モデルプレスのインタビューに応じた草川拓弥(C)モデルプレス

超特急・草川拓弥、俳優&アーティストの両立で「追い込まれた時もありました」乗り越え学んだこと・グループへ還元できた喜び語る<「デブとラブと過ちと!」インタビュー>

2022.11.07 07:00

TOKYO MXドラマ枠「ドラマニア!」にて放送される『デブとラブと過ちと!』(11月7日スタート/毎週月曜22時~)でお笑いトリオ・3時のヒロインのかなでとW主演を務める超特急草川拓弥(くさかわ・たくや/27)にモデルプレスがインタビュー。

テレビ東京系ドラマParavi枠『みなと商事コインランドリー』(以下、『みなしょー』)に続き、2クール連続の主演に抜擢。そんな彼が「実は、正直、追い込まれた時もありました」とポツリ。それでもグループ活動&俳優業ともに前に進み続ける理由とは?悲しみを乗り越える方法、夢を叶える秘訣も語ってもらった。

かなで&草川拓弥がW主演「デブとラブと過ちと!」

草川拓弥(C)モデルプレス/スタイリスト:東正晃、ヘアメイク:Mashino
草川拓弥(C)モデルプレス/スタイリスト:東正晃、ヘアメイク:Mashino
本作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で累計6,000万DL突破の人気オリジナルコミック『デブとラブと過ちと!』(ままかり/ソルマーレ編集部)を原作とした、超ポジティブな記憶喪失のヒロインと若手副社長が繰り広げるドタバタラブコメディ。

かなで、草川拓弥「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
かなで、草川拓弥「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
物語は、コンプレックスの塊・幸田夢子(かなで)がある日、ビルの屋上から落下してしまうところから始まる。なんとか一命を取り留めた夢子。しかし、目が覚めた彼女は「これが…私…!?超かわいい」と、以前と180度違う彼女に変わっていた。そんな夢子に、周囲は驚きと戸惑いの連続。しかし、超ポジティブになった夢子によって環境は大きく変わっていく。恋に、仕事に、友情に…全力で突き進む夢子とその仲間たちの姿を、原作とは一味違った展開で描いていく。

かなで「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
かなで「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
草川拓弥「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
草川拓弥「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
草川は、夢子が恋する若手副社長・結城圭介役。夢子との出会いをきっかけに、自身の“過ち”と向き合い、変わっていく。

草川拓弥、実写化にプレッシャーも「原作ファンの方にも楽しんでいただければ」

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― まず、オファーを受けた時の心境を教えてください。

草川:率直にすごく嬉しかったです。かなでさんとは以前『コント×超特急』の公演で一緒にお仕事をしていたので、また違った形でご一緒できて嬉しいなと思いました。

― 『みなしょー』に続き本作も実写化作品となりますが、原作ファンも多い中で演じることにプレッシャーは感じますか?

草川:僕は原作のある作品を演じることが多いので、その度に毎回プレッシャーを感じます。ですが、ドラマはドラマならではの良さがあると思っていて。もちろん原作を大切にして演じていますが、今回も原作とは少し違ったオリジナルの部分もあるので、そこを原作ファンの方にも楽しんでいただければと思っています。

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― このドラマの魅力を教えてください。

草川:この作品は、元気をもらえるドラマだと思っています。夢子がくれるポジティブなセリフに勇気づけられたり、元気づけられたり。明日からまた頑張ろうと思えるような素敵な作品です。結城と夢子の関係だけでなく、結城の抱えている“過ち”の部分も少しずつ知ることができるので、そういった今後の展開も楽しみにしていてほしいです。

― 本作では、かなでさんと演技面で話し合うことはありますか?

草川:かなでさんはドラマ自体が初めてに近いということだったので微力ではありますが、僕なりにサポートできる部分はサポートできればと思いながら演じていました。現場に入る前に台本のセリフの覚え方や、役に対してのアプローチの仕方など、質問をいただいたものは自分なりに答えました。

かなで、草川拓弥「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
かなで、草川拓弥「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX

草川拓弥「みなしょー」“アドリブ”秘話

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― 前クール『みなしょー』最終回のラストシーンで、草川さんの涙と共演の西垣匠さんの「大好き」というセリフがアドリブだったことが、監督の金井純一さんのTwitterにて公表されていました。こういったアドリブは自然に出てくるものなのでしょうか?

草川:自然でしたね。まさか監督からネタバレされると思ってなかったです(笑)。

― そのシーンについて、西垣さんと事前に話し合うことはしましたか?

草川:その時は、そこまでしなかったです。だからあの「大好き」もびっくりしましたね。「こいつやりよるな」って感じですよね、ほんと(笑)。カットしてくれれば良かったのに(笑)。

― (笑)。ファンがキュンキュンするシーンになっていました!

草川:それはもう間違いないです(笑)。

草川拓弥、ドラマ出演でグループに還元「こんな幸せなことはない」

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― 『みなしょー』では大きな反響があったと思いますが、その反響を実感することはありましたか?

草川:すごくありがたいことにSNSのフォロワーが2,3万人くらい増えたのと、ライブに来てくださるファンの方も増えたのかなと思います。ライブにわざわざ足を運ぶというのは簡単にできることではないので、ドラマがきっかけで好きになって来てくれて、こんな幸せなことはないなと思いながら、反響を実感しています。

― グループに還元できたと感じられた?

草川:そうですね!超特急は僕にとって大切な場所でもあるので、還元できたんじゃないかと思ったときは嬉しかったです。

草川拓弥が悲しみを乗り越えた方法

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― 草川さんは2クール連続で主演を務めるほか、超特急での活動も並行して多忙だと思うのですが、撮影やグループ活動を振り返って悲しみを感じたことはありますか?乗り越えた方法も教えてください。

草川:自分の中でやっぱり『みなしょー』が、役に寄り添う時間も長くてすごく大きな作品になりました。当時ツアーも並行しながら、感情が動くシーンもたくさん撮っていたので、そこを乗り越えたのは大きいかなと思います。

― その時、誰かに相談することはありましたか?

草川:自分だけで乗り越えていました。誰にも相談はしなかったです。

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― 1人で乗り越えるというのは、なかなかできることではないと思います…。

草川:実は、正直、追い込まれた時もありました。でも寝たら忘れちゃうんで(笑)。次の日にはそのまま引きずらないで、「もう切り替えよー」ってなります。

― 正直、大変だった日もあったんですね。

草川:自分がやり遂げられるのかというプレッシャーと、あとは色々並行していたものもあったからだと思います。『みなしょー』は、色々な形の“愛”の尊さと、人に対する思いやりや気持ちをないがしろにせずに寄り添う大切さを学んだ作品にもなりました。

草川拓弥の夢を叶える秘訣

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― では、夢を追いかけているモデルプレスの読者に向けて、草川さんの夢を叶える秘訣を教えてください。

草川:諦めずに続けることだと思います。好きなものを見つけて、それを続ける。トントン拍子に上手くいくとは思わないし、むしろもがいて苦しんでいる下積みがあるからこそ、大きくなった時に上手くいかなかった時期を経験しといて良かったと思えるはずなので、続けることですかね。

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
― 俳優としてもグループとしても活躍の幅を広げて、周りの環境も変わってきたと思いますが、今後進みたい路線ややりたいことも教えてください。

草川:夢を叶える秘訣にも通ずるところがありますが、変わらずに今のお仕事を続けていきたいですね。もちろん新しいことも挑戦したい気持ちはありますが、「じゃあ何をしたいの?」と言われたらそこまで明確に出てこなくて。今の状況にまだ全然満足していないですし、より高みを目指して、引き続きグループ活動と並行して芝居のお仕事で幅広い役をやりたいです。色々なものを吸収して、日頃応援してくれているファンのみんなに恩返しできるような作品に巡り合えたらいいなと思いますし、それがまたグループに還元できればとても嬉しいなと思っています。

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

草川拓弥(くさかわ・たくや)プロフィール

草川拓弥(C)モデルプレス
草川拓弥(C)モデルプレス
1994年11月24日生まれ。東京都出身。A型。メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のメンバーとして活躍。大河ドラマ「平清盛」(2012年/NHK)、「ウルトラマンギンガ」シリーズ(2013~2014年/テレビ東京系)、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」シリーズなどドラマや映画に多数出演。グループでは、超特急主演ドラマ「超特急、地球を救え。」(2022年/テレビ東京系)が放送され、アリーナツアー「新世界 -NEW WORLD-」が12月24日に東京、12月25日に大阪で開催予定。

「デブとラブと過ちと!」

かなで「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
かなで「デブとラブと過ちと!」第1話より(C)ままかり/ソルマーレ編集部 (C)TOKYO MX
毎週月曜22時~22時30分(TOKYO MX1)※11月7日スタート
毎週土曜24時30分~25時(BSフジ)※11月12日スタート
出演:かなで(3時のヒロイン)、草川拓弥超特急)、太田夢莉、中西悠綺、西村ヒロチョ、志保、高橋健介、崎山つばさ ほか
オープニング主題歌:-真天地開闢集団-ジグザグ「スマイル★かわいいねん」(CRIMZON)
エンディング主題歌:フウセンカヅラ「シンデレラ」(T-RECKLESS creative forest)
監督・脚本:本田隆一・綿種アヤ

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