

子どもがゲームやSNSで出会った人とチャット・DMするのを許していますか?<ママのリアル調査>
2025.06.19 09:30
提供:ママスタ☆セレクト

子どもたちが日常的にインターネットを利用する時代になり、ゲームやSNSを通じて他者とつながる機会も増えてきました。しかし見知らぬ相手とのやり取りはリスクも伴うもの。心配は尽きません。そこで今回ママスタセレクトでは「子どもがゲームやSNSで出会った人とチャット・DMするのを許していますか?」と問いかけるアンケートを実施し、親としてどう対応しているのかを聞きました。
選択肢には「許可して自由にさせている(その予定)」「親と決めたルール内でOKにしている(その予定)」「禁止している(その予定)」「その他」の4つを設定。700人を超えるママたちから率直な意見が寄せられました。
インターネットで知り合った人とやり取り。わが子にOKしている……?

もっとも多かった回答は「禁止している(その予定)」を選択したママたちで51.3%と過半数を占めました。その理由は大きくわけて2つがあげられます。
実際にトラブルを経験したことから
『子どもがまだ小学校低学年だったころ、親の知らないところでオンラインゲームをして、相手にひどい言葉を浴びせられていた』
『自宅住所を教えようとしていたことがある』
『学校の友達とつくったLINEグループですら揉めているのだから、知らない人とは絶対に無理』
お子さんの経験を元に「禁止」としている家庭も少なくありませんでした。お子さん自身が“怖い”と感じた経験があるならば、親からの「禁止令」にも納得できそうです。
家庭の方針によって
明確な家庭の方針として「禁止」と決めている家庭もあります。
『SNS自体を禁止にしている。DMなんてもってのほか。もし手をだしたら解約』
『小1。ゲームもスマホも禁止している。知識は本や図鑑で十分に得られるから』
お子さんの年齢にもよりますが、親の一存で「禁止」と明言している家庭もありました。
「ルール付きでOK」派の理由とは
「親と決めたルール内でOKにしている(その予定)」としている家庭は26.9%。そこにも2つの理由がありました。
子どもの自主性を尊重したいから
『むやみに禁止すると秘密主義になる』
『日常的に子どもとの会話を大事にしているし、今のところ何でも話してくれるから』
子どもの自主性を重んじたい家庭や、親の一方的な「禁止」では子ども自身が納得しない、と考えるママたちもいました。また禁止することでかえって逆効果だと考えるママもいるようです。
子ども自身が慎重な性格
またお子さん自身の性格を考えて、禁止にはしていないけれど安心だと捉えているママもいるようです。
『中学生のわが子。“顔も見えない知らない人との会話は嫌”と言っている』
『オンライン授業すら苦手。SNSは無理だろうと思う』
自由にさせている派の理由
「許可して自由にさせている(その予定)」と答えたママは少数派で全体の7.0%と1割にも達しませんでした。
『私もオンラインで彼氏を見つけたから』
ママ自身の経験からオンラインの魅力を実感しているようです。さらにこの方は「節度のある子どもに育てているから」と付け加えます。わが子に対する絶大な信頼があるようですが、はたしてその姿は本物でしょうか……? 今だけでなく、将来にわたってもそうでしょうか……? わが子を信じる気持ちは悪いことではありません。けれど、ときには客観的にわが子の行動を見つめる機会も必要かもしれません。

家庭内で取り組めること
SNSやオンラインゲームは子どもにとって新しいつながりや情報に触れる機会がある一方で、トラブルや危険とも隣り合わせです。家庭内でも「何が危険なのか」「どのようなリスクがあるのか」を話し合う機会を積極的にもちたいものです。
低学年であれば、知らない人に名前や住所などの個人情報を教えてはいけない理由、画面の向こうの人は教えてもらった人物像と本当に同じ人とは限らない、などといった基本的なことから伝えていくのも良いのではないでしょうか。
インターネットリテラシーやSNS教育の必要性
小学校でもタブレット学習が普及し、子どもたちにとってインターネットは身近な存在となっています。現在、小中学校でも「インターネットの適切な利用についての教育」が始まり、情報モラル教育を受けた子どもたちが増えつつあります。
SNSのDMやゲーム内チャットのように、親が把握しづらい「閉ざされたやり取り」では、子ども自身が危険を察知し、判断・対処できる力が必要です。そのためも、インターネットリテラシー教育はますます重要になっていくでしょう。
参考:文部科学省|第5章 情報モラル教育
家庭ごとの柔軟なルール作りを
今回のアンケートでは、子どもたちにチャットやDMの利用を禁止する家庭が過半数を占めました。しかしすべての家庭で一律に「禁止すべき」「自由にすべき」と結論づけるのは現実的ではなさそうです。というのも、ママたちのコメントからもわかるように、子どもの性格や年齢、ネットへの理解度、家庭での会話の密度によって適切な対応が違うからです。
大切なのは「世の中はこうだから」ではなく、わが子にとって今何が必要なのかを見極めて、家庭ごとに納得のいく方針を立てることではないでしょうか。親自身も不安や疑問を抱え込まず、学校や専門機関、他の保護者とも情報共有しながら、わが子との柔軟なルール作りをしていくことが求められていくでしょう。
【アンケート概要】
総回答数:710票
調査方法:インターネット
調査月:2025年5月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
【人気】の記事:ほかにもママたちの気になる回答結果は……?
文・編集部 イラスト・Ponko
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