すとぷり、結成8周年で初のアニメ映画公開!“はじまり”からメンバーの関係性に変化も「それぞれ自分の世界観があったけど…」<インタビュー>
2024.07.17 18:15
動画配信サイトを中心に活動する2.5次元アイドルグループ「すとぷり」が、この夏アニメ映画でスクリーンデビューする。今回モデルプレスでは、映画の感想やこの夏挑戦したいことなどをインタビュー!常に前へと歩み続ける6人の、活動に取り組む姿勢に迫った。
若者から熱い視線!「すとぷり」がスクリーンにやってきた
メンバーは莉犬、るぅと、ころん、さとみ、ジェル、ななもり。で、もともと歌やセリフの配信、ゲーム実況など各々で活躍していたメンバーを集めて、2016年に始動。公式YouTubeチャンネル「すとぷりちゃんねる」の登録者数は約305万人(24年7月上旬時点)を誇り、MVやオリジナル企画、生配信などあらゆるコンテンツを通して着々とリスナー(ファン)を増やしてきた。インターネット上では顔を隠して活動しているが、ライブでは顔出しをしてパフォーマンスするのも魅力のひとつだ。また、各メンバーは現在もグループとしてだけでなくソロでも活躍している。
人気の勢いは止まらず、22年には5大ドームツアー制覇、23年には全11会場44公演の全国アリーナツアーを開催し、上半期音楽ライブ動員数日本1位を記録。同年「第74回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。
そして2024年7月19日(金)には、すとぷり初のアニメ映画『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』が公開に。全国の映画館300以上で上映される。
初対面での印象は?「すとぷり」の“はじまり”を6人が振り返る
ー 皆さんは今年結成8周年を迎えられましたが、出会った当初の印象など、覚えていることがあれば教えてください。ななもり。:結成した時は電話のアプリで連絡を取っているだけのメンバーも多くて、ライブのリハーサルの時にみんなで初めて顔を合わせました。待ち合わせ場所に集合しても、顔を知らないから誰が誰か分からない状態でしたね(苦笑)。
るぅと:メンバーには会ったことがなかったので、どんな見た目なのかが一番気になっていました(笑)。それで最初に莉犬を見た時、「めっちゃ小っちゃい!」って思った。
莉犬:おい(笑)。
るぅと:それから、初めて会った時になーくん(ななもり。)がアイスを食べていたんです。食べながら「あ、るぅと君!」みたいな感じで歩いてきて…。僕は栃木から上京したんですけど、「アイス食べてるんだ。東京はすごいなあ」って思いました。
ななもり。:東京は関係ないから!
ころん:確か先に2人(ななもり。と)で会っていて、一緒にアイスを買ったよね?
ななもり。:...これは僕、記憶にないんですよ(笑)。アイスをぱくぱく食べながら2人で歩いていたらしいです。そもそも当時、るぅと君と莉犬君は高校生でしたからね。
さとみ:初めて会った時のことは一人ひとり覚えているけど、るぅとは本当に好青年って感じで、今よりもっとスポーティーだった。8年経って、色気が増したね。
莉犬:確かに。当時は爽やかサッカー少年だったよね。
さとみ:みんな良い年の取り方をしていて、感慨深いです。
ななもり。:僕は当時20歳でしたね。ジェル君と実際に会う前に電話したんですけど、「俺29歳やねん」(実際は当時19歳)って言われて、しばらく「ジェルさん」って呼んでましたから。
莉犬:まじその話好き(笑)。
ジェル:当時はかっこいいセリフを言う配信をしてたんです。声も低めなので、これで19歳って言うのはちょっとなあって。
一同:(笑)。
さとみ:あと、初対面の印象でいうと、莉犬はやっぱり…めっちゃ小さかったね。
莉犬:おい(笑)。
ー (笑)。ちなみに、8年前と今で、メンバー同士の関係性は変化しましたか?
ななもり。:活動をスタートした時って、まだみんな個人で活動していたんですよね。各々で行っていた同人活動が次第にグループとしての活動になっていって、それぞれで葛藤も乗り越えて…。色々な挑戦をしていく中で、すごく絆が深まりましたね。
ジェル:最初はそれぞれに自分の世界観があったので。そこからだんだん調和していって。…10年かかりました。
るぅと:まだ10年経ってない…(笑)。
それぞれの夢が叶った初映画、注目ポイントは?
ー 『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』についてもお聞かせください。今回、皆さんそれぞれ自分のキャラに声優として声をあてられましたが、実際に挑戦されていかがでしたか?感想や注目ポイントを教えてください!ななもり。:めちゃくちゃ感動したよね。作画もすごかったし、飲み物を飲むシーンや食べ物のシーンもすごくこだわって作っていただきました。クオリティが高くて最高でした!
莉犬:うん、感動しました。一度諦めた声優になるという夢を、すとぷりとして活動する間に叶えられたんだ、とも思って。自分たちがアニメとして動いているのも、声があたっているのも、エンドロールに名前が載っているのも、すごく嬉しかったです!
さとみ:僕も声優の道を諦めてインターネットでの活動を始めたのですが、まさかこんな形で花開くとは思っていなかったですね。当時声優になるために練習していたことや努力は無駄じゃなかった、という気持ちにもなりました。夢が叶って本当に良かった。早くみんなに届いてほしいです。
ー 映画の中での皆さんも、普段のキャラクターを反映させているのかな、と思いながら拝見しました。
ころん:そうですね。自分が役を演じているというより、作中でのセリフも僕が普段から発している言葉だったりするんですよ。それからリスナーさんなら分かる、あるキャラが映画のワンシーンに含まれていたりもします。楽しく取り組めたので、その良さが伝わったら良いなと思います。
ジェル:「すとぷり」が映画にも反映されているが故に、思いが込められたセリフもすごく多くて。心配するシーンなどは自分でもこだわりましたね。言い方ひとつで変わるので、監督に「OKです」と言われても、自分で納得できるまで何回も録り直したりしました。
ー 主題歌はるぅとさんが手掛けられましたね。普段からグループの中でも作曲されていますが、今回は自分たちの映画の主題歌という点で、いつもとは違う感覚はありましたか?
るぅと:映画館で大音量で流れるので、サビ前に普通の曲にはないような空間をあけてみたり、構成から映画用に考えました。サウンドは実際にオーケストラの方に演奏していただいた音源を使用していて、豪華な作りになっています!僕としても映画の主題歌を担当するのがひとつの夢だったので、それが叶ってすごく嬉しかったですし、気合いを入れて作りましたね。大満足の仕上がりです。
ー ななもり。さんは製作過程から携わられましたが、映画の中で特にこだわった点や苦労した点があれば教えてください。
ななもり。:アニメ映画化を実現することが、まずとても大変でした。前々から動いていたのですが、なかなか実現できなくて…。特に物語の軸が決まるまでが大変で、めちゃくちゃ時間がかかりましたし、脚本も苦労しました。「すとぷり」という存在をどうやってアニメにすれば良いか、原作もないのでどう物語を進めていくのか、色々なパターンを検証して。生身の自分たちに近しいとはいえ、普段のように喋ってもアニメ感が出ない。だから、「もおー」っていうところ「うー」と言ってみたり、セリフのニュアンスを変えて録ったりしました。
ころん:あるシーンは40回録り直しましたからね…。どっきりにかけられているかと思いましたよ(笑)。
ななもり。:頑張った甲斐もあり、すとぷりを好きな方はもちろん「名前は聞いたことあるけど何かよく分からない」という方も、まじで楽しめる内容になっています!この映画から見ても楽しめるので、一回観に来てほしいですね。
「すとぷり」今年の夏の過ごし方は?
ー 今回「すとぷり」として映画に初挑戦されましたが、皆さんそれぞれがこの夏に挑戦したいことや、個人的にやりたいことを教えてください。ジェル:個人的には、色々な遊園地を巡りたいです。ウォータープールとかいっぱい入りたい。海は汚れるからやめておきます(笑)。ただ、夏はリスナーさんのために頑張らないといけないので、夏休みという概念は存在しません!
莉犬:夏休みのリスナーさんも多いしね。かっこいい。
ジェル:かっこいいでしょ?29歳だから。
さとみ:夏はライブがあったり日頃の活動にプラスして別のことも頑張る、という数年間を過ごしてきたので、夏だから出かけて何かやりたい、みたいな発想が出てこなくて…。夏だからこそ、いつも以上にみんなに届けられることをしたいし、届けられる時期だと思っています!
ジェル:でも富士急行きたいでしょ?
さとみ:富士急は、行きます(笑)。
ころん:挑戦か。今、江ノ島で「すとぷり海の家」をやっているんですけど、変装して何とかバレずに島に行きたい!
さとみ:江ノ島って、別に離島じゃないからな(笑)。
莉犬:うん。神奈川だし。
ころん:そうなの!?海を渡るんじゃないの?
ななもり。:いや、繋がってるよ(笑)。 普通に行ける。
ころん:えー!そうなんだ(笑)。でも、動画でちょっとやってみたい。バレたら即終了で。
莉犬:良いかもね。僕が挑戦したいことは、今夏に向けて色々な動画などを準備しているので、それをしっかりやりきること。たくさん準備しているけど、実際にものにできるかな、って内心不安なので。今は、考えていることをしっかりやりきろう、と必死に毎日己に刻んでいます。
ななもり。:僕もここ最近もお仕事しかしてなくて、仕事上で新しく準備しているものがあるのでそれが楽しみですね。言えないものが多いけど、夏も挑戦し続けます!
るぅと:夏ってイベントが多くて思い出に残りやすいと思うんですよね。多くのリスナーさんにとっても夏休みですし、リスナーさんの思い出に残るような夏にしたいと思っています。映画もありますし「すとぷり」と個人の活動の両方で、将来思い出した時に「今年の夏が良かったな」って思えるような夏にしたいです!
「すとぷり」の夢を叶える秘訣
ー 最後にモデルプレス恒例の質問です。これまで様々な夢を叶えてきた皆さんが思う、「夢を叶える秘訣」を教えてください。るぅと:僕の秘訣は、“継続”です。やり続けなくちゃ叶わないので、継続すること。もし途中で辛くなったらその時は無理せず休みますが、「ちょっと面倒くさいな」と思うことがあっても、そこは少しでもやると良いと思います。
ななもり。:「情熱を持って、まずやってみる」ですかね。やってみて上手くいかないこともあるんですけど、そこから学んでまた次チャレンジする。それが上手くいって、より良くなっていくイメージです。振り返ってみると、あらゆる活動で「あの時びびってやってなかったら、こうはなってなかったな」ということが沢山あるので、まずやってみることが一番大事だなと思っています。
莉犬:自分の好きな気持ちを信じること。夢を持てない子もいると思うのですが、小さくても好き嫌いなら誰しもにあると思っていて。その“好き”を大事にして、どんどん積み重ねていくことで、毎日できることが増えていく気がします。そして、何かを好きになった自分自身も信じること、かな。
ころん:そうですね。健康でいること、じゃないでしょうか。やっぱり健康でいないと元も子もないというか。しっかり栄養を摂って、毎日元気に外に出たりとかして。それを続けていたら、夢は叶うんじゃないかな。
さとみ:嫌なことから逃げない。生きていると、自分は悪くないのに怒られる瞬間も絶対あるし、自分のせいじゃなくても不利益を得ることってたくさんある。でもそれって、自分に力が無いからだと捉えて処理することもできると思うんですよ。実際はそうじゃなくてもね。これまで「いつも逃げてたな」と自分に思うことが多かったので、20代前半頃からは捉え方を変えてやってきました。要は人のせいにせず、全部自分のせいだと思ってやった方が、将来的に自分の力になるな、と。
ジェル:気付くことだと思います。好きだと思って続けていても「あーしんどいな」とか、「自分の好きなこととは関係ないけど、やらなきゃいけないのか」とか、好きの気持ちだけで片付けられないことは、たくさんあるはずです。でも、時間が経って後から「あれ頑張って良かったな、今に繋がってるな」と、自分の糧になっていたなと思って。常に今や未来を見るのではなく、前に進んだ時に過去の辛かったことが今の幸せに繋がっているからだと気付けたら、モチベーションになると思うし、継続することもできるんじゃないかなと思いますね。
ー ありがとうございました!
各々の個性は発揮しつつも、グループとして強い光を放つ「すとぷり」。結成当初はそれぞれの世界観があった中で、少しずつ混ざり合い絆を深めていったという。インタビュー中、メンバーが何度も口にしたのは「リスナーさんのために」という言葉だ。休む暇があるなら、全力で“楽しい”を届けたい。そんな共通の意志がそれぞれから感じられた。この夏もあらゆるコンテンツを通して、メンバーから多くの愛を受け取れるだろう。(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社STPR
衣装クレジット:EMMA CLOTHES、soerte、seato
スタイリスト:里山拓斗(タクティ~)
ヘアメイク:JOE、阿部真子
『劇場版すとぷり はじまりの物語~Strawberry School Festival!!!~』
公開日:2024年7月19日(金)主演:すとぷり(莉犬/るぅと/ころん/さとみ/ジェル/ななもり。)他
製作総指揮:ななもり。
まだ誰も知らない。
これは、すとぷりのはじまりの物語───
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