山本舞香(C)モデルプレス

山本舞香、原動力となる大切な存在語る デビュー10周年で思う“芸能界での居場所”とは

2021.10.01 00:00

女優の山本舞香が、24歳の誕生日を迎える10月13日に、デビュー10周年記念アイテムで約6年ぶりとなるカレンダー「山本舞香 2022 カレンダー」を発売する。山本がモデルプレスの単独インタビューに応じ、コンセプト・衣装・撮影方法をセルフプロデュースした同作に込めた思いや、デビューから歩んできた10年の日々、そして仕事をする上で大切にしていることなどを語った。

山本舞香、新カレンダーに込めた思い「ファンの方がいての自分」

山本舞香 (提供写真)
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― カレンダーの発売、おめでとうございます!

山本:ありがとうございます!今回はこういう時期で、どうしたらファンの方との交流の場を設けられるかを考えて、カレンダーを出させていただきました。

― 今回は「素の日常」バージョン、「ファッショナブルでエモいスタイル」バージョンと、2つのコンセプトがあります。それぞれ、どんな仕上がりになりましたか?

山本:今までは、自分で多くを決めてこなかったので。しかし、今回は“言葉にできないものを、撮ってもらって、表現したい”という思いがあって。カレンダーの限られたページの中で表現できるものって本当に少ないから、すごくいろいろなことを考えました。そして今回どういうものを作りたいか考えてみると「自分らしさ」を表現したいなと思って、「愛犬」と「自分の着たい服」をプランにあげて、「素の日常」バージョン、「ファッショナブルでエモいスタイル」バージョンの2パターンになりました。

山本舞香 (提供写真)
山本舞香 (提供写真)
― 「自分の着たい服」って素敵ですね。

山本:私はそんなに陽気なキャラではないのですが、服は好きで。普段から自分の思ったことを口に出して言うので、“きつめなイメージ”からの“黒が好き”っていうイメージがあると思うのですが、最近は明るめな服も良く着るので、表紙の衣装についても、明るめなものを選びました。黒の衣装でもいいなという風に思ったのですが…。なんていうのかな?「まだ透明感ありますよ」じゃないけど(笑)。

― 透明感、すごくありますよ!

山本:(笑)。「透明感ありますよ」っていう、ピュアなものを持っていることを表現したかったなっていうのはありますね(笑)。スタッフさんもたくさん協力してくださって、いいものが撮れたと思います。

山本舞香 (提供写真)
山本舞香 (提供写真)
― 見どころはありますか?

山本:細かいところはお伝えできないですが、“こういうメイクをしてこういうファッションをしたら気分が上がる”という部分を見てもらえたら。今回は、本当にナチュラルなメイクなので、そんなに難しい髪型やメイクはしていません。

― 満足いく仕上がりになったと、胸を張って言えそうですね。ファンイベントも考えているとお聞きしました。

山本:はい。イベントもしたいという話をして、色々と考えています。とにかく、私がファンの方と会えるのは、例えば東京ガールズコレクションなどの顔を見合わせられる場所があったのですが、コロナ禍で無観客になってしまって。だからこそ、地方で来られない方のためにオンラインをやるなど、自分から動いてやりたいなと思いました。「ファンの方がいての自分」だと思っているから。今までは、感謝はしていたけど行動に移せなかったところがあったので。「やっとだな」と思いますね。

山本舞香、10周年振り返る 仕事をする上での意識「自分らしく、楽しんで」

山本舞香(C)モデルプレス
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― 今回はデビュー10周年記念アイテムでもありますが、改めてデビューからの10年を振り返ってみると、どんな面で成長できたと感じていますか?

山本:自分の意思をはっきりと言えるというか、そのような環境を作れたかなと思います。まだまだこれからですが、あっという間の10年だったなと思います。

― モデル、女優、バラエティ。それぞれの場所で、しっかり成長できたと感じていますか?

山本:そうですね。慣れていくのではなくて、ずっと新鮮にやっていきたいなと思っています。ファッション、お芝居、バラエティなどすべてにおいて、一つ一つを楽しんで、新鮮にやれたらいいなとは思いますね。

山本舞香(C)モデルプレス
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― 10年間続けることは、デビュー当時に想像していましたか?

山本:していなかったですね(笑)。自分的には「ああ、もう10年」「ああ、そうなんだ…」って感じです。

― 芸能界を自分の居場所にしようと思ったのですか?

山本:“一生(この仕事を)やっていこう”というような、これから先を決めることをしたくはありません。「みなさんに元気を与えられる人間であれば、それでいいのかな」とか「夢を与えられたら、それがいいな」とは思うのですが…。それこそ「このくらいできていたらいいな」とか思うと、新鮮にはお仕事できないし、楽しめないと思います。だからこそ「自分らしく、楽しんで」できたらいいなとは思いますね。もちろんファンの方は大切ですし、スタッフの方への感謝も大事にしていきたいです。

山本舞香(C)モデルプレス
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― これまでの10年間を歩んでくるうえで、特に大切にしてきたことは「自分らしく、楽しんで」ということですか?

山本:「自分らしく」と、それ以上に楽しいことを見つけるというか。もちろんストレスはあるかもしれないですけど、「やりたいことをどんどんやっていきたいな」という気持ちです。

山本舞香、動物の存在が原動力「生きものの大切さを広めたい」

山本舞香(C)モデルプレス
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― 10周年がひとつの区切りになったかと思います。これからの10年後も含め、長期的な目標はありますか?

山本:私には愛犬がいて動物が大好きなので、生きものの大切さを広める運動をしていきたいと思います。生きものに対する“命あるもの”という感覚を分かってほしくって。この仕事をしているからこそできることってあると思います。

― 知名度がある立場だからできる?

山本:知名度というか、SNSなどの発信していける場ですね。そういうものを使いつつ、最終的には、お芝居もしつつ、生きものに対しての大切さを、世間に広めていきたいなと思っています。知名度に関しては、自分が今どの立ち位置にいてどのくらい知られているのか、本当にデビューしてからずっとわからないです。知ったことでプレッシャーに感じるのかもしれないですし、知って良いことはあまりないのかなと思います。

山本舞香(C)モデルプレス
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― そういう意味では、今回のワンちゃんとの撮影も、特別なものになったのではないでしょうか。

山本:ワンちゃんとはいろいろな雑誌や連載で一緒に撮影していますが、やっぱり楽しいですし、本当にかわいいなって(笑)。「この子たちのために頑張ろう」って思います。

― ワンちゃんたちの存在は、山本さんの原動力の一つですか?

山本:そうですね。私の中で、一番大事です。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

山本舞香(やまもと・まいか)プロフィール

山本舞香(C)モデルプレス
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1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。身長155cm。「鳥取美少女図鑑」に掲載されていた写真を見てスカウトされ、2011年、大手企業広告のイメージモデルを務めた。同年7月号よりファッション雑誌「nicola」の専属モデルに加入。ぱっちりとした目や高い鼻の端正な顔立ちはティーンの憧れとなり、人気を博した。

同年7月クールのドラマ「それでも、生きてゆく」で女優デビュー。2015年には“若手女優の登竜門”といわれるJR東日本グループ「JR SKISKI」のCMヒロインに抜てきされ、世間の注目を集めた。以降、数々のドラマ・映画・TVCMなどに出演。ドラマ「ソロモンの偽証」(10月3日よる10:00~/wowow)が控える。

※衣装クレジット:マリナ リナルディ

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