Hey! Say! JUMP山田涼介「阿吽の呼吸でなんでもできる」最強の相棒とは メンバー内“推しコンビ”も告白「元々仲も悪いし口も聞かなかった」【「ズートピア2」インタビュー前編】
2025.12.05 17:00
views
ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア2』(12月5日(金)公開)にて、新キャラクター・パウバート役を演じるHey! Say! JUMPの山田涼介にインタビュー。前編では、ディズニー作品初参加となった心境やメンバーからの反応、山田にとっての“相棒”を明かしてくれた。
山田涼介「ズートピア2」新キャラクターに抜擢
動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”。頑張り屋なウサギ初の警察官・ジュディと、皮肉屋だけど根は優しいキツネのニックは、憧れだった捜査官のバディとして様々な事件に挑んでいた。そんなある日、100年ぶりに街にヘビが現れたことをきっかけに、ズートピア誕生の裏に隠された驚くべき秘密が明らかに。謎のヘビ・ゲイリーの目的は?そして、彼らが姿を消した理由とは?ズートピア最大の謎を前に、正反対なジュディとニックの絆が試される。山田は今回、US本社の厳選なるオーディションを勝ち抜き、新キャラクターであるパウバート役を射止めた。ズートピア創設者一族の御曹司であり、柔和で社交的なオオヤマネコ・パウパートは、保守的な一族に生まれながらもジュディの理想に共感し、「世界をよりよくしたい」という熱い想いを胸に秘めて捜査に協力するという役どころ。確かな演技力に加え、聴く人の心を包み込む温かさと凛とした品格を持ち合わせた声で見事に演じている。
山田涼介が語る「ズートピア」の魅力
― 前作『ズートピア』はご覧になっていましたか?山田:もちろん!
― どういった部分がこの作品の魅力だと感じていますか?
山田:動物たちが人間のように暮らしているというのは面白いじゃないですか。この世界観はありそうでないですし。約10年前の作品で当時はまさか出ると思って観ているわけではないので「あそこのシーンどうだったかな?」など改めて観直しました。ジュディとニックがでこぼこでぶつかり合うけど絶対に「頑張ってよ」って応援したくなるような可愛らしい姿はズートピアの1番の魅力なのかなと思いますし、僕が言うのもなんですが、1つひとつのキャラクターの粒立て方が本当にお上手だなと思うので、今回のパウバートも含めて、自分の1番好きなキャラクターがこの映画を通して必ず見つかる作品だろうなと思っています。
― ちなみにパウバートをのぞくと山田さんが『ズートピア2』の中で好きなキャラクターはどれですか?
山田:(少し悩む様子で)パウバートを除いて?まあ…ジュディとニックも置いておきましょうか(笑)。ニブルズ(江口のりこ演じるズートピアの「陰謀論」を語るビーバーの配信者)かな。可愛いですよね。変で(笑)。変というか癖があるからなんか気になります。
― (インタビュー時点では)まだ完成された作品をご覧になっていないとのことですが、期待するところや楽しみにしている部分を教えてください。
山田:全部ですね。『ズートピア2』の世界観がどういう風になっているのか、自分が声を入れさせてもらったところは知っていますが、他の方々がどんな風にこの世界に入ってきているのかなというのもすごく気になるところですし、ズートピアファン、ディズニーファンとして、ディズニーの新作『ズートピア2』ですから早く観たいという思いが強いです。
― 豪華なキャストさんが勢揃いしていますが、特に楽しみにしている方はいらっしゃいますか?
山田:皆さん楽しみですが、パパ(パウバートの父であるミルトン・リンクスリー役)を演じる梅沢富美男さんです。なんとなく同じシーンのところはチラッと聞きましたが、しっかり観てどんなパパなんだろうというのを聞きたいです。
山田涼介、久々のオーディションに「こういうのっていいな」
― 今回オーディションでパウバート役を射止めましたが、合格を聞いた時の心境はいかがでしたか?山田:オーディションを受けて数日はやっぱり連絡を待つという状況だったのですが、オーディションを受けるということ自体すごく久しぶりのことでしたし、緊張して待っていました。でも、ディズニー作品に参加できるということを聞いて非常に嬉しかったですし、また1つ夢が叶ったというか。やっぱりこの仕事をしていたら、誰もがディズニー作品に携わることはどこか夢物語のように思い描いていると思うんですが、僕もその1人で。なので本当に嬉しかったです。
― オーディションでの手応えはあったのでしょうか?
山田:自分自身、声優の経験も1度しかなかったですし、ましてその判断基準が何なのか、判断材料として何が必要なのかもいまいち分かっていない状態だったので、手応えは正直分からなかったです。データを本国の監督さんに送って見ていただくということだったので、日本語で表現してどこまで表現をオーバーにしたらいいのか、どこまでやったらいいのかというのを、オーディションの数少ないセリフの中で判断して。そこで自分に何ができるのかというのを模索しながらやっていました。手探りの中で今出せる全力をとにかくやるしかないと挑んでいたので、合格と聞いて嬉しかったです。
― 久々にオーディションを受ける側になって緊張もしましたか?
山田:緊張はしましたが「やっぱりこういうのっていいな」と思いました。少し名前があるから出演させていただけるとかそういうことじゃなくて、自分の声で作品に参加できるというのも自分への挑戦にもなりますし。ディズニー作品へ入れるという喜びを噛みしめながらパウバートに命を吹き込ませてもらったので、非常にありがたい機会をいただきました。
山田涼介ディズニー作品初参加、1番驚いていたのは有岡大貴と伊野尾慧
― ディズニー作品に携わることは夢だったとお話しされていましたが、山田さんのディズニーとの思い出をお伺いしたいです。山田:ディズニーはもう山田家の“一世一代の大イベント”だったんです。すごく田舎の方に住んでいたので割とディズニー(東京ディズニーリゾート)まで距離があって。僕らも小さい3人きょうだいで、父が仕事中の時は母1人で育ててくれていたので、父が休みで余裕がある時に皆で朝4時ぐらいに出て車で行って朝並ぶじゃないですか。朝6時ぐらいにディズニーランドやディズニーシーに着いて子供たちは車で待機しているんです。その当時はデジタルもなかったので、父がチケット売り場に並んでくれて、時間になったら呼んでくれて、子供たちも眠い目をこすりながら皆で楽しんで、また2時間ぐらいかけて帰るというような大イベント。1年に1回あるかないかみたいな感じでしたがその思い出がずっとあって、ある程度自分たちで行けるようになってからは、自分の車で行って散歩しているだけでも楽しい。それこそ、知念(知念侑李)とかと一緒によくあの空気を味わいに行きますね。
― そんな思い出のあるディズニーの世界観に今回入ることができたんですね!
山田:そうなんです。だから不思議なんですよね。嬉しいんですが実感がまだ湧かないというか。多分映画館に行って自分の声を聴いても多分違和感があります(笑)。やっぱり「あのディズニーに」という感覚があるので家族が1番喜んでいますし。
― 発表後はすごくファンの皆さんからの反響も大きかったと思いますが、ご家族や周りの反響を受けていかがですか?
山田:これはメンバーにも黙っていて、メンバーも皆さんが知るタイミングで知っていて。スケジュール帳に絶対「ディズニー」とか書かれていないですし「山田」と書かれているだけなんですよ。家族からはいい反応をもらいましたし、何よりファンの方が1番びっくりしていたかなと思います。予告でちらっと流れた声だけでは僕だと判断されている方があまりいなかったみたいなので、それは上手く演じられているのかなという感覚がありました。まだ皆さんは一言しか知らないと思うので分からないですが、感触としてもいいのかなと思っています。
― メンバーも知らなかったということで、発表されて1番驚いていた方はどなたですか?
山田:有岡(有岡大貴)と伊野尾(伊野尾慧)かな。1番物理的な声がでかかったです。(発表があった)次の日に仕事でぶわーと来て「山田さあ!ディズニーやるの!いいなあ!」とか言って。「子供かよ」みたいな反応をしてくれました(笑)。それぐらいやっぱりディズニーって誰もが好きな世界じゃないですか。今までにはないぐらいの反響を自分自身感じていますし、ありがたいです。
山田涼介、“推しコンビ”は伊野尾慧&高木雄也
― 山田さんにとってニックとジュディみたいな「タイプは全然違うけど最強の相棒」という存在はいますか?山田:本当にありきたりかもしれないですが、メンバーだと思います。綺麗事とかじゃなくて、阿吽の呼吸でなんでもできるんです。「これがしたい」「これをやるぞ」というのを別に言わなくてもできる。19年やらせてもらっているので、もう「こいつらじゃないと」という思いはあります。メンバー全員、ニックとジュディくらい違うと思うし、だけど合わさったら最強じゃないですか。それがうちの良さなのかなと思いますし、居心地がいいなと思っています。
― ちなみにHey! Say! JUMPの中で山田さんの“推しコンビ”はいますか?
山田:(間髪入れず)伊野尾・高木(高木雄也/※「高」は正式には「はしごだか」)です。元々仲も悪いし口も聞かなかったんです。大丈夫かなと思っていたんですけど、気づいたらすごく仲良くなっていて。メンバー皆で飲みに行った時も、気づいたら2人だけ肩を組んで、最後まで残っているし「いつ仲良くなったんだろう?」「俺らがあんなに懸念して思っていた部分がいつ解消されたんだろう?」というのも含めて、いま伊野尾・高木のコンビを見ているとホッとしますし、お兄ちゃんなので一緒にいると安心感があります。
― ぶつかり合っていたのがいつの間にか仲良くなったというのはニックとジュディに通じる部分がありますね。
山田:そうですね。「お互いに向いている方向は同じなんだけどベクトルの違いでちぐはぐになっちゃって」みたいなのって伊野尾と高木もそうだと思うんですが、多分グループにも通ずるところはあるのかなと思います。
★後編に続く!
(modelpress編集部)
山田涼介(やまだ・りょうすけ)プロフィール
1993年5月9日生まれ、東京都出身。Hey! Say! JUMPとして2007年にCDデビュー。2008年には『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』(日本テレビ)で連続ドラマ初主演。2015年3月21日公開の主演映画『暗殺教室』では「第39回日本アカデミー賞」で「新人俳優賞」を受賞した。その後もドラマ『カインとアベル』(フジテレビ/2016)『セミオトコ』(テレビ朝日/2019)『王様に捧ぐ薬指』(TBS/2023)、映画『鋼の錬金術師』シリーズ(2017・2022)、『サイレントラブ』(2024)など数々の話題作に出演している。『ズートピア2』は山田にとってディズニー・アニメーション作品初参加、『スマーフ』(2011)以来2度目の声優出演となる。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
Hey! Say! JUMP山田涼介、ディズニー作品初参加で「ズートピア史上1番難しいキャラ」演じた覚悟 21年間の芸能活動経て「全てのものはぶつけたつもり」【「ズートピア2」インタビュー後編】モデルプレス -
Hey! Say! JUMP山田涼介、三代目JSB岩田剛典の“岩ちゃん”呼びが話題「勝手に呼ばせていただていてる」モデルプレス -
Hey! Say! JUMP山田涼介は「立派な息子」「私に似てイケメン」“父役”共演者から絶賛「パパ怒ったら怖いからね」と呼びかけも【ズートピア2】モデルプレス -
Hey! Say! JUMP山田涼介「今風に言うとてぇてぇってやつですよ」尊い存在明かす【ズートピア2】モデルプレス -
Hey! Say! JUMP山田涼介、“YouTubeによる祭典”ビデオ出演で黄色い歓声「LEOの遊び場」登録者数100万人突破で感謝【YTFF2025】モデルプレス -
山田涼介「ANNP」Hey! Say! JUMPメンバーゲスト出演決定 5年ぶり全員でのラジオにモデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
Hey! Say! JUMP山田涼介、ディズニー作品初参加で「ズートピア史上1番難しいキャラ」演じた覚悟 21年間の芸能活動経て「全てのものはぶつけたつもり」【「ズートピア2」インタビュー後編】モデルプレス -
【日本一のイケメン高校生に直撃】楢崎悠亮くん、悔しさバネにした俳優業への決意 ストイックな食事制限も明かす<男子高生ミスターコン2025>モデルプレス -
日本一かわいい中学生・ほのさん、K-POPアイドルに憧れ芸能界に興味 後押しになった家族の言葉とは【JCミスコン2025】モデルプレス -
日本一かわいい高校生・なんりさん、3冠獲得で芸能界へ興味 夢は“バラエティ女子”「出川ガールになりたい」【女子高生ミスコン2025】モデルプレス -
光石研「ぼくたちん家」初期設定から一変した“ロクデナシ父”ができるまで 及川光博×手越祐也の魅力・凄みとは【インタビュー連載Vol.4】モデルプレス -
日本一のイケメン中学生・園山弥凪都くん、キンプリ永瀬廉に憧れる理由「僕も夢を与えられるような人に」【男子中学生ミスターコン2025】モデルプレス -
INI尾崎匠海、フジドラマ出演決定で本格的なピアノ伴奏初挑戦 グループが心の支えに「僕はダメなところもいっぱいある」【「ドビュッシーが弾けるまで」モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
【ITZYインタビュー】再契約発表の瞬間を本人が振り返り “あっという間”の7年間経て誓う目標「まだまだ十分お見せできてない部分もある」モデルプレス -
ITZYユナがMIDZYに届けたい思い「打ち負かされないで」困難を踏ん張る力【インタビュー連載Vol.5】モデルプレス







