木村慧人＆山中柔太朗W主演「飴色パラドックス」

MBSのドラマシャワー枠×KADOKAWAが手掛けるBLドラマレーベル・トゥンクのコラボ企画第5弾として、累計130万部突破の夏目イサクの人気BLコミック「飴色パラドックス」（新書館刊）をドラマ化した同作。

木村は、週刊誌「DASH！」編集部の張り込み班の記者で、正義感が強く真っ直ぐに仕事と向き合う素直な尾上聡（おのえ・さとし）役。山中は同じく張り込み班のカメラ担当、人たらしでクールに見えがちだが、相手を思いやる優しい一面もある蕪木元治（かぶらぎ・もとはる）役を演じる。

尾上は異動先で同期・蕪木とコンビを組むことになるが、密かにライバル視していた相手である上、スクープのためなら手段を選ばない蕪木のやり方に納得できない。最初は衝突ばかりの2人だったが、ともに事件を追ううちにお互いのことが気になり始め…というストーリーになっている。

木村慧人＆山中柔太朗、互いの印象に変化

― まずはオファーを受けた時の心境から教えてください。

木村：初の主演ですごくプレッシャーもあったんですけど、「嬉しい」という気持ちが勝って、すぐに「やらせてください」と返事しました。その後すぐに原作も読んで「飴色パラドックス」という作品が好きになってから役作りに入ったので、「やってよかったな」と今になって思います。

山中：僕は正直とても驚きました。主演でお話をいただいて、お相手が慧人くんということで聞いた時点からすごく楽しみでしたし、原作を読ませていただき、とても面白かったので入り込めました。どうやって2人で作っていこうかワクワクしながら撮影に入ったのを覚えています。

― お二人はMBSドラマ特区「恋と弾丸」（MBS：毎週木曜24時50分～、テレビ神奈川：23時～）でも共演されたばかりですが、今作のオファーは「恋と弾丸」の出演が決まるより前だったのでしょうか？

木村：それよりも後でした。

山中：「恋と弾丸」の撮影が終わった後でした。

― では今作が決まった時にはもうすでに面識があったんですね。

山中：そうですね。でも「恋と弾丸」は共演するシーンが1～2回しかなかったので、撮影で同じになったのは1日くらいでした。

― 初対面の時と「飴色パラドックス」の撮影後で、お互いの印象は変わりましたか？

木村：最初はクールキャラで結構男らしいのかなと思ったんですけど、男らしい反面、可愛らしい部分もありました。撮影をやっていくにつれてすごく話しやすいなって思いました。

山中：お互いに「こんなにしゃべるんだ」って感じですよね（笑）。

― 「よくしゃべる」というイメージはなかった？

山中：なかったですね。でも基本的に僕らは2人ともふわふわしているというか、ゆったりしている部分が共通しているので、多分ちょうどいいんだと思います。マイペースに話している感じが心地良くて、ノーストレスでした。

木村慧人＆山中柔太朗、キスシーン経て縮まった距離

― 一足先に台本を読ませていただきましたが、胸キュンシーンもたくさんありましたね！撮影はいかがでしたか？

木村：楽しかったです（笑）。

山中：楽しかったです！

― 接近するシーンでは照れなどはありましたか？

木村：最初は…（笑）。

山中：多少、照れというか…。

木村：緊張はちょっとあったんですけど、でも、キスシーンをやったあたりからほぐれました（笑）。もうそれ以上の緊張も照れもないというか（笑）。

山中：何をしても全然平気でした（笑）。

木村：余裕だね。見つめ合うのも恥ずかしくないし。

木村慧人＆山中柔太朗、互いの“スクープ”を告白

― 劇中の2人のお仕事にちなみ「お互いだけが知る相手のスクープ」を教えてください。

山中：なんだろう…“僕だけ”が知っているってことですもんね。

― 撮影中に気付いた意外な一面などはありましたか？

山中：慧人くんファンの方はもう知っているかもしれないですけど、とてもストイックなんです。本当にきつい撮影終わりで次の日も朝が早いという時にもジムに行ったりなど、本当に努力家です。僕は間近でそれを見ていたので「すごいな」と思って感化されました。

― 感化されたというのは、山中さんも何かトレーニングを始められたり？

山中：ジムは元々通っていたんですけど、「今日はきついだろ」って日に慧人くんが「行く」って言うから「じゃあ俺も行くわ」って行った時はありましたね（笑）。

木村：僕が「柔太朗くんこだわりあるんだなぁ」と思ったのは、リップ。マイリップ持ってたよね？

山中：持ってました（笑）。

木村：美容に詳しいんです。お互い美容が好きなので、自分に合うパックとか洗顔について話して、メイクさんと一緒に「これおすすめなんだよ」って教え合ったりして。

山中：確かにそうだったね。

木村：それは共通する意外なスクープかもしれない（笑）。

FANTASTICS＆M!LKメンバーからのアドバイス

― それぞれ所属するグループではほかのメンバーの方もお芝居に挑戦されていますが、アドバイスをもらったり、どなたかに質問したりしたことはありましたか？

木村：僕は（佐藤）大樹くんにセリフの覚え方について聞きました。今までもドラマに出演したことはあったんですけど、セリフ量がこれまでに比べてすごく多かったので「どうしたらいいですか？」と質問して。大樹くんからは「ある程度話を理解した上で、前日に集中して覚えるのがいいんじゃないかな」とアドバイスをもらいました。（八木）勇征くんからも同じことを言われましたね。なので台本は4回くらい通して読んで、原作も読んで、しっかり話の流れを理解した上で、前日に細かいところを覚えていきました。

山中：僕のメンバーは気を遣って向こうからアドバイスはしてこなくて、聞いたら答えてくれる感じでした（笑）。セリフの量がこんなに多かったことがなかったので「いつ覚えてるの？」って質問したら、皆前日に覚えることが多かったです。だからセリフについてというよりは「スケジュール的に大変なことが多いだろうから、寝れるだけ寝なね」とアドバイスをもらいました。

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（modelpress編集部）

木村慧人（きむら・けいと）プロフィール

1999年8月16日生まれ、東京都出身。2018年12月にFANTASTICSとしてメジャーデビュー。2022年はドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」（テレビ朝日系）、「恋と弾丸」（MBS）、映画「HiGH＆LOW THE WORST X」などに出演し、俳優としても活躍の場を広げた。

山中柔太朗（やまなか・じゅうたろう）プロフィール

2001年12月23日生まれ、栃木県出身。2018年に日本テレビ系ドラマ「高嶺の花」に出演し、この美少年は誰だと大きな話題に。主な出演作にドラマ「FAKE MOTION -卓球の王将-」（NTV／2020年）、福岡恋愛白書17「おはようマドンナ」（KBC／2022年）、「恋と弾丸」（MBS／2022年）などがある。2018年8月に5人組ダンスボーカルユニットM!LKに加入し、2021年11月にメジャーデビューを果たし、アーティストとしても活躍している。