせる気は一切感じられない本格ダンスで圧倒し、数々のバラエティや『勇者ヨシヒコ』(テレビ東京)シリーズなどを手がけてきた福田雄一監督らしいセンスが溢れた。
『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』 特別版を希望する声も
『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(毎週金曜深夜0時12分~/テレビ東京系)も一風変わった仕掛けを用意。遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研の名バイプレイヤー6人が全員主役で共演し、本人役で共同生活するという設定で“おじさん版テラスハウス”とも呼ばれ話題を集めている同作。はじまるよ!#バイプレイヤーズ pic.twitter.com/gDtQzdHXtc
— テレ東 (@TVTOKYO_PR) 2017年1月13日
『突然ですが、明日(あした)結婚します』/『嫌われる勇気』 SNSで流行のマネキンチャレンジに挑戦
またSNSでの流行を取り入れたのが、『突然ですが、明日(あした)結婚します』(毎週月曜よる9時/フジテレビ)、『嫌われる勇気』(毎週木曜よる10時/フジテレビ)の2作。前者はエンディングに、後者はオープニングのタイトルバックに、マネキンチャレンジを採用した。『突然ですが、明日結婚します』は西内まりやを主演に「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」のリアルな恋愛模様を描き、香里奈主演の『嫌われる勇気』はベストセラー「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)を大胆にアレンジした刑事ミステリードラマ。どちらも主要キャスト陣が、文字通りマネキンのごとく静止する中を縫うように、ヒロインが動き回わる1分~2分ほどの動画となっており、キャストの結束力やドキドキ感・ハラハラ感を視聴者に感じさせる。
これまでもエンディングに趣向を凝らした作品多数
もっとも、こうした本編以外にこだわるのは今に始まったことではない。キャストのダンスが見られるものだけでも『女王の教室』(2005年/テレビ朝日)、『マルモのおきて』(2011年/フジテレビ)、『都市伝説の女』(2012年/テレビ朝日)、『最高の離婚』(2013年/フジテレビ)、『問題のあるレストラン』(2015年/フジテレビ)『ナイトヒーロー NAOTO』(2016年/テレビ東京)…など、どれも話題を集めた。特別感あるエンディングに惹かれる理由
こうしたエンディングは、本編と切り離したギャップがポイントとなっているよう。『逃げ恥』では本編が切ない終わり方であっても、ポップで可愛いガッキーの恋ダンスがラストにあることで「楽しかった、また来週まで頑張ろう」といった切り替えができた。同様に『左江内氏』では本編では冴えないおじさんでもラストではかっこいい、というギャップで、『カルテット』ではどこか“日常感”が漂う本編に対し、ドレスアップしたキャストによるクラシックで非日常感のあるエンディングをもってくることで対比を際立たせた。対し『バイプレイヤーズ』、『突然ですが~』に引き込まれるのは理由がまた少し異なる。『バイプレイヤーズ』のトークでは視聴者が役者の“素”を覗き込んだような感覚を与えるし、『突然ですが~』のマネキンチャレンジでは、成功するとは理解しつつも、つい最後まで見守ってしまう。ギャップというよりも制作側の“楽しそうな雰囲気”が伝わるエンディングであり、それにより視聴者を巻き込んだ演出となった。
本編以外での1つの楽しみ
連続ドラマは「今日は○曜だから〇〇の日だ」というように視聴者に習慣化しやすいコンテンツである。中でも全回を通し放送されるオープニング・エンディングは毎回数分とは言え、作品のイメージを決める1つの顔とも言える。そこへ印象に残るものを持ってくることで、視聴者のドラマへの“親近感”も変わってくるだろう。今後も本編以外での注目ポイントとして楽しみたい。(modelpress編集部)
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