吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK

大河「光る君へ」制作統括が語る吉高由里子の魅力 現場での姿勢や起用理由とは「私たちの主役で良かった」

2024.01.14 18:00

吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合テレビ、毎週日曜午後8時~/BS・BSP4K、毎週日曜午後6時~/BSP4K、毎週日曜午後0時15分~)の第2話が14日に放送される。このほど、制作統括の内田ゆき氏が合同取材会に出席し、作品の見どころや吉高の魅力を語った。

吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」

吉高由里子「光る君へ」ビジュアル(月夜.ver)(C)NHK
吉高由里子「光る君へ」ビジュアル(月夜.ver)(C)NHK
平安時代を舞台に、壮大で精緻な恋愛長編「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)を吉高が演じ、「源氏物語」執筆に欠かせない1人の男性・藤原道長を柄本佑が演じる。ドラマでは紫式部が生涯心を寄せ、陰に陽に影響しあいながら人生をたどる生涯のソウルメイトに。脚本は大石静が担当する。

平安時代が舞台「光る君へ」見どころは?

吉田羊「光る君へ」第1話より(C)NHK
吉田羊「光る君へ」第1話より(C)NHK
「光る君へ」第1話より(C)NHK
「光る君へ」第1話より(C)NHK
今作は大河ドラマの歴史において、7年ぶりに女性が主役。さらに、1973年放送の平将門を主人公にした「風と雲と虹と」に次いで2番目に古い時代を扱う。

内田氏は平安時代について「婿取婚という結婚制度だったことはよく知られているんですけど、結婚・離婚という考え方が現在より随分自由で結婚・離婚について批判めいたこともないし、離婚してもお互いに良い関係を保っていたく、男女財産別で結婚しても女性は苗字が変わらないなど、おおらかな時代が現代の目指すところに繋がるところもあります」と、チャレンジングな題材ではあるが、アクティブでおおらかな時代の風土は現代にも共感を呼ぶのではないかと語る。

「そんな時代の中で人々の関心は恋愛、出世、家族の幸せという今の私たちが求めたいもの・興味があるものに通じるものがあるので、紫式部や藤原道長それぞれにご自身の気持ちを乗せて見て頂けたら1年間楽しんで頂けるのではないかと思います」と楽しみ方を紹介し、「そして売りにしている平安の衣装のきらびやかさも美術スタッフが非常に力を入れていますので大河ファンの方も初めてみるものが沢山あると思います」と平安ならではの目に楽しい画面もアピールした。

吉高由里子の現場の姿勢・紫式部役オファーの理由

吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
柄本佑、吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
柄本佑、吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
また、現場の雰囲気は「非常に良い」と言い、「出演者の方々も自分の知らない時代を演じられている方が大半で、皆さん学ぶ気持ちと珍しさを楽しむ気持ちを持って心血を注ぎ込んで書かれている役になりきって楽しく演じられています。それにはやっぱり主演の吉高さんの姿勢がとても明るくて優しくてどんな方も受け入れてくれるような柔軟性があるんです。吉高さんが私たちの主役で良かったなと思いながら日々楽しく撮影をしています」と吉高の姿勢を絶賛した。

紫式部役をオファーした理由について「すでに色々な作品で活躍されていてお芝居の確かさと色々な表情が見えるところ。人の心の動きは決めつけられるものではないんですけど彼女の表情を見ていると、見ている人の心が沿っていって役柄として本当に好きになれるというところがとても大きいです」と答えた内田氏。「紫式部は色々な研究や文献ですごく引っ込み思案で実は気難しかったと言われているけれど果たしてそうだったんだろうかというのがあり、主役なので一面的じゃない女性を描いていきたいと思いました。平安時代というおおらかと言ってもどうしても規制がある時代の中で、自分の人生を生き切りたいという女性を強い表情で演じて頂ける方を考えて、その中で吉高さんにお願いできてとても嬉しかったです」と主役として複雑な内面や感情を演じ切れるかが決め手になったと話した。(modelpress編集部

「光る君へ」第2回あらすじ

「光る君へ」第2話より(C)NHK
「光る君へ」第2話より(C)NHK
高杉真宙、吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
高杉真宙、吉高由里子「光る君へ」第2話より(C)NHK
母の死から6年、まひろ(吉高由里子)は15歳となり成人の儀式を迎える。死因を隠した父・為時(岸谷五朗)との関係は冷めきる中、まひろは代筆仕事に生きがいを感じている。一方、道長(柄本佑)は官職を得て宮仕え。姉・詮子(吉田羊)が帝との間に皇子をもうけ、道長の一家は権力を拡大していた。道長の父・兼家(段田安則)はその権力をさらに強固なものにしようと道兼(玉置玲央)を動かし天皇が退位するよう陰謀を計る。
【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連ドラマ

  1. 光る君へ

    光る君へ

    2024年01月07日(日)スタート

    毎週日曜20:00 / NHK総合ほか

    詳しく見る

関連記事

  1. 「光る君へ」キャスト・役柄一覧【2024年NHK大河ドラマ】
    「光る君へ」キャスト・役柄一覧【2024年NHK大河ドラマ】
    モデルプレス
  2. 【光る君へ 第2話】まひろが成人に 道長一家は権力拡大
    【光る君へ 第2話】まひろが成人に 道長一家は権力拡大
    モデルプレス
  3. 大河「光る君へ」初回から衝撃展開 脚本・大石静が語るまひろと道長家の宿命<インタビュー後編>
    大河「光る君へ」初回から衝撃展開 脚本・大石静が語るまひろと道長家の宿命<インタビュー後編>
    モデルプレス
  4. 【光る君へ 第1話】紫式部、京に誕生 激動の運命始まる
    【光る君へ 第1話】紫式部、京に誕生 激動の運命始まる
    モデルプレス
  5. 鹿児島に新リゾート「サマナ ホテル ヤクシマ」“世界自然遺産”屋久島の絶景を楽しむ“特等席”
    鹿児島に新リゾート「サマナ ホテル ヤクシマ」“世界自然遺産”屋久島の絶景を楽しむ“特等席”
    女子旅プレス
  6. 「コナン展」開幕、30年の歩みと魅力を6つのテーマで再認識<連載30周年記念 名探偵コナン展>
    「コナン展」開幕、30年の歩みと魅力を6つのテーマで再認識<連載30周年記念 名探偵コナン展>
    女子旅プレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. 日向坂46富田鈴花、週3ジム通いで体作り 背中トレ・白水着を着ない…1st写真集に詰め込んだ“こだわり”【「鈴花サーキット」インタビュー】
    日向坂46富田鈴花、週3ジム通いで体作り 背中トレ・白水着を着ない…1st写真集に詰め込んだ“こだわり”【「鈴花サーキット」インタビュー】
    モデルプレス
  2. 「最後の鑑定人」中沢元紀、バディ的存在の俳優仲間明かす「下剋上球児」メンバーとのプライベートエピソードも「グループLINEの電話が来て」【インタビュー後編】
    「最後の鑑定人」中沢元紀、バディ的存在の俳優仲間明かす「下剋上球児」メンバーとのプライベートエピソードも「グループLINEの電話が来て」【インタビュー後編】
    モデルプレス
  3. 「最後の鑑定人」中沢元紀、俳優志す前の夢はスタントマン 表舞台目指すきっかけになった小栗旬主演作品【インタビュー前編】
    「最後の鑑定人」中沢元紀、俳優志す前の夢はスタントマン 表舞台目指すきっかけになった小栗旬主演作品【インタビュー前編】
    モデルプレス
  4. FRUITS ZIPPER仲川瑠夏&鎮西寿々歌、グループの“お姉さん”2人がメンバーへ伝えたい思い「傷ついた分だけ人は強くなれる」
    FRUITS ZIPPER仲川瑠夏&鎮西寿々歌、グループの“お姉さん”2人がメンバーへ伝えたい思い「傷ついた分だけ人は強くなれる」
    モデルプレス
  5. TWICEダヒョン、グループ初演技挑戦・主演抜擢作に込めた思い「プレッシャーがなかったわけではありません」メンバーからの反応明かす【「あの夏、僕たちが好きだったソナへ」インタビュー】
    TWICEダヒョン、グループ初演技挑戦・主演抜擢作に込めた思い「プレッシャーがなかったわけではありません」メンバーからの反応明かす【「あの夏、僕たちが好きだったソナへ」インタビュー】
    モデルプレス
  6. 大森元貴「あんぱん」歌唱シーンでのミセスとの違い 俳優業への本音「非常に興味深くて」【インタビューVol.3】
    大森元貴「あんぱん」歌唱シーンでのミセスとの違い 俳優業への本音「非常に興味深くて」【インタビューVol.3】
    モデルプレス
  7. ミセス大森元貴、3~5kg増量・襟足カット…朝ドラのためビジュアル変化 「あんぱん」に懸ける思いとは【インタビューVol.2】
    ミセス大森元貴、3~5kg増量・襟足カット…朝ドラのためビジュアル変化 「あんぱん」に懸ける思いとは【インタビューVol.2】
    モデルプレス
  8. 「あんぱん」ミセス大森元貴、北村匠海から「俺泣いちゃうかも」2人の共通する気持ち・現場での会話明かす【インタビューVol.1】
    「あんぱん」ミセス大森元貴、北村匠海から「俺泣いちゃうかも」2人の共通する気持ち・現場での会話明かす【インタビューVol.1】
    モデルプレス
  9. ミセス大森元貴「あんぱん」初登場 18歳から何歳まで演じる?制作統括が明かすオファーまでの経緯・現場での裏話
    ミセス大森元貴「あんぱん」初登場 18歳から何歳まで演じる?制作統括が明かすオファーまでの経緯・現場での裏話
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事