日向坂46富田鈴花、8年間の分岐点は「間違いなく2年前」二期生の関係が変化した時期・理由も明かす【「鈴花サーキット」インタビュー】
2025.08.12 17:00
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【8月5日発売 1st写真集「鈴花サーキット」(光文社)インタビュー後編】
日向坂46の二期生・富田鈴花(とみた・すずか/24)にモデルプレスがインタビュー。後編では、この夏8年間のグループ活動に幕を下ろす心境や、活動の中でのターニングポイント、さらには同期への思いなどを聞いた。
富田鈴花1st写真集「鈴花サーキット」
本写真集は、卒業を目前にした富田がオーストラリア・クイーンズランド州を旅する様子を撮影。陽光降り注ぐゴールドコーストをスタートして、海岸沿いを北上。「楽園」を意味する美しき島、「クガリ」へと向かいます。雄大な風景にはしゃぎ、心から旅を楽しむ富田の素顔が詰まったロードムービーのような一作となった。大胆な水着姿や初ランジェリーショットも披露。オーストラリアの美しいロケーションの中、夢だったという写真集で、身長165cm、グループ最強とも言われるパーフェクト・スタイルを燦然と輝かせている。
富田鈴花、卒業セレモニー終えた心境
― 6月27日には、14thシングル「Love yourself!」発売記念配信ミニライブ内にて卒業セレモニーを行った富田さん。セレモニーから数週間経ちましたが、セレモニーを終えた心境はいかがですか?富田:7月23日にソロコンサート「Suzuka Tomita (Hinatazaka46) One Last Live on MTV」を控えていますし(※取材はソロコンサート前)、写真集の発売もあるので、卒業セレモニーを終えた実感はあまりないんです。卒業セレモニーをした後にここまで活動をするメンバーも珍しいと思います(笑)。でも、“配信で卒業セレモニーをする”ということに対して色々な気持ちになった方もいらっしゃると思うので、ソロコンサート・写真集の発売…と、最後までファンの皆さんに夢を叶える姿を見せていけたらなと思っています。
― アイドル活動の最後にソロコンサートを行うというのも、“日向坂46の歌姫”と呼ばれるほど歌唱力に定評のある富田さんらしいなと思います。
富田:以前、先輩の齊藤京子さんがソロコンサートをやられているのを見て、ずっと夢に見ていたイベントなんです。日向坂46の音楽の良さをもっと届けられるライブにできたらなと思っています!
ターニングポイントは「間違いなく2年前」
― グループ加入からの約8年間には様々な出来事があったと思いますが、中でもターニングポイントだったと思う出来事や時期があれば教えてください。富田:間違いなく、2年前のミュージカル「ヴィンチェンツォ」です。元々、あまり「お芝居をやりたい」と口に出してはいなかったのですが、このミュージカルの数ヶ月間を通して、自分と台本と共演者の方と向き合う期間がすごく楽しくて…。辛いこともありましたが、本当に楽しくて、その期間を過ごして自分も変われましたし、これからやりたいことが明確に感じられた期間になりました。
― グループ活動と並行しながら個人の活動に向き合うのは、大変だったのではないですか?
富田:バランスを取ることがすごく難しかったです。ツアーが始まる直前にミュージカルの千秋楽を控えていたので、みんなと違う時間帯に1人でダンストラックや新曲を入れたりもしていました。空気感を揃えるのはみんなと一緒にやらないとなかなか揃わないもので、もどかしい気持ちもありましたが、優しく教えてくれるメンバーがたくさん側にいてくれて。その期間はかなり大変でしたが、グループ外の活動をたくさんされている先輩方が支えてくださったり、同期で舞台を経験している松田好花が助けてくれたりして、何とか乗り越えることができました。
日向坂46二期生、関係性に変化
― 富田さんと松田さんはフォークデュオ・“花ちゃんズ”として日向坂46のライブで度々弾き語りを披露しており、名コンビとしても知られています。信頼関係や絆はファンの皆さんにも伝わっていると思いますが、富田さんにとって松田さんはどんな存在ですか?富田:気づいたら隣にいるような存在です。最近はプライベートでも会う時間が増えて、よくご飯に行っています!
― 他の二期生メンバーの方からも「最近プライベートで会う時間が増えた」といったお話を聞きますが、二期生の皆さんの関係性にどんな変化があったのでしょうか?
富田:卒業していく同期が増えていくとともに後輩が増えてきたこともあり、二期生がより一致団結するようになったのかなと思います。二期生はこれまで、同期で一致団結することがあまりなく、それが個性でもあり良さでもあると思っていました。でも、三期生、四期生が期ごとにまとまる姿を見て、その強さを身近で感じました。そんな中で一期生の皆さんがご卒業されたこともあり、「二期生も1番上として、1回まとまらないとね」というところから、関係性が変わっていったのかなと思います。特に“こうしよう”という話し合いをしたわけではないのですが、二期生同士でグループのことを話す機会が増えたからこそ、一緒にいる時間も増えました。
富田鈴花の夢を叶える秘訣
― 最後に、夢を追うモデルプレス読者へ向けて、富田さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。2021年にお聞きした際は「自分を繕わないこと、自分を信じること」とおっしゃっていました。富田:色んな夢を持っておくことが大切だと思います。1個の夢に固執せず、大きな夢から小さな夢までたくさん持つことで、そのどれかが叶ったら「夢を叶えられた」という自信を持つことができます。私も「外番組に1人で出たい」とか「レギュラー番組をやりたい」とかたくさんの夢を持って活動をしてきたのですが、そういう風に“自分がやりたいこと”を明確にすることは大切だったなと思います。
あとは、辛いことをたくさん経験しておくことも大事です。「逃げても良いんじゃないか」と思うようなこともたくさんありましたが、そこで逃げずに向き合ってきたからこそ、今の自分がいます。アイドルはどんなに辛いことがあっても、最後は幸せな気持ちで終われるので、すごい職業だなと思います。
― 先日行われた卒業セレモニーのスピーチでは、8年間を振り返る中で「私は努力をしている過程が一番好きです。夢に向かって頑張っていることに生きがいを感じています」と話していた姿が印象的でした。夢を叶える途中で折れそうになってしまったとき、どのように乗り越えてきましたか?
富田:折れそうになったときは、無理に踏ん張ろうとはせずに1回折れてしまうことが多いです。1回折れて、泣いて、「もうダメだ」って思って、ダメな自分を1回認める。ここを乗り越えたら逆にすごい自分になっているぞ、という気持ちで切り替えるようにしています。落ち込んでも次の日には忘れちゃうタイプなので、その分、落ち込むときは思い切り落ち込んでいます。
― 素敵なお話ありがとうございました。
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
富田鈴花(とみた・すずか)プロフィール
2001年1月18日生まれ、神奈川県出身。身長は165.2cm、愛称はすーじー。2017年8月に「けやき坂46追加メンバーオーディション」に合格し、2018年より、けやき坂46(のちの日向坂46)二期生としての活動を開始する。グループ屈指の歌唱力の持ち主としても知られ、2023年にはミュージカル「ヴィンチェンツォ」でヒロインを演じ、2024年には「千鳥の鬼レンチャン」(フジテレビ)内の名物企画「サビだけカラオケ」で、女性アイドルとして初めて鬼レンチャンを達成。2025年にも日向坂46高橋未来虹(※「高」正しくは「はしごだか」)とタッグで達成し、ソロ、タッグとアイドル初の2冠を獲得する。2025年5月3日、14thシングル「Love yourself!」の活動をもって、日向坂46を卒業することを発表した。
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