杏ヒロイン「ごちそうさん」、最終回視聴率を発表　12年ぶりの快挙も

2014.03.31 13:21 200,483views

女優の杏がヒロインを務めたNHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」の最終回（3月29日放送）視聴率（ビデオリサーチ調べ）が発表された。

最終回は関東地区で21.3％、関西地区で22.3％。最高視聴率は10月16日に関東地区で記録した27.3％だった。

また全150回の放送を通じた期間平均視聴率は、関東地区で22.4％、関西地区で21.8％。関東の平均値は、2002年前期「さくら」の関東での期間平均（23.3％）以来12年ぶりの22％超えとなった。

杏「ものすごく悲しい」

最終回が放送された29日に、大阪で行われた「ごちそうさん」感謝祭に出席した杏。「これからもまだまだ『ごちそうさん』の世界はみなさんの心の中で続いていきますし、みなさんひとりひとりが言う『ごちそうさん』という言葉が、さらにその世界を広げていくものになるのではないかな、と思っています」と語り、「私のめ以子は、今日で終わりなので、私はものすごく悲しいのですが、DVDを見たりしながらまた思い返したりして、みなさんと同じく思い出にひたれればと思います」と心境を明かした。

制作統括の岡本幸江チーフ・プロデューサーは、「みなさんが、杏さん演じるヒロイン・め以子と一緒に、泣いたり笑ったり怒ったり、寄り添って見てくださっているという手ごたえを日に日に強く感じることができた半年間でした。スタッフ・キャスト一同、そのことを何よりもの励みとして最後まで走り切れたこと、心より感謝申し上げます」とコメントした。

第89作となる「ごちそうさん」は、「食べさせたい」という強い情熱を持って“食い倒れの街”大阪に嫁いだひとりの東京娘が激動の大正・昭和を生き、戦争を経験しながらたくましい母へと変貌していく半生を描いた物語だった。（モデルプレス）