モデルプレスのインタビューに応じた堀夏喜、八木勇征、澤本夏輝 (C)モデルプレス

FANTASTICS澤本夏輝・堀夏喜・八木勇征がぶつかった壁とその乗り越え方 今、グループとして見据える未来とは<インタビュー中編>

2022.08.09 17:00

FANTASTICS from EXILE TRIBEの澤本夏輝(さわもと・なつき/28)・堀夏喜(ほり・なつき/25)・八木勇征(やぎ・ゆうせい/25)のインタビュー中編。24日にリリースするニューシングル「Summer Bike」は亀田誠治が「困難な時代を乗り越えたその先の未来」をイメージしてサウンドプロデュース。3人がこれまでぶつかってきた壁、そして困難を乗り越えた今“見据えている未来”とは――。

澤本夏輝「Summer Bike」をライブ1曲目にした理由明かす

澤本夏輝 (C)モデルプレス
澤本夏輝 (C)モデルプレス
― 現在開催中(※取材は7月中旬)のライブツアー「FAN FAN HOP」は「Summer Bike」からスタートしますが、フルコーラスでは配信前だった新曲をあえて1曲目にした理由を教えてください。

澤本:確かに、前半から意外と攻めていますよね。めちゃくちゃアップテンポな曲というわけではないですが、振り付けも詰まっていますし、構成もとても流動的で流れるように見られる。基本ずっと動いていて、止まることが少ない曲なので。

LDHでは、アルバムを引っ提げたツアーで新曲を1曲目に持ってくることも多いのですが、今回は「FAN FAN PROJECT」がテーマとしてあったのが大きいと思います。最初は「『Summer Bike』は2曲目とか3曲目にしよう」「アンコール後にしよう」みたいな案も出ていたんですけど、何回もセットリストを変えて最終的に1曲目にしました。実際にやってみて、オープニングの演出を含め1曲目に持ってきたからこそ成り立っているなと思います。

堀夏喜 (C)モデルプレス
堀夏喜 (C)モデルプレス
― 1曲目にしようと提案したのはどなただったのでしょうか?

澤本:誰だったっけ…?

堀:皆で話して決まった感じだね。

澤本:そっか。ツアーの1曲目は特に重要なんですけど、「Summer Bike」はツアーリハーサルが始まって残り1~2週間もないくらいの時に、振りがまだできていなかったんです。それもあり1曲目をどうするか全然決められなくて。どうなるかわからなかったので「これで1曲目から勢いなかったら困るしな…」という気持ちもあったんですけど、今回はオープニングもこだわっているので、それを含め1曲目にしようと話し合いで決まりました。

澤本夏輝・堀夏喜・八木勇征の“困難を乗り越える方法”

八木勇征 (C)モデルプレス
八木勇征 (C)モデルプレス
― 「Summer Bike」は「困難を乗り越えたその先の未来」をイメージした楽曲になっていますが、皆さんが怒りや悲しみなど困難にぶつかった時はどのように乗り越えてきましたか?

八木:例えば歌で困難にぶつかったとしても、一つ大きな壁があるだけではなくて、その壁の前に小さな壁がたくさんあるんです。だからその大きな壁と言うのはまだ乗り越えられていないのですが、小さな壁がある時は自分で自分を納得させたり、細かいところ一つ一つを噛み砕いて乗り越えて…の連続です。それはデビューする前からずっとですね。

澤本:僕は足を怪我してしまって手術をしたことがあったのですが、その時は半年近く踊れなかったんです。手術を決意する前は、病院で「これ以上手術せずに踊っていたら本当に足がダメになるよ」と言われて、でも手術したら数ヶ月踊れないことはわかっていて、でもやっぱり踊りたくて…。しかもその時には上京したい気持ちも強くなっていました。

そうやって色々悩んでいた時に、ダンスの先輩から「乗り越えられない壁はないから。どんな形であれ、必ず次の日には乗り越えてるわけだし」と言ってもらって、「確かにそうだな。じゃあ頑張るか」と思うことができました。その時もらった言葉は、今でも何か頑張らなきゃいけない時に思い出しています。ファンタの活動でも、個人の活動でもそうです。

堀:人生でやりたいことだけをやれるわけではないじゃないですか。やりたくないことをやらなければいけない時もある。でも僕は「どういう方向であれ、結果として自分の身になることは変わらない」と思うようにしています。例えば学生時代の歴史の授業で「〇〇年に何が起きた」という知識を今使っているかと言ったらそうではないですが、当時それを覚えてテストで力を発揮するという過程を経験することで、それをやった人とやっていない人では忍耐力が違ってくる。なので、目の前の結果ではなく過程が大切で「これも一つの過程になる」と思えば、嫌なことや辛いことも頑張れるのかなと思います。

澤本夏輝 (C)モデルプレス
澤本夏輝 (C)モデルプレス
― 落ち込んでいても前を向かなければならない時、皆さんはどのようにモチベーションを上げていますか?

堀:買い物です!僕のストレス発散は全部買い物で済ませています(笑)。

澤本:僕は散歩してラーメンを食べる。

堀:いいね。

澤本:ラーメンじゃなくてもとりあえずめっちゃ食べるかもしれないですね。お腹を満たして幸せになる(笑)。

八木:僕は寝ます(笑)。何も考えずに寝る!

澤本夏輝・堀夏喜・八木勇征、FANTASTICSとして見据える未来

堀夏喜 (C)モデルプレス
堀夏喜 (C)モデルプレス
― 「FAN FAN PROJECT」はこれから第2弾、第3弾と続いていきますが、グループとして見据える未来を教えてください。

澤本:第1弾からさっそくたくさんの方に驚いていただけるようなものになりました。第2弾・第3弾ではまた違うFANTASTICSの表情が見られると思いますし、必ず「そう来たか」と感じていただける、いい意味で裏切っていけるFANTASTICSを表現できると思います。これを機にさらにたくさんの方に知っていただいて、国民的なアーティストになるところまでいきたいですし、LDHの表現の幅を広げていけるようなグループであり続けたいです。

八木勇征 (C)モデルプレス
八木勇征 (C)モデルプレス
八木:前から言っていることですが、老若男女誰もが知っているヒット曲を生み出せるようなグループになりたいです。そのためには積み重ねが大切だと思います。何かを当たり前に続けていくことってすごく難しいと思うんですけど、今やっていることを当たり前に続けながら、自分自身がファンタに何を還元できるかを考えていきたいです。自分の得意・不得意もあると思いますが、僕は個人が得意なことをひたすら追求していけば組織力も大きくなっていくと思っているので、僕は僕でやるべきこととやりたいことをしっかりと還元していきたいと思っています。

堀:やっぱり「FAN FAN PROJECT」は「ファンの皆さんと次のステージへ」というテーマを掲げているので、ライブの規模を大きくしていきたいですね。ホールからアリーナへ、アリーナからドームへレベルアップするのが目標です。

★後編へ続く!

(modelpress編集部)

FANTASTICS from EXILE TRIBEプロフィール

堀夏喜、八木勇征、澤本夏輝 (C)モデルプレス
堀夏喜、八木勇征、澤本夏輝 (C)モデルプレス
EXILE TRIBEの新グループとして、EXILEの世界・佐藤大樹をリーダーに、パフォーマー集団として2016年12月29日に結成。2017年5月から12月にかけて「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~」を開催し、約3万名の応募者の中から勝ち上がった八木勇征・中島颯太が加入。2018年にシングル「OVER DRIVE」でメジャーデビューを果たした。

澤本夏輝(さわもと・なつき)プロフィール

生年月日:1994年1月19日
血液型:O型
出身地:長野県

堀夏喜(ほり・なつき)プロフィール

生年月日:1997年8月6日
血液型:A型
出身地:愛知県

八木勇征(やぎ・ゆうせい)プロフィール

生年月日:1997年5月6日
血液型:O型
出身地:東京都

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