本郷奏多、川栄李奈は「“朝ドラ”のヒロイン!という感じ」<「カムカムエヴリバディ」インタビュー>
2022.02.26 08:15
views
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(総合:あさ8時~、BSプレミアム・BS4K:あさ7時30分~)で五十嵐文四郎役を演じる本郷奏多がインタビューに応じ、ヒロイン役・川栄李奈の印象などを語った。
上白石萌音・深津絵里・川栄李奈ヒロイン「カムカムエヴリバディ」
連続テレビ小説105作目となる今作は、連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。安子・るい・ひなたとして、母から娘へとバトンを繋ぐ、戦前から戦後、そして令和までの物語をヒロインの3人が紡いでいく。初代ヒロイン・橘安子を上白石萌音、二代目ヒロイン・るいを深津絵里、三代目ヒロイン・ひなたを川栄が演じる。
本郷演じる文四郎は時代劇に憧れ京都にやってきたが、上下関係が厳しい撮影所の男社会になじめずにいる。染まらず、こびず、けれど努力は怠らず。自分はスターになれると思い込む生意気で無愛想で、ちょっと頭でっかちな男だ。将来の進路に迷うひなたを、大いにかき乱し続ける。
Q1.「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
“朝ドラ”は初めて出演させていただくのでうれしかったです。母に「今度、“朝ドラ”出るよ」と報告したらすごく喜んでくれていました。「毎回見ているからすごくうれしい」と言ってくれたのが、印象的でしたね。朝はなかなか起きられないので僕自身は“朝ドラ”ってこれまであまり見られなかったんですが、もちろん今回は皆さんが作っているものを見ています。出演が発表されたタイミングで特に年配の方や大人の方から「“朝ドラ”出るんだ、すごいね」と言っていただけたので、やはりひとつ“朝ドラ”っていう立ち位置がある、歴史ある作品なんだなと改めて思いました。
Q2.ご自身の役を演じる上で意識されたことや感じられたことはありますか?
「大部屋俳優」ってなんとなく聞いたことはあるけれどそんなに詳しく知らなかったジャンルだったので、色々な資料や実際の大部屋俳優の方のインタビューなどをまとめたものをいただいて参考にしました。独特な文化だなと思いますね。我々のやっている「俳優」とはまた全く違ういろんな常識、しきたりがあって独特な世界だったんだなと思っています。ふだんから役作りについていただいたものはもちろん読むようにしていますし、わからないことがあれば自分でも調べます。僕はアクションの経験はあるのですが、時代劇の「ザ・立ち回り」っていうものをやったことがないんです。殺陣(たて)というのは万が一にも刀が相手の役者さんに当たってはいけないんです。アクションものだったらしっかり戦っているように見える迫力のあるかっこいい映像が最優先なんですけど、時代劇の殺陣はお互いが気持ちよく安全にできることが最優先。同じ刀を振るっていうことでも、やっているスポーツが違う感覚で難しいです。
Q3.共演者の皆さんの印象はいかがですか?
ひなた役の川栄さんはすごく元気で、もちろんお芝居もすてきです。「“朝ドラ”のヒロイン!」という感じで、みんなが愛すべきキャラクターを演じられるのがすごく上手だなと感じました。きっとひなたは、ほっとけないというか、ちょっとどこか抜けているところがあるんだけどそこがまたかわいらしいようなキャラクターになっていくんじゃないかと思います。他にも、虚無蔵さんや轟監督などキャラクターがたった登場人物が多いので、皆さんがどう楽しんでお芝居されるかっていうのが、僕としてもすごく楽しみですね。虚無蔵役の松重さんとはお芝居を一緒にさせていただくのが初めて。たくさん作品を拝見していて、すごく好きな俳優さんのおひとりなので共演が楽しみでした。撮影でご一緒すると結構ラフに話しかけてくださいます。これから一緒のシーンが多くなるので、松重さんともしっかりコミュニケーションをとって師弟関係を築いていけたらいいなと思っています。
Q4.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
ヒロインが3世代にわたっていて100年を描くというのがすごく斬新。連続ドラマは最初から最後まで見ないと基本的にはわからないような作品が多いと思うんですけど、今回はそれぞれのパートだけでもオムニバスのように楽しめる構成になっているので、「最初から追えてない!」「途中まで見てなかった!」という方でも、ぜひ見ていただきたいですね。もちろん全部見た方がしっかりと深く追えるけれど、途中からでも心温まる脚本になっていると思います。僕自身も一生懸命いい作品にできるようキャラクターに命を吹き込む作業をしています。夢に向かって生きる若者には若いからこそうまくいかないこともあるのですが、そういう中でたくさん頑張っていくキャラクターがひなたと五十嵐だと思っています。視聴者の皆様にはそんなふたりを見て自分の若い頃を思い出したり、我が子のことを思ったりしながら応援していただけたらうれしいなと思っています。
(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
本郷奏多、川栄李奈への信頼「居心地がいい」“稔さん推し”も明かす<「カムカムエヴリバディ」インタビュー>モデルプレス
-
本郷奏多、2022年の抱負は?「ストイックに頑張り過ぎてしまうところがあるので」モデルプレス
-
本郷奏多「カムカムエヴリバディ」で朝ドラ初出演 “若き大部屋俳優”に「精一杯演じたい」モデルプレス
-
本郷奏多・新川優愛・安達祐実ら、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」京都編の新たな出演者発表モデルプレス
-
白石麻衣・本郷奏多ら、横浜流星主演映画「嘘喰い」追加キャスト&公開日決定モデルプレス
-
本郷奏多、運転姿・メガネ姿…“日常”にフォーカスしたカレンダー完成 表紙&特典カット&メイキング映像一挙解禁モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
新原泰佑、“激動の1年“経てマインド変化「意地やプライドをあまり持たない」柔軟な思考が飛躍のカギに【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
K-1大久保琉唯、注目選手として期待されることへの心境「考え方が変わってきた」魔裟斗からの嬉しかった言葉とは【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
“K-1ベストラウンドガール”冨樫秋穂「怒られるまでもうちょっといけたかな」歴代と違うキャプテン像を振り返る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【KAWAII LAB.(カワイイラボ)チーム紫】なかなかプライベートの予定合わず SWEET STEADY塩川莉世「先輩が手強いんです」<インタビュー連載Vol.2>モデルプレス
-
【KAWAII LAB.(カワイイラボ)チームピンク】村川緋杏・栗田なつか・桜庭遥花は「系統の違うバブ」特典会後のプライベート交流も告白<インタビュー連載Vol.1>モデルプレス
-
超ときめき宣伝部・菅田愛貴の“アイドル論” 「ラヴィット!」秘話・支えとなった言葉も【「すのあき」インタビュー後編】モデルプレス
-
超ときめき宣伝部・菅田愛貴、念願叶い号泣 母との写真集共演の裏側も語る「何回も断られた」【「すのあき」インタビュー前編】モデルプレス
-
吉岡里帆「御上先生」生徒役キャストから刺激 間近で見て驚いた“圧巻の芝居”明かす【インタビューVol.3】モデルプレス
-
吉岡里帆が語る松坂桃李の“完璧な芝居”「尊敬できる先輩」再共演経て感じたこととは【「御上先生」インタビューVol.2】モデルプレス