「海に眠るダイヤモンド」土屋太鳳、母になって変化した芝居 監督&プロデューサーが表現力絶賛「すごくハマった」【新井順子PインタビューVol.3】
2024.12.21 15:00
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俳優の神木隆之介が主演を務めるTBS系日曜劇場ドラマ「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜よる9時~)の最終話の放送を前に、プロデューサーの新井順子氏にインタビュー。Vol.3では、鷹羽鉱業の職員の娘・百合子役の土屋太鳳の魅力や撮影の裏話を聞いた。(※取材は第6話放送後に実施)
神木隆之介主演「海に眠るダイヤモンド」
同局系ドラマ「アンナチュラル」(2018)、「MIU404」(2020)など数々のヒット作を生んだ、脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー・新井という強力チームが再集結した本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントとなる。土屋太鳳、母になって変化した芝居
― これまでの撮影の中で、新井さんが見て驚いたお芝居や印象に残っているシーンを教えてください。新井:特に驚いたのは、土屋さんの演技でしょうか。初めてお会いしたのは、土屋さんが中・高校生頃に撮影したドラマ「リミット」(テレビ東京系/2013)の現場でしたが、お母さんになってすごく大人になったなと。百合子はとても難しい役ですが、塚原監督も「これまでに見たことのない表情が撮れた」と言っていて、すごくハマったなと思いました。母になって、子育てして、お仕事と両立して…いろいろな苦労も経験してきた中での人生の渋みというか、感情豊かな表情を見せてくれました。
― 土屋さんのイメージやこれまでの役柄から、百合子のようなキャラクターを演じるのに驚いた人も多かったと思います。改めて、土屋さんを百合子役に起用した理由を教えてください。
新井:百合子はお嬢様で自由奔放、でも実はとても繊細で被爆者としての葛藤がある役でした。土屋さんのハツラツさ、役に向き合う真摯さは、百合子にハマるのではないかと思いました。あとは、またご一緒したいと思っていたので!
進平(斎藤工)の死は最初から決まっていた
― 第7話で進平(斎藤工)が亡くなってしまいますが、その設定は最初から決まっていたのでしょうか?新井:全体構成を決めている段階から、進平が7話で亡くなるというのは決まっていました。だから斎藤さんにオファーした時は「途中で亡くなるんですけど…」と言いながらお願いしました(笑)。
― 第7話の撮影で印象に残っていることはありますか?
新井:7話はほぼ坑内にいるのですが、丸4日間ぐらい坑内に入って撮っています。物語では中が暑い設定になっているのですが、実際はものすごく寒くて息が白くなっちゃう程だったので苦労しました。朝8、9時頃から夜までずっといると感覚も鈍ってきて、炭鉱で働く方の苦労が身に染みた4日間でした。爆破のシーンも実際にやっていて派手なシーンになりました。
― そんな大変な撮影の中、現場はすごく和やかな雰囲気ですが、特に誰がリードされているのでしょうか?
新井:やっぱり主演の神木さんが、自然とリードしてくださって和気あいあいとした雰囲気になっています。あとは、百合子と朝子(杉咲花)が昔からの仲良しなので、いつも2人で女子高のようにキャッキャ言いながら過ごしています。
★Vol.4へ続く!
(modelpress編集部)
「海に眠るダイヤモンド」最終話あらすじ
いづみ(宮本信子)から、鉄平(神木隆之介)はリナ(池田エライザ)と駆け落ちをしたきり消息を絶ったと告げられた玲央(神木)。さらにいづみは玲央に、2人が消えた“あの夜”のことを語り始める。1965年3月。新区域から石炭が出たことで息を吹き返した端島では、本格操業へ向けて張り切る鉄平の姿が。しかし、鉄平が誠の通院のために度々リナと長崎へ渡っていたことで、島民たちの間では2人の仲を疑うよからぬ噂も立っていた。賢将(清水尋也)からそのことを聞き、すぐに否定する鉄平。しかしその裏で鉄平はリナと、誰にも言えないある秘密を共有していた。
そんなある日、朝子(杉咲花)は鉄平から「話がある」と呼び出される。しかし約束の夜、仕事を終えた朝子のもとに、鉄平が姿を見せることはなく…。鉄平と朝子の運命が分かれた“あの夜”、一体何が起こったのか。
さらに、いづみが持っていた10冊の鉄平の日記には、大きな秘密がまだ隠されていた。黒く塗り潰された字、破かれたページの本当の意味。
そんな中、玲央といづみは再び長崎を訪れることに。そこで2人が知ることとなる鉄平の思いとは。70年の時を超え、愛と青春と友情、そして家族の物語がついに、結着する。
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